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食前酒は、料理のはじめに飲むお酒のことです。元々はヨーロッパの貴族の間で始まった文化であり、今では高級料理を嗜む際の文化の一つとして浸透しています。
ここではそんな食前酒の意味合いや効果、マナーや種類についてお伝えしていきます。
目次
食前酒を飲むタイミングは、コース料理などの一番はじめです。ご飯を食べ始める前、空腹の状態で飲むのが基本です。なお食前酒は18世紀の後半にイタリアで発祥したと言われており、西洋で発展した文化なので、西洋料理のお店で出てくることが多いです。ちなみにフランス語では「アペリティフ」と呼ばれています。
食前酒には食欲を増進させる効果があると言われています。お酒に含まれるアルコールの成分を適度に取り入れると、胃が活発になり消化液がたくさん分泌されます。これにより食欲が促進され、食事を美味しく感じられるようになると考えられています。そして適度な量の食前酒は、消化器官への負担を和らげる効果も期待できます。
また食事の前にお酒を飲むことで、場が華やいで会話が弾みやすくなるというメリットもあります。会食やデートで楽しむコース料理はもちろん、ホームパーティーなどで食前酒を取り入れてみるのもおすすめです。
食前酒はあくまでも料理を引き立てる役目のものです。そのため極端にアルコール度数が高いお酒は向いていません。アルコール度数の高いお酒を空腹時に一気に飲んでしまうと、胃を傷つけたり、悪酔いしてしまう原因となったりする恐れがあります。
また甘すぎるお酒やクセが強すぎるお酒も食前酒には不向きです。なぜなら甘いお酒やクセの強いお酒は食事を楽しむ前に満腹感を生じさせてしまい、料理を楽しむ際の妨げとなってしまうからです。また香りが料理の味をしてしまうこともあります。
食前酒に向いているのは、酸味や苦味をほんのりと含んださっぱりとしたお酒です。すっきりとした味のカクテルやシャンパン、白ワインなどが好まれます。また日常の食卓なら、ビールを食前酒がわりにするのも良いでしょう。食事や好みに合わせながら、ぜひお気に入りの食前酒を探してみてください。
カクテルの中でも食前酒に向いているのはシャンパンや白ワインをベースにしたものです。またオレンジジュースやトマトジュースなど、酸味のあるドリンクで割ったカクテルは清涼感があるので食前酒に選びやすいです。
カクテルは見た目がカラフルで華やかなところや、アルコール度数が控えめなところも食前酒にふさわしいポイントです。ただしカクテルの中にはマティーニなど高アルコールのものも存在するので選び方には注意しておきましょう。
フランス料理を嗜む際にはシャンパンが定番です。シャンパンは瓶内二次発酵によるきめ細やかな泡が特徴で、喉越しがすっきりとしていて口当たりも良いです。
細身のフルートグラスで飲むことで、ムードも満点になります。特にビジネスシーンやデートなど、ほんのり背伸びしたい日におすすめです。
白ワインは食中酒として親しまれることが多いですが、実は食前酒に選ぶこともできます。できれば甘口タイプではなく、辛口タイプを選ぶのが良いかもしれません。
特にスペインの「シェリー酒」は食前酒の定番として人気です。甘口ではなくやや辛口のシェリーを選ぶのがコツです。
ビールはカジュアルな食前酒として人気です。アルコール度数も5〜8%程度と控えめなので、極端に酔ってしまうことも少ないです。キリリと冷やして喉越しを楽しんでみましょう。
飲みやすいビールがお好みなら、クセが少なくすっきりとした「ヴァイツェン」を選んでみましょう。苦味のあるタイプのビールを食前酒に選びたいなら、「ペールエール」という種類を選ぶのがおすすめです。
私のドリンクメニューの食前酒「ミモザ」 pic.twitter.com/akRVsoSSSK
— たくと@たくのすけ (@sakuramoti0915) December 22, 2020
ミモザはフレッシュオレンジジュースとシャンパンを組み合わせた爽やかなカクテルです。爽快感のある味わいとほんのりとした甘みで、食前酒にふさわしい王道カクテルの一つです。よく冷えたオレンジジュースを使い、細身のワイングラスで楽しむと良いでしょう。
引き続き、冷奴レバノン風ソースがけにアーティチョークなど?野菜の酒粕漬けも良い塩梅になりました!
ブルゴーニュのカシスにはブルゴーニュのシャブリを?キール、久しぶりだけど、食前酒にいいねー?#おうちごはん pic.twitter.com/4lTjKDt9sv
— Nao??♂️ (@naojpfr1) June 19, 2020
白ワインにカシスリキュールを混ぜたカクテルで、ほんのり色づく赤い色が印象的です。見た目がキュートなので、デートシーンにもおすすめです。
キールにおすすめなのは、ブルゴーニュ地方のアリゴテ種という白ブドウから作られるワインです。
今日は銀座のポールボキューズでワイン会。まずはカシスとスパークリングワインのカクテル、キールロワイヤルから。華やかな香りと、フルーティな味わい。食前酒にバッチリだ。 pic.twitter.com/RRZfVn9f
— ます夫 (@MAS_O_99) November 11, 2012
キールの白ワインをシャンパンに変えるとキールロワイヤルというカクテルになります。爽快感のあるキールロワイヤルは、キールと同様に食前酒におすすめです。
シャンパンがベースということもあり、上質なコース料理に組み合わせるのにもふさわしいです。銀座のレストランなど高級店でもよく採用されている食前酒の一つです。
最近ハマっているペリエ千葉のハワイアンレストランのポークジンジャーランチ。食前酒はジントニック. pic.twitter.com/BMaHfbgS0s
— Mr.F(実は大山文樹) (@manilamakati632) June 23, 2020
ジントニックはジンをベースにトニックウォーターを加えて作るカクテルです。爽快感のある見た目と味わいで、食事の邪魔をしにくく食前酒にも向いています。ミントやライムを添えるとより一層爽やかさが増すので、夏の食事シーンにぴったりです。
料理できるまでやること無いのでネグローニを飲んでいます
考えてみれば、ちゃんと食前酒として飲むのは初めてな気がします pic.twitter.com/lCANctLRK4— ぼんば (@bonbagin) May 6, 2020
ネグローニはイタリアで生まれた食前酒のカクテルです。ドライジンにチンザノとカンパリを混ぜて作られます。ほんのりとした苦味のあるカクテルで、食欲を増進させてくれます。ただしアルコール度数がやや高めなので、お酒に弱い方は要注意です。
果実やブリオッシュを感じさせる生き生きとしたアロマが特徴の白シャンパンです。日本国内ではサッポロビールが正規輸入元となり販売しています。6,000円程度の価格で入手できるため、コスパの良いシャンパンをお探しの方にもおすすめです。サーモンや魚介、エビやカニといった料理に合わせるのも良いでしょう。
シャンパンの中でも最も有名と言って過言ではない王道中の王道です。「モエシャン」の愛称で親しまれており、知名度が高いので場を盛り上げるのにぴったりです。
鮮やかな酸味があり、食前酒にもぴったりな1本と言えます。知名度の割には安価で買えるため、ぜひお試しください。
ヴーヴクリコはロゼシャンパンを世界で初めて作ったことで知られています。ヴーヴ・クリコのローズラベルは、そんなロゼシャンパンを気軽に楽しめるようにリリースされた1本です。
フルーティーでフルボディな味わいは、食前酒として完成された存在感を放ってくれます。リッチに楽しめるシャンパンをお探しの方にもおすすめです。
シェリー酒として世界最高レベルの売り上げを誇る1本です。パロミノ種というブドウを使って作られるシェリー酒で、ナッツのような香りとすっきりとした辛口がポイントです。ドライな飲み口で食欲を増進させてくれる効果も期待できます。
スプマンテと呼ばれるイタリア産のスパークリングワインです。プロセッコの基準に該当する1本で、爽快な味わいで人気を集めています。
シャンパンに比べ価格も安く、一本2,000円弱で入手ができます。イタリア料理との相性は特に抜群です。
白ワインの女王と呼ばれるシャルドネ種を100%使用して作られる白ワインです。酸とミネラルのバランスに優れており、とにかく爽やかで初心者でも飲みやすいです。
数千円で買えるワインなので、ちょっと贅沢をしたい日やお土産にも選びやすいです。コルクではなくスクリューキャップであるところも初心者には嬉しいポイントです。
馨和は和テイストを意識して作られたクラフトビールです。赤と白があり、赤は山椒のスパイシーな味わい、白はゆずの爽やかな味わいが特徴です。どちらも爽快感がある味で、食前酒におすすめです。特に和食に合わせるビールをお探しの方はぜひチェックしてみてください。
すっきり味のビールをベースにレモン果汁を加えたドリンクです。フレッシュでフルーティーな味わいなので、苦いビールが苦手な方でも親しみやすいです。アルコール度数も4%と控えめなので、悪酔いを防ぎたい方にもぴったりです。
イネディットは高級レストラン「エルブジ」のアドリア氏及びソムリエチームが、バルセロナのビールメーカーと共同開発した高級ビールです。“セレブを迎えるためのビール”がコンセプトで、上質な料理の食前酒として選ぶことができます。
リコリスやコリアンダーシード、オレンジピールといったスパイスの味が効いています。ビールジョッキではなくワイングラスで飲むと雰囲気がさらによくなります。
食前酒は気軽に出てくるドリンクのように感じますが、あくまでも“お酒”です。飲みやすいカクテルタイプでもアルコールが含まれていることがほとんどなので、ドライバーの方は飲むことができません。飲んだ場合は通常のお酒と同様に、運転を控えるようにしておきましょう。また妊娠中の方や授乳中の方も注意です。
もしお店で食前酒を案内された場合も、飲めない事情がある方や飲みたくない方は断ってしまって構いません。どうしても食前酒の雰囲気を味わいたいという場合は、ノンアルコールで作ってもらうことができないか予め相談しておくのも良いでしょう。
食前酒はあくまでも嗜むお酒であり、ガブガブと一気に飲むものではありません。飲みすぎると酔いが進んでしまい食事も食べられなくなるので、1〜2杯程度にとどめておきましょう。
なお食前酒の味が気に入った場合は、食事中も引き続き飲むことができます。食前酒だからと言って食事前にしか飲めないというルールもないので安心しましょう。
食前酒は食事の前に飲むアルコールではありますが、飲んだ味わいが口元に残るため食事との相性がかなり重要です。料理の種類によって合うお酒も変わってくるので、どんな料理を食べるのかをベースに、お酒を決めるようにしましょう。
迷った場合はソムリエやお店のスタッフに相談してみるのがおすすめです。イタリア料理ならイタリアのお酒、フランス料理ならフランス産のシャンパン、ドイツ料理ならビールなど、国から料理との相性を考えてみるのもいいかもしれません。
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今回は食前酒の意味やおすすめ品をご紹介しましたが、いかがでしたか?
食前酒のメリットや選び方を知ると、料理をより一層楽しむことに繋がります。高級料理店だけでなく自宅やホームパーティーでも楽しめるので、ぜひ食事シーンに取り入れてみましょう。
なお食前酒のつもりで用意していたが未開封のまま余ってしまったというお酒は、「お酒買取」を利用するのがおすすめです。リンクサスではシャンパンなど人気アルコールの高価買取を行っているので、売りたいお酒がある方はぜひお気軽にご相談ください。
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