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穀物を蒸留させて作られるウイスキーは、世界各国で人気を集めるアルコール飲料です。特にスコットランドや日本のウイスキーは評判が良く、希少価値の高さから高騰化が顕著なことでも有名です。そんなウイスキーはここ数年で「投資対象」としても注目を集めていて、ウイスキーを取り巻く環境には新たな動きが見られはじめています。
そこで今回はウイスキー投資について詳しく解説していきます。方法やメリット・デメリット、おすすめ銘柄などもお伝えしていくのでぜひ目を通してみてください。
目次
ウイスキー投資とは、ずばりウイスキーに対して投資を行うことを指します。いわゆる資産運用の方法の一つであり、投資の対象が株や信託などではなく“ウイスキーそのもの”になるのが特徴です。飲むためではなく投資のためにウイスキーを購入し、高騰化したタイミングで売却することで利益を得るというのが基本です。
なおウイスキーにはボトル1,000円程度で買えるようなデイリー向けのものから、ボトル1本だけで10万円以上の価値がつけられるような銘柄まであります。投資の対象となるのは後者の高級ボトルです。特に熟成期間が長いシングルモルトウイスキーは希少価値の高さや人気を理由に高騰化しやすく、ウイスキー投資の対象にピッタリと言われています。
日本でウイスキー投資が話題になったのは、実はここ最近のことです。ウイスキー投資のブームが訪れた背景にはジャパニーズウイスキーの高騰化が関係しています。
元々ウイスキーといえば、スコットランドで作られるスコッチウイスキーが有名でした。しかしここ10年あまりでジャパニーズウイスキーの世界的な評価が大幅に上がり、日本のウイスキーは世界各国から求められるようになっていきました。そして急激に増えた需要に供給が追いつかず、ジャパニーズウイスキーの多くが終売や休売となり、価格高騰が急速に進んでいきました。
投資家たちはこのようなウイスキーの高騰化に目をつけ、やがてウイスキー売買・ウイスキー投資に取り組むようになります。コロナ禍をきっかけに転売ビジネスやコレクション売買に目を付ける個人の方も増え、ウイスキー投資が流行するようになりました。
ウイスキー投資は、投資・資産運用の中でも挑戦のハードルが低めです。少額から投資ができるので、個人でも投資ビジネスに簡単に取り組むことができます。
ウイスキーは定期的に製造・リリースされているので、買いやすい酒販店を見つけることができれば仕入れもしやすいです。どのようなウイスキーを買うべきか、どのようなウイスキーに投資すべきかという情報が個人でも簡単に得やすいというメリットもあります。
高額なお酒はウイスキー以外にもワインなどさまざまな種類があります。しかしウイスキーは数ある高級酒の中でも品質管理がしやすいので、初心者でも安心できます。
例えば同じアルコールでもワインの場合は、保管のために高額なワインセラーを入手しておかなければなりません。些細な温度変化で劣化が進んでしまうため、扱いに慣れない方にとってはリスクが高いです。それに比べてウイスキーは蒸留酒であり、発酵や酸化がいたずらに進んでしまうことがありません。そのため素人でも管理がしやすく、適切に保管しておけば半永久的に飲める・売れる状態をキープできます。
前述した通り、日本のウイスキーは今非常に人気が高いです。そのためサントリー山崎やサントリー響、ニッカ余市といった馴染みのあるブランドに対しても投資ができます。
自国で生産されているウイスキーなら、海外の投資家やファンよりも情報がキャッチしやすくボトル入手もしやすいです。日本に在住していることを活かして投資ができるのも、ウイスキー投資のメリットと言えるでしょう。
ウイスキー投資は日本だけでなく、売り手・買い手ともに海外にも市場があります。例えば日本以外のウイスキーなら、本場スコットランドのスコッチが高額取引の対象になりやすいです。
またスコッチウイスキーやジャパニーズウイスキーは世界からの需要があるため買い手がつきやすく、在庫を抱えてしまうリスクを減らせます。投資におけるロスが少なく短期間で利益を得やすいのが大きなポイントです。
一見メリットの多いウイスキー投資ですが、デメリットもあることを忘れてはいけません。投資なので基本的な仕組みを理解していないと、損をしてしまうことがあるので気をつけましょう。
ウイスキー投資で覚えておきたいのは、買い手がつかないことには利益が得られないという点です。ウイスキーはあくまでも消費されてしまう商品であるため、株のように配当をもらったり、マンション投資のように家賃で収入を得たりということが基本的にできません。つまり投資したウイスキーを買ってもらうことができなければ、それだけ損をしてしまうことになります。
ウイスキー投資の仕組みは単純で、定価で購入したウイスキーを高騰化した価格で売り、その差分で利益を得るという方法になります。しかし必ずしも投資したウイスキーが高騰化するわけではないので気をつけましょう。場合によっては資産価値が下がってしまい、利益が得られないということもあります。どのような銘柄が今後成長していくのかを見極めて投資することが重要です。
ウイスキー投資のように実存する「商品」に投資をする場合、劣化や盗難によるリスクがあることも忘れてはいけません。保管方法に気をつけておかないと、投資をしたウイスキーがそのまま無駄になってしまう可能性があります。
ウイスキーは劣化しにくいとはいうものの、直射日光や高温には弱いです。品質を保つためには、なるべく冷暗所で静かに保管をしておきましょう。また何十万、何百万を超えるようなボトルを保管しておく場合は、鍵付きセラーに入れるといった工夫も必要になります。
ウイスキーのようなアルコール飲料を大量に売買する場合は、酒類販売免許が求められます。ルールを守って投資をしないと酒税法違反に該当し、懲罰の対象になってしまうこともあるのでしっかりと把握しておきましょう。
なお基本的に個人がコレクション整理などを目的に少量のウイスキー売買をする程度であれば問題ありません。しかし定期的な売却や販売を行う場合は、販売方法や場所に適した免許が必要になります。ヤフオクやメルカリといったオークションサイト・フリマアプリはトラブルになりやすいので、特に注意が必要です。
ウイスキー投資には「ボトル売買」「ウイスキーファンド」「カスク投資」と大きく分けて3通りの方法があります。ここからはウイスキー投資の3つの方法について解説していきます。
ボトル売買は商品として流通しているウイスキーのボトルを売買し利益を得る方法です。できるだけ安くボトルを仕入れ、高値になったタイミングで売るのがコツです。
ボトル売買は1本単位で少額から気軽にトライできます。特別な資格なども不要であるため、個人でウイスキーを活用し利益を得てみたいといった方におすすめです。ただし前述した通り、ウイスキーによっては買い手がつかない・資産価値が下がるというデメリットもあります。できるだけ情報収集をして、どの銘柄が高値になりやすいか見極める必要があります。
ウイスキーファンドはウイスキーの投資信託のことです。資産運用のプロが投資する商品を選択し、運用代行をするといった仕組みです。プロによる投資のサポートを受けられるので、ウイスキーや投資に詳しくない方でも失敗しにくく安心できます。
海外にはすでにロンドンのウイスキー・インベスト・ダイレクトといったウイスキーファンドが登場しています。
カスクとはウイスキーを熟成させる際の樽のことです。カスク投資は商品化されたウイスキーのボトルではなく、カスクそのものを購入し売却利益を狙う方法になります。具体的には熟成期間が短く若いウイスキーを樽の状態から買っておき、熟成年数を経て価格上昇をしたタイミングで売るといった方法です。蒸留所がサプライヤー経由でカスク販売を行なっているケースのほか、カスク投資専門サイトを通じて投資もできます。
カスク投資はボトル買いよりも多額の投資ができるので、本格的にウイスキー投資に取り組みたい方におすすめです。うまくいけば高い成長率で、一気に利益を得ることも可能です。
サントリー山崎蒸溜所見学
山崎55年が8100万で競売されました。下記のボトルは第1号1922年とありますね。試飲会(コロナ前)はとても美味しかったです ? pic.twitter.com/MA0izQ9iQv— ガロア@ 読と映と旅 (@dhrxdaBF6xzO8uz) July 7, 2022
山崎はサントリーが手がけるシングルモルトの銘柄です。数あるジャパニーズウイスキーの中でも特に高騰化が顕著な銘柄で、熟成年数を問わずどのボトルも高値がつきやすいです。特に熟成ものの人気は凄まじく、元値300万円の山崎55年にオークションで8100万円の値がつけられたことは記憶に新しいです。
力強く芯のある味わい、そしてミズナラ樽を使った熟成で日本のウイスキーならではの繊細さと美しさがあります。海外にも売れるウイスキーなので市場が広く投資に向いています。
ということで、ボーナスをブッパした竹鶴25年が届きました!
人生で1番の買い物です!!#TWLC#竹鶴25年 pic.twitter.com/a8qtX1Hs6H— TNK (@coppepan3) December 13, 2020
竹鶴はニッカウヰスキーの銘柄です。余市蒸留所・宮城峡蒸留所の2ヶ所で作られたモルトを組み合わせたピュアモルトウイスキーで、NHK連続ドラマ「マッサン」をきっかけにブームに火のついた銘柄です。
竹鶴は原酒不足で終売になったボトルもあるほどの人気ぶりです。熟成ボトルは在庫が少ないということもあり、高騰化の対象になっています。
「ウイスキー樽が100万£(1.6億円)で落札」とイギリスのニュース??
34年前に5,000£で購入したマッカランが、200倍の価格に?
ボトル1本30万円です?利回り17%!
事実、スコットランドではウイスキーは投資商品としても人気
自分用ではなく何年後かに売るために買い付けにくる人も多いそうです??????? pic.twitter.com/pKfJUQFfos
— パワたま?英国駐在?? (@pawatama0) June 16, 2022
ザ・マッカランはシングルモルトのロールスロイスと言われるほど人気の高い高級スコッチウイスキーです。オークションで天文学的な価格がつけられることもあるほどで、安く入手できれば大きな利益が期待できます。
カスク投資の対象としても人気で、34年以上の時を経て価格が200倍になったというデータもあります。
ウイスキー棚にハイランドパークがジャストフィット?気持ちいい?
ハイランドパークのデザインて厨二病心をくすぐるー?
毛ボーボーの大人なんですけどね???笑#TWLC#ハイランドパーク#ウイスキー棚にジャストフィット pic.twitter.com/1J2SZe7Aer
— SAKEYOWA (@SAKE_YOWA) June 11, 2022
ハイランドパークはスコットランドの伝統的なシングルモルトです。シェリー樽熟成にこだわりを持つブランドで、華やかかつオイリーで滑らかな口当たりが印象的です。
ハイランドパークはコレクター人気が高く買い手がつきやすいので、ウイスキー投資にぴったりです。カスク投資でも人気のブランドであり、高騰化が話題になったこともあります。
最近何かとウィスキーの終売や休売の情報が流れてきて困ります?それだけ人気が出て原酒不足なのかな?安くないからそのうち買おうと思っていた物が情報出た瞬間にさらに高騰してしまいます。なのでボウモア18年やまやさんで値上前に買っておきました。キリがないかな…?。 pic.twitter.com/48W2BTrWjZ
— MANICSMETAL (@manicsmetal) March 26, 2022
ボウモアはスコットランド・アイラ島で作られるシングルモルトです。いわゆるアイラモルトと呼ばれるウイスキーであり、潮の香と甘美な味わいを堪能できる美しい個性派モルトです。
ボウモアはボトルの高騰化が激しく、ウイスキー投資や転売でも注目を集めている銘柄です。カスク投資での高騰化事例もあり、投資を考えているならぜひチェックしておきたいブランドの一つと言えます。
利益が得やすくリスクの少ない人気のウイスキー投資。しかし個人でトライする際には「どこに売ればいいかわからない」という心配があるかもしれません。
安心・安全にウイスキーを売りたいなら、お酒買取専門店をうまく活用して見ましょう。お酒買取専門店ならプロの査定員がきちんとウイスキーを査定してくれるため、適正価格でスムーズにウイスキーを売却できます。メルカリやヤフオク等に比べてリスクが少なく、なかなか売れないといった心配もありません。
お酒買取専門店リンクサスでもウイスキーの高額買取を行なっています。リンクサスのお酒買取は全国対応でウイスキー買取にも強いので、ぜひ一度ご相談ください。
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今回の記事ではウイスキー投資について紹介しました。
少額から始めやすいウイスキー投資は、個人の方でもトライしやすく今大きな人気を集めています。注目は日本やスコットランドのシングルモルトで、熟成年数の長い希少な品はそれだけ高騰化しやすく投資に向いています。特にカスク投資なら、一気に大きな利益を得ることも可能です。もちろんボトル1本からでも投資ができるので、まずはチェックしてみてください。
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