
ウイスキーの買取でとくに高値がつきやすいのは、山崎・軽井沢・響を中心としたジャパニーズウイスキーです。なかでも蒸留所が閉鎖された銘柄と、年数表記のある終売ボトルは、購入時より高く評価されるものもあります。
この記事では、買取で高値がつきやすい8銘柄を高い順に並べ、日本で一番高いといわれるボトル、買取できないウイスキーの見分け方、価格が上がった背景、査定前にできる準備までをまとめました。棚の奥に眠っている1本があるなら、ラベルを見ながら読み進めてください。

まず全体像から見ていきます。次の並びは、リンクサスが扱ってきた買取実績と価格表の高値帯をもとにしたものです。同じ銘柄でも、年数表記の有無と限定品かどうかで評価はまったく変わります。順位は銘柄そのものではなく、その銘柄の上位ボトルが到達する高さだと考えてください。
| 高い順 | 銘柄(造り手) | 高値がつきやすい理由 |
|---|---|---|
| 1位 | 山崎(サントリー) | 超長期熟成と限定品の層が厚く、海外にも買い手がいる |
| 2位 | 軽井沢(メルシャン) | メルシャン軽井沢蒸留所は2012年に閉鎖。当時の原酒は新たに造られない |
| 3位 | 響(サントリー) | 意匠ボトルの長期熟成品にコレクターの需要がある |
| 4位 | イチローズモルト(ベンチャーウイスキー) | 少量生産のシリーズ物が中心で、1本でも探している人がいる |
| 5位 | 竹鶴(ニッカ) | 年数表記のピュアモルトが終売し、在庫が戻らない |
| 6位 | 余市(ニッカ) | 年数表記のシングルモルトと記念ボトルが手に入りにくい |
| 7位 | 白州(サントリー) | 原酒不足で流通量が絞られ、旧ボトルの評価が上がった |
| 8位 | 宮城峡(ニッカ) | 限定品と年数表記に安定した需要が続いている |
並べてみると、上位に共通するのは味の評価ではありません。もう同じものが造れない、という一点です。閉鎖された蒸留所、終売した年数表記、抽選でしか買えなかった限定品。この3つのどれかに当てはまる1本は、銘柄の知名度に関係なく確かめる価値があります。飲む予定がないなら、高く売れるお酒と買取できないお酒の違いもあわせて確認してみてください。

高い銘柄を持っていても、状態しだいで話が止まることがあります。買取は再販を前提にしているため、中身と封が最初に見られます。次に当てはまるものは、査定が難しくなります。
とはいえ、減額はあっても査定できる状態のほうが多数です。持ち込みの現場でよく聞く思い込みを2つ挙げます。
いちばんもったいないのは、古いから飲めないだろうと決めて栓を開けてしまうことです。未開栓であること自体が評価の前提になります。判断に迷う状態なら、開ける前に写真で相談するほうが早く済みます。
山崎・響・軽井沢・竹鶴など銘柄別に対応
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同じ銘柄でも、状態・付属品・時期によって査定額は変わります。価格は箱付/箱無の順です
最新の買取価格はリアルタイム価格表で確認できます。銘柄が分からないボトルもそのまま撮って送るだけで大丈夫です

ここからは銘柄ごとに、どのボトルが上位に食い込むのかを見ていきます。日本で一番高いウイスキーとして名前が挙がるのは、山崎の超長期熟成ボトルです。ただし同じ山崎でも、年数表記のない定番品とは評価の桁が変わります。
山崎は、日本で最初のモルトウイスキー蒸溜所で造られるシングルモルトです。買取で軸になるのは年数表記で、18年・25年と数字が上がるほど評価も上がっていきます。山崎55年は、海外のオークションで日本のウイスキーとして当時の最高額を記録したと報じられた1本で、いまも問い合わせが絶えません。
もうひとつの柱が限定品です。毎年の抽選販売で出たボトルは発売年ごとに中身も意匠も違うため、年で評価が分かれます。歴代の違いは山崎リミテッドエディションの歴代と買取にまとめています。年数表記のない定番ボトルでも、未開栓で状態が良ければ査定の対象です。
軽井沢は、かつて長野県の蒸留所で造られていた銘柄です。メルシャン軽井沢蒸留所は2012年に閉鎖され、当時の原酒が新たに造られることはありません。この一点だけで、コレクターの評価は他の銘柄と別の水準になります。
年数表記のあるボトルはもちろん、シングルカスクの少量ボトルにも根強い需要があります。ラベルの意匠が1本ずつ違うシリーズもあるため、まとめて出すと評価が整理しやすくなります。
響は複数の原酒を組み合わせたブレンデッドウイスキーです。買取で伸びるのは、30年・35年といった長期熟成と、有田焼や九谷焼の意匠ボトルを使った限定モデルになります。中身より先に、瓶と箱が評価される珍しい銘柄といえます。
近年の限定品では、桜をテーマにした年次ボトルが抽選販売されてきました。こちらの歴代は響ブロッサムハーモニーの歴代と買取推移で確認できます。意匠ボトルは箱と冊子が欠けると評価が変わるため、付属品はまとめて探してください。
秩父の小規模な蒸溜所が造る銘柄で、樽違い・仕上げ違いのボトルが数多くあります。頂点にあるのがトランプの意匠を用いたシリーズで、そろったセットが海外のオークションで極めて高い評価を受けたことから、1本単位でも探している人がいます。
生産量がもともと小さいため、定番に見えるボトルでも入手が難しいものがあります。ラベルの図柄と裏面の記載を写真に撮っておくと、判別が早く進みます。

5位以降も、上位と同じ理屈で並びます。年数表記のボトルが終売しているかどうかが、そのまま評価の高さに出ています。棚にある1本のラベルに数字が入っていたら、まず確かめてください。
ここで気をつけたいのが、ラベルに書かれた等級の表記です。ウイスキーとブランデーの級別制度は1989年に廃止されているため、特級や一級の記載があるボトルは、それより前に流通したものと判断できます〔国税庁の租税史料〕。古いラベルは剥がさず、そのまま査定に出してください。

なぜここまで評価が上がったのか。理由は4つに整理できます。どれも一時的な流行ではなく、供給の側から起きた変化だという点が共通しています。
では売り時はいつか。相場が動くきっかけは、終売や休売の発表、限定品の抽選が終わった直後、そして海外の話題性です。ただし高騰は永久には続きません。飲む予定がないまま置いておくと、コルクは痩せ、液面は少しずつ下がります。転売との違いが気になる方はウイスキー転売と酒税法の関係もあわせてどうぞ。決めたなら、早く動いたほうが選択肢は多く残ります。

準備といっても、手を加えることではありません。むしろ余計なことをしないほうが評価は保たれます。やることは4つです。
申し込みから入金までは4段階です。ボトルは運搬中の破損が怖いので、写真での事前相談から始めるのが安心といえます。
持ち物は多くありません。ただし名義の食い違いだけは、その場では直せないので気をつけてください。
本数が多い場合や、実家の棚をまとめて片づける場合は出張買取が向いています。遠方の方には宅配買取もあります。リサイクルショップとの違いを知りたい方はリサイクルショップでのお酒買取の流れと注意点が参考になります。

ランキングの上位に入っていない銘柄でも、終売の年数表記や限定品なら評価が伸びることがあります。リンクサスは銘柄名だけでなく、ボトルの世代と付属品の揃いから評価しています。売ると決める前の相談でも構いません。
ウイスキーのご相談で多いのは、実家の棚から出てきた年数表記のボトルです。よくあるのが、埃を落とそうとしてラベルを水拭きしてしまった、というケース。紙のラベルは濡らすと波打って戻らないので、乾いた布で軽く払うだけにしてください。それと、箱を先に捨ててしまう方も多いです。長期熟成品や意匠ボトルは箱と冊子で評価が変わるので、瓶より先に箱を探していただけると助かります。写真は、ラベル全体と首元、それに箱の側面。この3枚があれば、こちらで判断できることはかなり増えます。
査定は無料で、LINE査定・オンラインフォーム・電話(0120-769-277)から申し込めます。写真1枚でも、銘柄と世代の見当と概算の回答が受け取れます。これまでの買取実績も公開しているので、査定の参考にしてください。
ウイスキー買取で高値がつきやすいのは、山崎・軽井沢・響・イチローズモルト・竹鶴・余市・白州・宮城峡の順です。上位に共通するのは味の評価ではなく、蒸留所の閉鎖、年数表記の終売、抽選限定という供給側の事情でした。日本で一番高いといわれるボトルも、この延長線上にあります。
手元の1本を確かめる順番は決まっています。ラベルに数字があるか、限定品か、未開栓で液面が保たれているか、箱と冊子が残っているか。この4点が揃っていれば、まず相談する価値があります。古いから、箱がないからと自己判断で処分するのがいちばんの損です。
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高値の上限がもっとも高いのは山崎です。とくに超長期熟成のボトルは、海外のオークションで日本のウイスキーとして当時の最高額を記録したと報じられています。次いで蒸留所が稼働を終えた軽井沢、意匠ボトルの長期熟成品がある響が続きます。ただし同じ銘柄でも、年数表記の有無と限定品かどうかで評価は大きく変わります。
名前が挙がるのは山崎の超長期熟成ボトルです。生産本数が限られ、国内外に買い手がいるため、流通するたびに話題になります。ただし年数表記のない定番の山崎とは評価の水準がまったく違うため、手元のボトルがどれに当たるかはラベルの数字と箱の記載で確認してください。
買取できます。年数表記があるボトルほど評価は伸びますが、定番のノンエイジでも未開栓で状態が良ければ査定の対象です。終売や休売になった旧ボトル、ラベルの意匠が変わる前のボトルは、定番に見えても評価が変わることがあります。
箱がなくても買取自体はできます。ただし化粧箱・冊子・替え栓は評価に直結し、意匠ボトルや長期熟成品ほど有無が重く見られます。瓶より先に箱を探していただくと、査定の結果が変わることがあります。
ウイスキーは度数の高い蒸留酒で、賞味期限の表示義務がありません。未開栓で液面が保たれていれば、古いボトルでも評価されることがあります。ただしコルクが崩れているもの、液面が肩まで下がっているもの、漏れた跡があるものは査定が難しくなります。
ウイスキーとブランデーの級別制度は1989年に廃止されているため、特級や一級の記載があるボトルはそれより前に流通したものと判断できます。古い時期のボトルであることを示す材料になるので、ラベルや首元のシールは剥がさず、そのままの状態で査定に出してください。
売りたいボトルと本人確認書類の2つです。古物営業法にもとづき買取時には本人確認が必要で、運転免許証やマイナンバーカードなど氏名・住所・生年月日が確認できる書類をご用意ください。外箱や冊子があれば一緒にお持ちください。リンクサスは店頭・出張・宅配買取に対応しています。
最終更新:(リンクサス 今井一輝 監修)。買取の条件・運用は変更される場合があります。






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