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ニッカウヰスキーの「宮城峡」は、ウイスキーファンの中でも特に人気の高いブランドの一つです。華やかな香りと甘みのあるニュアンスで、国内・国外問わず多くの方に愛されています。
そんな宮城峡ですが、人気が高いが故に高騰化していることも話題となっています。2024年春には更なる値上げも予定されていて、ますます価格が高くなっていくと考えられています。
ここではそんな宮城峡について深掘りしていきます。ラインナップや人気の理由が気になる方は必見です。
目次
宮城峡は日本国内で作られる純国産ウイスキー(ジャパニーズウイスキー)です。ニッカウヰスキーが所有する宮城峡蒸溜所にて製造されているシングルモルトウイスキーであり、同じニッカウヰスキーの「余市」や「竹鶴」とともに大きな人気を集めています。
ニッカウヰスキーはサントリーと並び、日本の2大ウイスキーメーカーの一つと数えられています。安価なデイリー向けウイスキーなども多く手がけていますが、宮城峡は数あるニッカウヰスキーのラインナップの中でもトップの位置付けです。いわゆる「高級ウイスキー」の一つと言える存在です。ウイスキーがお好きなら、ぜひ知っておきたい銘柄の一つとも言えるでしょう。
近年は国産ウイスキーのプレミア化や高騰化が話題に上がっていますが、ニッカウヰスキーの宮城峡もその一つです。ノンヴィンテージの定番品ですらなかなか見かけることが難しく、簡単に購入することができません。
限定品やヴィンテージ物は特に価値が高く、1本に何万円という値段がつけられているような状況でもあります。憧れのウイスキーとして宮城峡の名を挙げる方も多いほど、高い人気を集めているブランドです。
宮城峡のシングルモルトは、甘いニュアンスと華やかな香り、そしてスムースで飲みやすい味わいが特徴です。「女性的」と表現されることも多いウイスキーで、口に含むとりんごや洋梨、バニラのようなニュアンスを感じ取ることができます。
宮城峡蒸溜所は杜の都・仙台から西へ約25km、山形県との境に近い場所にあります。この場所はニッカウヰスキーの創業者であり「日本のウイスキーの父」とも呼ばれる竹鶴政孝が、ウイスキーへの新たな挑戦のために選び抜いた挑戦の土地でした。
ニッカウヰスキーはすでに第一蒸溜所として北海道の余市蒸溜所を所有していましたが、あえて余市とは違うモルトを作るために宮城峡蒸溜所を建設したと言います。緑豊かで多くの清流に囲まれた宮城峡蒸溜所では、「蒸気間接蒸留方式」という手法でフルーティーな原酒が作られます。
採用されているポットスチルは上向きのラインアームを持つ“バルジ型”のものであり、ウイスキー原酒はじっくりと時間をかけて蒸留されていくのが特徴です。この蒸留の中では何度も蒸気が繰り返し釜に戻るため、香味成分が凝縮され、ふくよかな甘みのあるモルトに仕上がるのです。
こうして出来上がる宮城峡モルトは、ニッカウヰスキーには欠かせない存在となっています。シングルモルトとして愛されているのはもちろん、「竹鶴」などのピュアモルトウイスキーや、そのほかのブレンデッドウイスキーにも使われていて、ニッカウヰスキーの美味しさを支える存在であることが明らかになっています。
続けて
「余市(ロック)」?
宮城峡とは違いスモーキー?
だけど、甘味も後から追いかけてくる❗ pic.twitter.com/LLbLR3XePZ— I_listen_oyama(おおやま) (@I_listen_oyama) April 26, 2020
宮城峡と対のような存在に「シングルモルト余市」があります。余市は前述したニッカウヰスキーの第一蒸溜所・余市蒸溜所にて作られるモルトウイスキーになります。
余市と宮城峡は同じニッカウヰスキーのシングルモルトであり、価格帯も同等になっています。しかし蒸溜所が異なっているため、味わいには大きな差があります。
具体的には宮城峡が女性的と表現されるのに対し、余市は「男性的」と言われるウイスキーであることが挙げられます。力強くスモーキーで、複雑さと奥行きのある味わいがポイントになっています。
余市蒸溜所は北海道の余市という非常に寒い場所にあります。ここはウイスキーの本場、スコットランドに似た環境であることから選ばれました。
「石灰直火蒸留」という手法でウイスキーを蒸留していて、出来上がるウイスキーはスモーキーでピーティーな仕上がりになります。香ばしく潮の香りを堪能できるシングルモルトであり、宮城峡とともに大きな人気を集めています。
またニッカウヰスキーの人気銘柄にはこのほか「竹鶴」というウイスキーもあります。
シングルモルト宮城峡には、熟成年数の違いなどで複数のボトルが存在しています。また期間限定のボトルもあるので、ぜひチェックしてみましょう。
ここからは宮城峡の人気ボトルをいくつか紹介します。
シングルモルト宮城峡のノンヴィンテージボトルです。宮城峡の中でも最もスタンダードな1本で、現行品としてリリースされているため宮城峡の中では比較的手に入りやすいです。
りんごや洋梨を思わせる華やかなアロマに、樽由来のバニラ香がうまく調和しています。余韻も柔らかく、非常に飲みやすい仕上がりで愛されています。
シングルモルト宮城峡10年には、酒齢10年以上のモルトのみが使われています。クリーミーで繊細な甘さが特徴で、口当たりはシルクのようになめらかです。
2003年9月に登場したボトルでしたが、今はすでに終売となっています。そのため定価は4,500円(税抜)でしたが、流通品は5万円ほどの価格まで高騰しています。
宮城峡の12年ボトルも、2003年9月に登場しました。当時は定番ボトルの一つであり、7,000円(税抜)の価格で購入が可能でした。しかし現在は終売となっていて、7万円強の価格がつけられています。
高騰していても買い手がつくほどの人気を集めるこのボトルは、ISC金賞受賞歴もあるほど世間的に認められています。宮城峡らしいフルーティーさが熟成味を増していて、イチゴや焼きリンゴのようなニュアンスを楽しむことができます。
宮城峡10年、宮城峡12年とともに2003年より発売されていたボトルで、宮城峡の中でもかなり貴重な1本です。当時1万円で販売されていたボトルに、今は15万円以上の値がつけられています。
樽香や蜜のような甘さがつよく、黒砂糖やかりんとうに近い香ばしさも堪能できます。カラメルやナッツ、ウッディーなニュアンスも感じられる深みのある1本です。
明日は「シングルモルト余市 / 宮城峡 #アロマティックイースト 」の発売日です!#宮城峡蒸溜所 では、両商品を明日9/27より有料試飲会場にて一杯900円でご提供します。酵母の違いで生まれる特徴ある香りをお楽しみください!
なお、ボトルでの販売はございませんのでご了承ください。 pic.twitter.com/dLYah3HNX8— ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所【公式】 (@nikka_miyagikyo) September 26, 2022
シングルモルト宮城峡アロマティックイーストは、2022年9月に数量限定で発売されたウイスキーです。国内10,000本、海外10,000本と流通量が限られていたことから、今は希少価値が増しています。
熟したアプリコットのような香りが特徴のボトルで、柔らかなモルトの中に絶妙なピートも重なります。アルコール度数47%とやや高めですが、それを感じさせないまろやかさがあります。
シングルモルト宮城峡シェリー&スイートは、宮城峡蒸溜所限定で販売されているボトルです。シェリー樽の個性が色濃く出ているボトルで、贅沢な甘みとウッディーなニュアンス、高いアルコールが特徴です。
個性が強いため好みが大きく分かれるボトルですが、熱狂的なファンがいることでも知られます。シェリー好きにおすすめしたい1本です。
シングルモルト宮城峡ピーテッドは、2024年に創業90周年を迎えるニッカウヰスキーの記念ボトルの位置付けで作られました。「NIKKA DISCOVERYシリーズ」の第一弾であり、今までの宮城峡の定番を覆すような仕上がりとなっています。
宮城峡といえばフルーティー、甘いというイメージが強いですが、こちらはあえてピーテッドモルトのみを使って作られています。宮城峡の芳醇さを保ちながら、スマートなピートも楽しむことができます。
定番ボトルである宮城峡NVの定価は4,500円(税抜)です。しかしお店によっては、これ以上の高い価格がつけられている場合があります。
例えばインターネットの流通品を見ると、1本7,000円に近い価格がつけられているような状態です。定価に対して1.4倍ほどの価格となっており、宮城峡がいかに人気であるかがわかります。
また宮城峡10年、12年、15年といった終売ボトルや宮城峡アロマティックイーストなどの限定品は、数が限られていることからさらに高騰しているような状況です。ボトルによっては発売時の10倍以上の価格がつけられているものも存在していて、価格は年々上昇し続けています。
終売品、限定品はそもそも入手自体が困難であることが多く、普通の酒屋には売っていません。どうしても定価で手に入れたいという時には、ウイスキー抽選販売などでまずは売っているところから探す必要があるでしょう。
宮城峡が高騰している理由の一つに「原酒不足」が挙げられます。宮城峡をはじめ、ジャパニーズウイスキーの多くのブランドはいま大きな原酒不足に悩まされています。
これは生産量をはるかに上回る人気が出てしまったことによるものです。宮城峡の10年、12年、15年といった熟成ボトルが全て終売となったのも、あまりの人気ぶりに原酒が不足し、生産が難しくなったためだと考えられています。
ウイスキーの製造には何年もの歳月を要します。そのため人気が高くなり原酒が不足したからといって、急激に生産量を増やせるわけではありません。宮城峡の品薄は、今後もしばらく継続していくことでしょう。運よく定価で入手ができた方は、かなりラッキーと言えるでしょう。
宮城峡はもともと高額なウイスキーですが、2024年4月にさらなる値上げとなることが発表されています。定価4,500円(税抜)→7,000円(税抜)と、約56%の価格改定が行われるので注意しておきましょう。
値上げとなるのは2024年4月1日以降の出荷分からとなります。これに伴って、流通品も値上げになることが予想されます。
価格が高騰している宮城峡は、お酒買取においても高値がつくボトルになります。もし未開封で飲まない宮城峡をお持ちなら、ぜひお酒買取査定の利用を検討してみましょう。
宮城峡はノンヴィンテージの定番ボトルでも、数千円〜といった高額買取になります。希少な終売品や数量限定品の場合は、定価よりも高額で売れるケースが多いです。
宮城峡を売る際は、できるだけ綺麗な状態にしてから買取査定に出すようにしましょう。箱や冊子などの付属品がある場合は、全て揃えた状態(完備品)にして査定に出すことを心がけてみましょう。
またコレクション等で宮城峡を長期の間飾っていたという方は、ボトルや箱に汚れ・埃などが付いていないかを確認しておきましょう。取り除ける汚れはできるだけ取り除いてから査定に出しましょう。
もちろん査定に出す時だけでなく、日頃から正しく丁寧に保管しておくことが大切になります。特に宮城峡のようなウイスキーは直射日光や高温に弱いため、気をつけながら冷暗所で保管することを意識してみましょう。
宮城峡の買取査定をお考えの方は、お酒買取専門店リンクサスまでぜひご相談ください。リンクサスでは、ただいま宮城峡のような人気ウイスキーを買取強化しています。
宮城峡NVはもちろん、宮城峡10年、12年、15年といったボトルも高額買取を行っています。またこの記事で紹介していないような限定品に関しても、査定が可能です。
リンクサスは店頭買取・出張買取・宅配買取の3通りの方法にて買取査定を受け付けています。また電話やオンライン、LINE上からの簡易査定にも対応しています。
査定は全て無料、お客様負担0円でご利用いただけるのでご安心ください。気になることがあれば、ぜひお気軽にご連絡ください。
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