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近年はハイボールブーム・ウイスキーブームで、国内外のウイスキーに大きな注目が集まっています。特にウイスキーの本場と言われるスコットランドの“スコッチ”には、今まで以上にファンが増えてきています。
デイリー向けウイスキーから一歩進んだクオリティの銘柄に挑戦したいという方には、「バランタイン」をおすすめします。バランタインはスコッチの王道と言われるブレンデッドウイスキーで、飲みやすく、それでいてリッチな飲み心地を堪能できます。
今回はそんなバランタインにフォーカスを当てて紹介していきます。「バランタイン ファイネスト」や「バランタイン17年」など、ボトルによる違いや価格なども解説していくのでぜひ参考にしてみてください。
目次
飲み比べ
本日はバランタイン3種飲み比べます。さすがブレンデッドスコッチの王道。安定の美味しさです。明日からも忙しそうですが、ウイスキー飲んで頑張ろう!#TWLC pic.twitter.com/Ng9q27LDdo— ひらぱー (@hirapa100) July 3, 2022
バランタインはスコットランドで作られるウイスキー、いわゆるスコッチウイスキーの銘柄です。ただし単一の蒸留所で作られるシングルモルトではなく、複数の蒸留所、そしてモルト原酒とグレーン原酒をブレンドさせたブレンデッドウイスキーとなります。
モルトウイスキーが非常に個性が強い特性を持つのに対し、ブレンデッドウイスキーは原酒を組み合わせることで生まれるバランスの良さに定評があります。また価格面でもシングルモルトよりお手頃なので、コスパが良くスコッチ初心者にも親しみやすいのが特徴です。
バランタインはブレンデッドスコッチの中でも非常に人気が高く、世界中で飲まれている銘柄となります。もちろん日本にも多くのボトルが輸入されていて、食卓やバー、レストランなど幅広い場面で親しまれています。
バランタインはウイスキーの名門スコットランド各地から厳選された原酒を組み合わせています。原酒に選ばれるモルトウイスキー・グレーンウイスキーの数は総数40以上にものぼります。この原酒たちをマスターブレンダーと呼ばれるウイスキーづくりのプロが丁寧に組み合わせることで、調和の取れた華やかな香り、そしてエレガントで洗練された味わいが生まれるのです。
そんなバランタインの魅力は、穏やかで軽やかな口当たりと飲みやすさにあります。手頃なノンエイジから30年などの長熟ボトルなど多くのラインナップがあり、気分や予算に合わせて楽しめるのもバランタインの魅力と言えます。
バランタインにはとにかく多くの原酒が使用されていますが、中でも味わいの芯となる「キーモルト」が存在します。キーモルトの特徴を知ることで、バランタインがどのようなウイスキーであるのかを想像しやすくなるでしょう。
“ザ・スコッチ”と呼ばれるバランタイン17年のキーモルト、別名「魔法の7本柱」に選ばれているのは以下の銘柄です。
バランタインに使われる原酒はとにかく個性豊かで、これらのキーモルトが組み合わされることによりひとことでは言い表せないほどの深く奥行きのある味が生まれます。バランタインを飲んで味わいを好みだと思ったなら、これらのスコッチのキーモルトに挑戦して飲み比べてみるのも面白いかもしれません。
スモーキー香や木香を強めすぎることなく、なめらかで豊かな味と香りが表現されたバランス型のウイスキーです。バニラやハチミツを思わせる、甘く華やかなバランスの良さがあります。
個性が穏やかなので非常に飲みやすく、スコッチ初心者にもおすすめです。また手頃な価格で入手しやすく、デイリー用ウイスキーにもピッタリです。
バランタイン7年は、いわゆる7年もののウイスキーです。バランタインの長熟ものの中では一番年数表記が短く、気軽にトライできるのが魅力です。
スコッチ原酒をバーボン樽で熟成することで生まれる、芳醇な香りがポイントです。口に含むと熟したりんごや洋梨のようなニュアンスを感じられます。
バランタイン12年は、12年以上の熟成原酒を掛け合わせて作られるウイスキーです。原酒は40種類以上使われていて、複雑ながらもバランスの取れたクリーミーな味わいを堪能できます。
まろやかな中にもしっかりとキレがあり、フィニッシュには潮のようなニュアンスもあります。甘やかなだけでない、芯のある美しいウイスキーを飲みたい方におすすめです。
バランタイン17年は、酒齢17年以上の長期熟成原酒を組み合わせた特別なウイスキーです。スコットランド各地の厳選された原酒がセレクトされていて、「ザ・スコッチ」と呼ばれるほどの人気があります。
1937年の発売以来確かな地位を確立してきたボトルで、気品のある深い香りと繊細さを持ち合わせています。バニラや樽香が美しく、クリーミーな甘さの中にほんのりとしたスモーキー・ピートも堪能できます。
バランタイン21年は、最低21年以上熟成されたウイスキーをブレンドした特別な一本です。りんごや花のようなフローラルで華やかな芳香に、洗練された味わい、そしてヒースやリコリス、スパイス感もあります。ミディアムボディで飲みやすく、後味はドライシェリーのような余韻が長く続きます。
バランタイン30年は、長期熟成を見た目から感じさせる深い黄金色をしています。中には最低30年以上の熟成されたウイスキーがブレンドされていて、まさに最高峰のクオリティを感じることができます。
バニラ香・樽香といった超熟タイプのバランタインらしい香りで、口に含むと他のボトルとは違った力強さ、シェリー樽の豊かさも感じられます。複雑な強さがありながらも非常に柔らかく、エレガントな余韻も存分に堪能できます。
バランタイン バレルスムースは、内側を丁寧に開いたアメリカンオークの樽で、このボトル用にブレンドされた原酒をフィニッシュさせているのが特徴です。焦がした樽を使うことで生まれるほのかなスモーキーさ、そしてキャラメルやバニラのような濃厚な甘みがポイントです。
スムースな口当たりでクリーミーさがあり、心地よいクラフト感を楽しめる1本です。
バランタイン マスターズは、長期熟成モルトの中に軽やかなグレーンを掛け合わせたバランス感に優れた1本です。キーモルト「グレンバーギー」が生み出すシトラス・オレンジのような香りの中に、「ミントダフ」のクリーミーさが加わっています。
濃醇なフルボディタイプのウイスキーで、いつもよりちょっとリッチな時間を過ごしたい時におすすめしたいです。
バランタイン トリビュートリリースは、マスターブレンダーであるサンディー・ヒスロップ氏がこだわりの製法で作り上げたスペシャルな17年もののウイスキーです。日本限定ボトルとしてリリースされています。
通常のアメリカンオーク樽だけでなく、ヨーロピアンオーク樽・ファーストフィルのアメリカンオーク樽を使用しているのがポイントで、冷却ろ過をしないノンチルフィルタード製法で旨味をしっかりと閉じ込めています。
シリーズ
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希望小売価格(税抜)
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バランタイン ファイネスト | 200ml:640円 700ml:1,390円 1,000ml:2,100円 1,750ml:3,200円 |
バランタイン 7年 | 700ml:2,100円 |
バランタイン 12年 | 350ml:1,520円 700ml:2,800円 |
バランタイン 17年 | 700ml:9,000円 |
バランタイン 21年 | 700ml:20,000円 |
バランタイン 30年 | 700ml:80,000円 |
バランタイン バレルスムース | 700ml:1,900円 |
バランタイン マスターズ | 700ml:5,000円 |
バランタイン 17年 トリビュートリリース | 700ml:10,000円 |
バランタインは現在、日本国内ではサントリーが正規店となり輸入をおこなっています。サントリーがリリースする正規品の定価(希望小売価格)は上表の通りです。
基本的にバランタインは流通量が多く、今のところ定番ボトルであれば定価とほぼ変わりない価格で入手ができます。大型の酒販店はもちろん、Amazon価格や楽天価格も高騰していないのでウイスキーの中でも狙い目と言えるでしょう。
特に「バランタイン ファイネスト」「バランタイン 12年」あたりはボトルサイズも豊富であり一本あたり3,000円未満で買えるので、デイリー向けのウイスキーにぴったりです。特別な日にリッチな味わいのバランタインを試してみたくなったら、「バランタイン17年」や「バランタイン21年」あたりにトライしてみるのも良いでしょう。
ネットショップのバランタインのラインナップを見ていると、サントリーのリリースする「国内正規品」の他にも「並行輸入品」と書かれたバランタインのボトルが販売されていることがわかります。並行輸入品の場合、正規品よりも安い価格で入手できることが多いです。例えばバランタイン30年の場合、正規品の定価は8万円ですが、並行輸入品なら約34,000円で入手ができます。
バランタイン17年
ウイスキー嫌いな人いなくなるレベルで美味しいんだけど… pic.twitter.com/YDCz13sNUF— U作【非公式】 (@Yu200000000) July 6, 2022
うーんやっぱりバランタイン7年好みじゃないなぁ。あくまでまずいわけじゃなくて好みではないという話。
— 祝月(いわつき) (@SAITAMA0609) April 6, 2021
バランタインは流通量が多いウイスキーであるため、実際に飲んでみたという方が多く見受けられました。感想は美味しいといった声が非常に多く、特に「バランタイン17年」のボトルは人気が高かったです。普段一本1,000円以下などデイリー向けのウイスキーしか飲んでいないという方にとっては、感動を覚えるレベルだと言えるでしょう。
その一方で普段からシングルモルトや高級ウイスキーに親しんでいる方にとっては、「バランタイン ファイネスト」や「バランタイン7年」では物足りないという声も見受けられました。バランタインはあくまでもブレンデッドウイスキーであるため、個性の強いリッチなモルトを飲みたい人にとっては不向きかもしれません。
バランタイン自体はレベルの高いウイスキーであるため、味わいが好みであるか否かは個人の趣味嗜好によるところもあります。気になっている方はまず挑戦してみて、自分の舌に合うのかを確認してみると良いでしょう。
バランスに優れたバランタインのウイスキーは、さまざまな飲み方で楽しめることも魅力です。ストレート・ロック・ハイボールなど、自分に合った飲み方を探してみるのも面白いでしょう。
特にバランタイン17年、バランタイン21年、バランタイン30年といった長熟ボトルはストレートがおすすめです。ストレートで飲むことにより、繊細で美しく、奥行きのある味わいを堪能しやすくなります。
またストレートで飲んだ後は、わずかに水を加えて変化を楽しむのもありです。水を数滴加えることで華開いた印象になります。
バランタインの味わいはハイボールでも美味しく楽しめます。年数表記のないノンエイジやバランタイン7年などを飲む場合は、ぜひソーダで割ったハイボールにも挑戦してみてください。
なおハイボールを作る際はウイスキー:ソーダ水=1:3〜4程度がおすすめです。レモンやライムを添えて爽快感をプラスしても良いでしょう。
このバランタイン17年のフレグランススタイル美味しいな。
オフィシャルHPに載ってるだけある。すっと入ってきて、口の中で華やかな香りが立ってくる。#TWLC#バランタイン17年 pic.twitter.com/j8JKpPOnyC
— 若旦那 (@wakadanna1975) February 2, 2021
バランタインフレグランススタイルとは、公式ページでも紹介されている「大ぶりのグラスでバランタインを愉しむ飲み方」です。大きめグラスで堪能することで、バランタインの持つ香りをより一層感じ取ることができます。
おすすめは「バランタイン17年」です。大きなグラスにかちわり氷を2〜3個ほど入れてから、バランタイン17年を注ぎマドラーで混ぜてみてください。そのまま口に運ぶと、洗練された甘やかなフルーティーさを楽しむことができます。
バランタインは人気のスコッチです。そのためお酒買取市場でも安定した人気があります。特に高額買取となりやすいのが「バランタイン30年」のボトルで、古く希少なボトルであればそのぶん買取額も高くなります。
バランタインは基本的に未開封で状態が良ければ全て買取対象になりますが、ボトルによって評価額が変わってくるので注意です。まずはプロの査定員がいる買取専門店で相談し、少しでもお得に売れる方法を探すことをおすすめします。お酒買取専門店リンクサスでは、ただいまバランタインの買取を強化しているのでぜひご利用ください。
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王道のブレンデッドスコッチとして人気を誇るバランタイン。旨さの秘訣は、40種類以上もの原酒を組み合わせたブレンドのバランスの良さにあります。
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