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世界で絶大な人気を誇るサントリーのウイスキーですが、その価格は昔よりもかなり高くなっているのが現状です。
これは人気のあまり流通価格が高騰していることに加え、原価の高騰や世界情勢の変化から定価そのものも値上げになっていることが関係しています。
今回はそんなサントリーウイスキーの値上げの実情について解説していきます。2024年4月に値上げとなる銘柄や価格について触れているので、ウイスキーの価格推移が気になっている方はぜひ参考にしてください。
目次
サントリーは2024年4月より国産プレミアムウイスキーの値上げを行うことを発表しています。値上げとなるのは「響」「山崎」「白州」「知多」「碧Ao」といったブランドのボトルで、20%〜125%と大幅な価格改定が行われます。
値上げとなるのは2024年4月1日出荷分からであり、酒屋など販売店では順次価格の改定が行われると見られています。定価が2倍以上に跳ね上がるウイスキーもあるので、購入の際には注意が必要です。
サントリーがウイスキーの値上げを行うのは、2024年が初めてではありません。実は過去にも数回の値上げを行なっていて、直近では2022年にも大きな価格改定が行われていたことがわかっています。
特にここ10年ほどは、かなりのスピードで価格が上昇しています。例えば「山崎12年」は2014年ごろまでは5,000円以下での購入も可能でしたが、2023年の定価は10,000円と2倍以上の価格が付けられているような状況になっています。
そして2024年からはさらに15,000円まで値上げとなるので、10年前の価格に比べ3倍以上の値段がつけられることとなります。ここ10年の流れを見る限り、今後さらに価格が上がっていくという可能性も十分にあり得るでしょう。
また上記の価格はあくまでも定価(希望小売価格)に関するものであり、流通価格はそれ以上になっている点に注意です。山崎12年の市場での価格は3万円を超えていて、これからさらに高くなっていくことが予想されています。
サントリーウイスキー値上げの背景には、生産設備の強化や品質向上のためという目的があります。またサントリーは、今後環境に配慮したものづくりを行っていくことも発表しています。
人気ウイスキーの価格を引き上げることで、その分の利益を設備強化に回し、安定したウイスキーづくりを長く行なっていくことを目指しているのでしょう。ここ数年で起こった原酒不足を解消するため、大掛かりな設備投資が行われるのだと考えられます。
サントリーウイスキーのうち、2024年4月1日に価格改定されるのは響、山崎、白州、知多、碧Aoの5ブランド19品目です。
対象となるウイスキーにはどのようなものがあるのか、どれくらい価格が上がるのか、一部具体例を見ていきましょう。
商品 | 画像 | shop | ウイスキーの特徴 | 値上げ前 | 値上げ後 | 価格改定率 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サントリーウイスキー 響30年 |
リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | 響 買取 | ブレンデッドウイスキーの最高峰。贅沢でバランスの取れた味わいと、特徴的な30面体ボトルで絶大な人気を集める。 | 160,000円 | 360,000円 | 125% | |
サントリーウイスキー 響 JAPANESE HARMONY |
リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | 響 買取 | 響のノンエイジボトル。ハーモニーと言われる調和の取れた味わいで、日本のウイスキーが好きな方にピッタリ。 | 5,500円 | 7,500円 | 36% | |
サントリーウイスキー 山崎25年 |
リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | 山崎買取 | 山崎蒸溜所にて作られる高級モルトウイスキー。ミズナラ樽などを含む濃厚で贅沢な味わい。 | 160,000円 | 360,000円 | 125% | |
サントリーウイスキー 山崎12年 |
リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | 山崎買取 | 12年以上のモルト原酒から作られるウイスキー。深く重なり合う味わいで国内外から高い評価を得ている。 | 10,000円 | 15,000円 | 50% | |
サントリーウイスキー 山崎NV |
リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | 山崎買取 | 山崎ブランドのスタンダードボトル。ワイン樽貯蔵モルトやミズナラ樽貯蔵モルトをブレンド。 | 4,500円 | 7,000円 | 56% | |
サントリーウイスキー 白州25年 |
リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | 白州買取 | 白州蒸溜所にて作られるモルトウイスキー。クリーミーな原酒とピーティーな原酒が重なり合う、芳醇で壮麗な味。 | 160,000円 | 360,000円 | 125% | |
サントリーウイスキー 白州12年 |
リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | 白州12年買取 | 12年以上の熟成モルトから作られる白州。新緑を思わせる爽やかな香りで、爽快に飲める。 | 10,000円 | 15,000円 | 50% | |
サントリーウイスキー 白州NV |
リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | 白州買取 | ハイボール人気も高いフレッシュで軽快、キレのある味わい。緑色のボトルが目印。 | 4,500円 | 7,000円 | 56% | |
サントリーウイスキー 知多 |
リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | 知多買取 | 知多蒸溜所にて作られるシングルグレーンウイスキー。サントリーの人気向上と共に、ここ最近品薄になったブランド。 | 4,000円 | 6,000円 | 50% | |
SUNTORY WORLD WHISKY 碧Ao |
リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | ウイスキー買取 | 世界5大ウイスキーのブレンドで作られる。匠の技が光るバランスに長けた複雑な味わい。 | 5,000円 | 6,000円 | 20% |
響30年はサントリー最高峰とされるブレンデッドウイスキーです。純国産ウイスキー(ジャパニーズウイスキー)に該当するウイスキーであり、日本国内のみならず世界各国から高い人気を集めています。
30年以上という長熟原酒のみを使って作られるブレンデッドウイスキーは、複雑に折り重なる香りと深い味わいでまさに贅沢の極みと表現するのに相応しいです。オリジナルの30面カットのクリスタルボトルも人気の理由の一つで、コレクター需要も高くなっています。
そんな響30年ですが、2024年4月からは定価36万円とこれまでの2倍以上の価格に改定されます。価格改定前の流通価格が90万円近くまで高くなっていることから、値上げに伴い100万円を超えることが予想されます。
響JAPANESE HARMONYは、年数表記なし、つまりノンエイジの響ウイスキーとなります。響のスタンダードであり、定価なら5,500円で入手できていたボトルになります。
しかし価格改定後は7,500円と、2,000円UPするため注意しておきましょう。
山崎25年は、山崎蒸溜所にて作られるモルト原酒のみを使ったシングルモルトウイスキーです。サントリーウイスキーの中でも非常に知名度が高いブランドで、世界的な人気を集めています。
山崎25年にはミズナラ樽を筆頭に、スパニッシュオーク樽やアメリカンオーク樽などで熟成された酒齢25年以上の長熟モルトだけが使われます。製造に手間や時間がかかることから生産本数は非常に少なく、リリースされるのは年間わずか数千本程度と言われています。
そんな山崎25年は、響30年と同様に16万円から一気に36万円まで値上げとなります。流通価格は150万円を超えてくる見込みです。
山崎12年は、山崎シリーズの12年熟成ボトルです。深みと甘みを感じる味わいで、繊細さも持ち合わせた上級ウイスキーです。
これまで10,000円で販売されていたものが、15,000円まで一気に値上げとなります。ウイスキー抽選販売やウイスキーくじの目玉になることも多いボトルなので、2024年4月以降は抽選やくじの価格にも変化が現れると考えられます。
山崎NVは熟成年数表記のないノンヴィンテージで、山崎の中でももっともスタンダードな1本です。ただし定番品ではあるものの、品薄でありなかなか手に入らないウイスキーとしても知られています。
ワイン樽貯蔵モルトにミズナラ樽貯蔵モルトと、多種多様な原酒が使われていて深い味わいです。そんな山崎NVは4,500円から7,000円と、一気に56%の値上げになります。
白州25年は、サントリーが所有する第二の蒸溜所・白州蒸溜所にて作られるモルト原酒だけを使ったシングルモルトウイスキーです。甘みが強く濃厚な山崎に対し、ウッディーでピーティーな味わいをしていることが特徴に挙げられます。
白州25年は響30年、山崎25年と同じ価格帯であり、2024年4月以降は36万円まで値上げとなります。
白州12年は白州モルトの12年熟成ものです。1994年に発売されてから長年愛され続けている1本で、そのまま飲んでも、ハイボールにしても美味しいのが魅力です。
こちらも山崎12年同様、2024年4月からは15,000円まで値上がりします。流通価格は3万円を超えてくる見込みです。
白州NVは白州シリーズのノンヴィンテージボトルです。森薫るウイスキーという愛称で親しまれるボトルで、軽快で爽やかな飲み口に定評があります。
ミントを思わせるキレの良さ、バランスの良いスモーキーさもあり、スコッチ好きの方からも愛される1本となっています。
知多は山崎や白州のようなモルトウイスキーではなく、グレーンウイスキーのブランドとなります。知多半島に位置する知多蒸溜所にて製造されるウイスキーで、ここ数年で一気に人気が高まっています。
静的、サイレントな酒質で飲みやすいウイスキーであり、ハイボールファンからの評価も高いことで知られます。そんな知多も値上げの対象となっており、2024年4月以降は6,000円での販売となります。
碧Aoはジャパニーズウイスキーではなく、ワールドブレンデッドウイスキーとして作られたブランドです。世界5大ウイスキーをブレントして作られる味わいは、複雑で豊かさを感じる仕上がりです。
Aoは5,000円から6,000円と、20%の値上げになります。他のシングルモルトほど品薄ではなく比較的定価で購入しやすいウイスキーとなっていますが、そもそもの価格が上がることに注意しておきましょう。
サントリーのラインナップの中には、2023年7月にすでに価格改定が行われたウイスキーも存在しています。2023年のタイミングで価格が変わったウイスキーには、「角瓶」「オールド」「スペシャルリザーブ」「ローヤル」などがあります。
角瓶は、名前の通り角張った瓶のデザインが目印の人気ウイスキーです。山崎・白州のバーボン樽原酒をベースに作られたブレンデッドウイスキーで、甘い香りとドライな後味で人気を集めています。
山崎などの高級ウイスキーに比べると安価であり晩酌の味方的な存在でしたが、1,590円から1,910円へと大きく価格改定が行われています。
角瓶はショップによっては定価未満で販売されているところも見受けられていますが、海外客からの購入も相次いでおり近年は品薄傾向にあります。
オールドもサントリーのブレンデッドウイスキーのブランドです。ダルマ、タヌキといった愛称で親しまれるウイスキーで、丸いボトルデザインが目印です。
1980年代に高級ウイスキーとして大流行したブランドであり、今もなお根強いファンがついています。角瓶よりもランクが高い位置付けで、改定後の価格は2,250円となっています。
スペシャルリザーブは1969年にデビューしたサントリーの高品質ウイスキーブランドです。白州モルトをキーモルトとした構成で、まろやかな口当たりが印象的です。
価格帯としては角瓶やオールドよりも上の位置付けで、改定後は3,000円で販売されています。
ローヤルは初代マスターブレンダー鳥井信治郎氏の最後の名作と言われるウイスキーです。1960年に初登場してから、数回のボトルデザイン変更が行われています。
高級ウイスキーとして一世風靡したブランドで、60〜70年代には銀座の街で絶大な人気を集めました。
そんなローヤルも価格が上がっていて、現在は3,900円となっています。
山崎や響といったサントリーのウイスキーは、人気が非常に高くすでにプレミア価格が付けられている状態です。定価そのものが値上げとなることで、さらにプレミア度が増し、流通価格が高騰すると考えられます。
ここ数年のサントリーウイスキーの価格高騰の勢いには、凄まじいものがあります。1年前、2年前と比較しても数千円単位で値段が上がっている状況のため、これからも一気に価格が上がる可能性が高いと予想されます。
2024年夏頃には、今の1.5倍、2倍という価格になるボトルがあるかもしれません。サントリーウイスキーを購入する際は、値段に気をつけながら買うように心がけましょう。
値上げとなるサントリーウイスキーは、これまで以上に品薄になることが予想されます。なぜなら「値段が上がりきってしまう前に買い溜めておこう」と考える消費者や、「価格が上がることを踏まえて投資しよう」と狙う投資家が増えてくるためです。
値上げとなるサントリーウイスキーは、お酒買取での評価額もUPします。未開封ボトルをお持ちで今後も飲む予定がないという方は、ぜひお得なお酒買取を活用してみましょう。
サントリーの人気ウイスキーは、状態が良ければ定価以上の価格で買取になる場合があります。過去のボトルや古いボトルも、お得に現金化できるのでぜひ利用してみてください。
お酒買取専門店リンクサスでも、サントリーの人気ウイスキーを積極的に買取をしています。お酒に詳しくない方や買取が初めての方も、ぜひご遠慮なくご相談くださいませ。
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サントリーのウイスキー価格改定では、山崎など人気ブランドのウイスキーが20〜125%まで値上げとなります。値上げに伴い、流通価格の高騰や品薄状態の加速も予想されています。
すでに未開封ボトルをお持ちの方や、定価で手に入れることができたという方はかなり幸運かもしれません。ぜひ大切にしながら、お得なお酒買取の利用も検討してみてください。
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