ニッカウヰスキーの名作とも言われる「余市」のシングルモルトウイスキー。ジャパニーズウイスキーの中でもスモーキーさを感じる個性のある味わいで、熱狂的なファンを集めるブランドとなっています。
そんな余市ですが、ジャパニーズウイスキーのブームとともに入手が困難となり、価格が高騰していることでも知られています。
中には終売となったボトルも存在していて、その希少価値は上がり続けています。今でも旧ボトルに買い手が集まるほど根強い人気があり、コレクターからも注目を浴びる銘柄となっています。
今回の記事では、ニッカウヰスキー余市の味わいや魅力、定価購入状況などについても詳しくご紹介します。
また余市をお酒買取に出したいと方も是非ご参考にして、どのように買取に出せば高値になるのかをしっかりと押さえておきましょう。
目次
シングルモルト余市の定価
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シングルモルト余市 700ml | 定価:7,700円(税込) |
シングルモルト余市の定価は700mlボトルで7,700円(税込)です。ニッカウヰスキーの展開するウイスキーの中でも高額であり、宮城峡や竹鶴と並んでトップのウイスキーとなっています。
なお余市は少し前まで1本4,000円前後で購入できるウイスキーでした。しかし2024年4月に大幅な値上げが行われています。
値上げとなった後も人気は続いており、店頭でもなかなか見かけることが難しいウイスキーの一つになっています。余市は「ジャパニーズウイスキー」の定義にも当てはまるウイスキーであり、日本国内はもちろん海外からも注目を集めるブランドとなります。
余市シングルモルト箱付き定価購入?
地元だけあって、やまやありすぎ問題w pic.twitter.com/8B7fNtzrrI
— ワタナベ牧場 (@nabe_tatsu1208) September 12, 2024
「余市」としてこれまでリリースされてきたウイスキーには、複数の種類があります。
余市の中でも定番品となっているのが“ノンエイジ品”と呼ばれる年数表記のないボトルです。こちらは通年リリースされているため、希少ではあるものの定価購入できるチャンスがあります。
特に値上げ後は購入しやすくなったという意見が多く挙がっています。「イオン」などのスーパーや「やまや」などの酒屋での購入報告がみられています。定価購入を狙いたいという方は、ぜひ探してみましょう。
ただし上記でも述べたように余市は人気のウイスキーであるため、ノンエイジ品であっても常に定価で買えるというわけではないので注意しましょう。タイミングによっては品薄になっている場合があったり、ショップによっては定価よりも高額なプレ値で販売されていたりというケースがあります。
シングルモルト余市を購入する際は、販売価格に注意しておきましょう。化粧箱(カートン)の有無でも価格が変わることがあります。
余市10年の年間生産本数は国内で9,000本です。定価は700mlボトルで13,200円(税込)です。
数量限定品である余市10年は、定価で販売されるケースが少なく、基本的にはプレ値が付けられていることが多いです。実際にオンラインのショップでの相場は30,000円前後となっており、定価の2倍以上にまで価格が膨れ上がっています。
一方で百貨店などが定期的に実施する抽選販売を狙えば、余市10年を定価で買えることがあります。高島屋などで抽選販売が実施されているので、最新情報をぜひチェックしてみましょう。
現行リリースされている余市はノンエイジ品および数量限定の余市10年のみです。一方で過去には「余市12年」「余市15年」「余市20年」といったボトルも存在していました。
過去にリリースされていた余市は、現在入手が困難であることからプレ値が付けられています。例えば余市20年には、40万円近い価格が付いています。
余市のヴィンテージは値段さえ出せば入手自体はできるかもしれませんが、定価購入となると非常に難しいでしょう。しばらくは再販予定もないようなので、今後も高騰化は続くと予想されています。
余市蒸留所見学まとめ(2021/7/16)
・見学はネット予約必須、枠が空いてれば当日電話でも予約可
・沖縄と東京人は見学不可(大事)
・売店だけなら予約なしで入場可
・有料試飲は2杯まで、余市のシングルカスク(非売品)飲める
・売店は限定品は殆ど購入可、購入制限あり、なぜか宮城峡の限定品も購入可 pic.twitter.com/dw7J86P9ul— ウイおじの原罪 (@whisky_oji3) July 16, 2021
ニッカウヰスキーの余市蒸留所には、試飲コーナーがあり無料試飲・有料試飲ができます。有料試飲のラインナップには現在リリースされていない余市の非売品がラインナップされていることもあり、訪れた方からの人気を集めています。
また蒸溜所では「蒸溜所限定」のウイスキーも販売されています。シングルモルトウイスキーは「 シェリー&スイート 」「 ウッディ&バニリック 」「 ピーティ&ソルティ 」の3種類。
蒸溜所の公式ショップなら、もちろん限定品であっても定価で購入することができます。余市蒸溜所は北海道の余市にあります。お近くの方や観光に行く予定がある方は、ぜひ立ち寄ってみると良いでしょう。
なお見学や試飲を希望される方は、事前に蒸留所の公式ホームページを調べてから、予約を入れておくようにしましょう。
余市蒸溜所は見学も可能です。蒸溜所見学は予約必須、ミュージアムやディスティラリーショップのみの利用であれば予約は不要です。
予約の必要な見学には無料の「ガイドツアー」、有料の「セミナー」があります。それぞれ定員が決まっているので、参加予定の方は早めに申し込んでおくようにしましょう。
所在地:〒046-0003 北海道余市郡余市町黒川町7-6
公式 余市蒸溜所 見学ガイド
ニッカウヰスキー余市とは、北海道の余市蒸留所で作られたジャパニーズウイスキーです。
「ジャパニーズウイスキーの父」とも呼ばれるニッカウイスキーの創業者・竹鶴政孝が、本場スコットランドで得たウイスキーの製造技術を日本へ持ち帰り、「日本人の口に合うウイスキーを作りたい」という希望を込めて余市は生まれました。
1934年に余市蒸留所で製造が開始され現在では、空前のハイボールブームや朝の連続テレビドラマ「マッサン」の影響を受け、あまりにも人気が爆発し原酒不足により、現在では多くの余市シリーズが販売終了となってしまいました。
しかし、余市は今でも全国に多くのファンを抱え、買取市場ではプレミア級の価値がつくほどに至っています。
余市蒸溜所は、1934年に造られ、1940年に最初のウイスキーが誕生しました。
1934年当時は、余市町がリンゴの産地であるということから「大日本果汁株式会社」という名前で設立しました。設立からしばらくはリンゴジュースの製造を行い、そこからウイスキー作りを段階的に始めていく、流れであり、リンゴジュースの商品名「日果」のカタカナとって現在の「ニッカウヰスキー」という名前に変更されました。
モルトウイスキーの製造が開始されたのは、設立から間もない1936年のことです。1940年にウイスキーの販売が開始しし、1952年には余市町から東京へと本社が移転し、それに伴い余市蒸溜所は「北海道工場」となりました。
余市蒸溜所はテレビドラマ「マッサン」の影響もあり、連日多くの観光客で賑わい、北海道では既に欠かせない有名観光スポットとなっています。
工場見学をただ楽しむだけでなく、ニッカウイスキーの創業者・竹鶴政孝とその妻であるリタの生涯に触れ、竹鶴政孝がウイスキーに一生を捧げたその雄姿を目に収められ、五感を使って「ニッカウイスキー・余市」を楽しむことができます。
余市蒸溜所内の紹介もですが、有料試飲コーナーなど詳しく動画でご紹介されていますので、旅行や見学前の事前準備がてらに動画をのぞいてみるのも良いかもしれません。
余市蒸溜所の外側から、詳しくご紹介されています。すぐには余市に行けない。でも余市蒸溜所に行ってみたいという方は、この動画を見て余市蒸溜所の見学の雰囲気を動画から味わうこともできます。
ここからは余市シリーズの中でも、現在は特に貴重とされているボトルを紹介します。現行品以外のレアな余市について知りたいという方はぜひチェックしてみてください。
非常に貴重な、ニッカウイスキー『余市』のヴィンテージウイスキーです。ちなみに、こちらの動画は発売当時のWBSで放送されたニッカウイスキー『余市』1985の紹介です。
もちろんお酒買取へ査定を依頼すれば、高額査定は間違いなしのウイスキーです。
とくに、日本に限らず中国を含め海外諸国において富裕層のあいだでヴィンテージウイスキー、ヴィンテージワインの人気はとどまるところを知らない為です。
#余市 1986, 20年 55%
85と比べてピート感が弱まり、バランス感が増した。鉛筆感のある樽感。バニラ。糖蜜。いいよなー
★★★☆ pic.twitter.com/ZBy1jarWUs— Drinkers Lounge | ドリンカーズラウンジ (@DrinkersLounge) September 14, 2019
こちらは、ニッカ『シングルモルト余市1986』です。
2007年当時は、 販売数量は430本限定で、価格は1本21,000円(消費税込)でしたが、現在のお酒買取価格はその10倍以上の値段が付けられることもあります。
ニッカウイスキー『余市1987』です。こちらも2007年に、数量限定2000本の価格は税別20,000円で販売されました。
1986・1987・1988がもし飲まずに自宅にあれば、状態の良いうちに早期にお酒買取などをご検討されることをおすすめ致します。
ウイスキー買取はこちら
ニッカウイスキー『余市1988』です。こちらは2008年に、数量限定3500本と前年のウイスキー『余市』1987・1986に比べてやや本数は多めですが、価格は税別20,000円と前年同様の価格で販売されました。
ニッカウイスキー『余市1989』です。こちらは2008年に、数量限定3500本と1988と同じ本数と価格で税別20,000円と前年同様の価格で販売されました。ラベルデザインだけを見ると、1986から大きくは変わっていません。
夕食後、今日も行きつけのBAR。
珍しいボトルがいっぱい!
大人のワンダーランド!
余市20年マッサンのサインロゴ入りゴールドラベルは非売品! pic.twitter.com/iGHpWRlvV3— 皇帝96(クロちゃん) (@winsnaha) October 12, 2018
余市蒸留所限定、シングルモルト余市1980’s (35000円とかする)を頂いてます pic.twitter.com/MdHtJvZrC8
— ミント☺︎?? (@mint_miyako) January 12, 2015
あけまして
お は 余 市 !
なんてツイートを見て、そうだ!友達からお土産にもらったのがあった!
余市蒸留所限定
2000’s余市 57度 シングルモルト
天然水の氷を買った日にいただきましょう?#お正月 #元旦 #2019年 #亥年 pic.twitter.com/STjbI6np17 pic.twitter.com/SMf9tSNOX2
— 鹽飽 藍里 Aori Shiaku (@rcV4wErMogXGC52) January 1, 2019
シングルモルト余市 ヘビリーピーテッド
シングルモルト宮城峡 シェリーカスク
どちらも美味しゅうございました。まさか飲めるとは…ラッキーでした! pic.twitter.com/84G8bfE1Fz— 与作 (@ponpon30yuto) September 1, 2015
余市モスカテルウッドフィニッシュ#余市蒸溜所#TWLC pic.twitter.com/xQrqk27nj2
— 参段 (@whiskycat1494) June 8, 2021
余市 マンサニーリャウッドフィニッシュ
発売日:2018年9月26日(水)
メーカー:ニッカウヰスキー
定価:16,500円(税込)
タイプ:シングルモルト
樽種:マンサニーリャ樽
度数:48%シングルモルト余市をマンサニーリャと呼ばれる辛口シェリー樽で熟成https://t.co/QgPUsculce
— Japanese Whisky Dictionary ジャパニーズウィスキーディクショナリー (@jpwhiskydict) June 6, 2024
余市ラムウッドフィニッシュ pic.twitter.com/w5RarpJprZ
— さいとー (@sai_hiz) January 24, 2020
ニッカの余市蒸留所なう。
原酒の25年うまかった! pic.twitter.com/gZWxPYh5iJ— kazuaki (@kazakayouzan) August 28, 2013
余市を始めとしたジャパニーズウイスキーが品薄状態となったのは、やはり朝のテレビドラマ「マッサン」の影響が最も強いと言われています。
それまでにも、昨今のダイエットブームからハイボールを好んで飲む人が増えたという理由もあります。しかし、「マッサン」が放送されてからは、主役となったニッカウイスキーが販売する余市や竹鶴、宮城峡が百貨店や酒屋などで爆発的に売れ、原酒不足から製造が追いつかなくなり、惜しくも多くのウイスキーが販売終了になってしまったのです。
その影響により、インターネットでは販売終了になったウイスキーの価格が日を追うごとに高騰しています。
「手頃な価格で、日本人が気楽に飲めるウイスキー」をコンセプトに販売されていたニッカウイスキーの商品は、品薄や終売の影響からプレミア価値がつき、買取市場でも高く取引されています。
終売前の余市をどうしても飲みたい!という方は、余市が置いてあるバーや、インターネットで購入するなどの方法をとることをおすすめします。
余市は、「余市NA(ノンエイジ)」を除くほとんどの商品が終売になっています。しかし、良く言えばそれだけ多くの人気を博し、まさに「日本人の口に合うウイスキーを作りたい」という竹鶴政孝の夢が叶った、とも捉えられますよね。
余市は現在でも全国に熱狂的なファンをもつ人気のジャパニーズウイスキーです。インターネットで高値がつけられ出回っているものも、すぐに買い手が決まってしまうケースがほとんどです。
余市は特にスモーキーなウイスキーが好きな方からの評価が高いです。日本のスコットランドとも言われる環境で作られたモルトであり、スコッチに似たスモーキーさ、そして上品なピートを感じ取ることができます。
またスコッチにはない、日本らしい飲みやすさも感じられるウイスキーとなっています。クセの強すぎるスモーキーなウイスキーに抵抗がある方にも、余市はおすすめできる銘柄と言えるでしょう。
ウイスキーの紹介動画が多くアップされている『CROSSROAD LAB』さん。余市蒸溜所の見学前におすすめする動画でもご紹介しておりますが、非常に丁寧に作りこまれた動画が多いため参考になります。
またウイスキー好きや、ウイスキー入門者向けの動画も多いため、チャンネル登録されてみてください。
余市蒸溜所の見学前におすすめしたい動画でもある『お酒とYotoの物語』さん。チャンネル登録者数は、約25万人以上とお酒を中心としたYouTubeチャンネルでは登録者も多いチャンネルさんです。
なぜなら動画が分かりやすく、見やすい。そして、BGMも動画の内容にマッチしてリラックスして見れるのでこちらのチャンネルさんもおすすめです。
限定品や終売品が多く、中には定価の何倍もの価格が付いているボトルも存在する「余市」シリーズ。ジャパニーズウイスキーのブームとともに、その価格はますます高騰しています。
そんな余市を買取に出すなら今がチャンスです。「未開封の余市が余っている」「飲まないウイスキーコレクションを整理したい」「遺品整理で余市の珍しいボトルが出てきた」といった方は、ぜひお酒買取専門店リンクサスへご相談ください。
リンクサスはお酒に特化した買取専門店です。ウイスキー買取においては、豊富な知識と経験を持つスタッフが真摯に対応させていただきます。
余市の買取査定に関しても、市場価格や人気度合いなどを加味した上で高額査定を実施しています。余市の買取査定をお考えの方は、ぜひご連絡ください。
なおリンクサスでは店頭買取のほか、出張買取や宅配買取も実施しています。さらにはLINEや電話、オンラインからのご相談・簡易査定も受け付けていますので、お近くに店舗がないという方もぜひご活用くださいませ。
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ニッカウヰスキーの人気銘柄である「余市」。ニッカウヰスキーの中でも高価格帯で取引される人気銘柄となっています。
定番品のノンエイジボトルであれば定価購入も不可能ではありません。しかし数量限定品の余市10年は見つかりづらいボトルであり、市場価格も高くなっています。
さらには余市には、「余市20年」など数々の終売ボトルがあります。原酒不足などを理由に発売停止となったボトルは、今では超高額なプレ値が付けられています。
これらの余市シリーズは全て買取査定において高額買取の対象になります。リンクサスでも買取を随時受け付けていますので、まずはご相談ください。
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