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国産ウイスキーの中でも、頂点に君臨するレアボトル「山崎55年」。大人気シングルモルトウイスキー山崎の55年ものであり、過去の100本のみ限定でリリースされた超希少な品となります。
今回はそんな山崎55年について解説していきます。価格がどのように推移しているのか、応募方法がどのようなものであったのかと気になっている方はぜひ参考にご覧ください。
目次
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山崎55年は、サントリーがリリースするシングルモルトウイスキー山崎の限定ボトルです。55年という表記から分かるように、中には酒齢55年以上のスペシャルな超長期熟成モルトだけが使われています。
ウイスキーは基本的に、熟成期間の長いヴィンテージものの方が高級品という扱いになります。なぜなら熟成ウイスキーは原酒の製造に時間がかかる上、熟成を重ねれば重ねるほど量が目減りし、一樽からたったわずかの量しか生産ができなくなるためです。
山崎55年はサントリーがこれまでリリースしてきた中で最高酒齢表記のボトルであり、山崎ブランドの中でも、そしてサントリーがリリースするすべての銘柄のウイスキーを含めた中でも最も特別な1本となります。当然販売数は少なく、希少価値の高い限定品となります。
そんな山崎55年は、ミズナラ樽原酒由来の赤い琥珀色の見た目が特徴で、みるからに濃厚な熟成ウイスキーであることが伺えます。伽羅や白檀を感じさせる複雑な香りが印象的で、口に含むと贅沢な甘味とほろ苦さ、ウッディネスが広がっていきます。
余韻も濃厚で長く、ほのかな苦味と共に続いていきます。簡単に口にできるようなウイスキーではありませんが、ファンなら誰でも一度は憧れる存在と言えるでしょう。
そう言えば、山崎55年は無事受け取っています。この木箱から取り出すの意外と力を入れないといけなくて緊張しました。琥珀色が美しい… #山崎55年 pic.twitter.com/mqCjXEEtdV
— aqua_vitae (@aquavit56500804) July 14, 2020
スペシャルな山崎として作られた山崎55年は、ボトルデザインから特別なものが使われます。山崎55年には、磨き上げられたクリスタル製のボトルが採用されています。ボトルには年数表記の「55」が、日本伝統の漆工芸「蒔絵」として施されています。ゴールドに輝くロゴの文字は高級品であることを感じさせます。
また外箱には、山崎モルトの樽にも使用されている国産のミズナラ材で作られた木箱が使われています。トメ作りを用いて作られた繊細な組み上げで、こちらも手のかかった特別品であることの証と言えるでしょう。なお仕上げは、日本の伝統工芸である漆塗りにて行われています。
このようにして作られた山崎55年のボトルは、空き瓶だけでもコレクターズアイテムとして高い価値が認められています。メルカリなどのフリマアプリやオークションアプリでは、空き瓶ですら数十万円の価格で取引されているのを確認できます。
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山崎55年が発売されたのは2020年6月30日(火)のことでした。オリンピックイヤーとして盛り上がる中で、日本を代表する超長熟モルトウイスキーがリリースとなりました。
販売本数は100本・定価は税抜300万円で、流通量はとにかく少なく、販売は抽選にて行われました。抽選に当選した非常にラッキーな方だけが、山崎55年を手にすることができたのです。
なお今のところリリースは1回のみで、再販の予定なども特に発表されていません。そのため現存する山崎55年はとにかく希少であり、天文学的とも言われるほどの高額がつけられているような状況です。
山崎は日本を代表するウイスキーです。いわゆる純国産の「ジャパニーズウイスキー」に当てはまるブランドとなります。
今、世界では非常に大きなジャパニーズウイスキーブームが巻き起こっています。かつてウイスキーといえばスコッチやアイルランドのものが有名でしたが、日本のウイスキーには海外ウイスキーにはなかなかみられない、オリエンタルな香りがあると評価され人気が認められています。
その最も代表的なブランドであり、火付け役でもあったのがサントリーの「山崎」でした。
山崎のウイスキーはノンヴィンテージや12年、18年、25年といった定番ボトルも含め、全てが世界的にブームとなり品薄状態が続いています。
国内に限らず海外にも市場があり高い需要があるため、山崎のウイスキーはとてつもない人気を集めているのだと言えます。
山崎蒸溜所では、モルト原酒の多彩な作り分けを行っています。樽の種類や熟成方法、貯蔵方法などさまざまな工夫を凝らせています。この原酒の作り分けも山崎の魅力であり、人気理由につながっています。
山崎蒸溜所には世界でも類を見ないほどの原酒の種類があり、たくさんの原酒をバランスよく使うことで山崎独自の複雑さが表現されています。100万を超える樽の中から、匠と呼ばれるブレンダーたちが最適なものを見極め、繊細なブレンドを重ねることで山崎の味を作り上げています。
当然、山崎55年にも非常にたくさんの原酒が使われています。中には1964年蒸溜のホワイトオーク樽原酒や1960年蒸溜のミズナラ樽原酒などもブレンドされています。熟成のピークを迎えた原酒を贅沢にブレンドすることで、繊細で複雑、そして壮大さを感じさせる味わいを表現しています。
山崎55年の発売当時の価格は税抜で300万円、税込で330万円でした。山崎55年よりも前にリリースされていた限定品「山崎50年」は定価100万円であったため、比較すると山崎55年には非常に高い値段がつけられていることがわかります。
700mlボトルが1本で300万円というのは、通常のウイスキーでは考えられないことでしょう。しかしそれでも人気は凄まじく、300万円のボトルは抽選の段階から人気が殺到し、当然のように完売となりました。
山崎55年に人気が集まったのは、山崎ファンの方はもちろん投資家や転売ヤーの影響も大きいでしょう。すでに限定品としてリリースされていた山崎50年は、過去3度合計250本リリースされましたが、定価100万円であったボトルに数千万円越えの値段がつけられているような状況でした。
この価格高騰に目をつけた投資家たちが、こぞって山崎55年を手に入れようとした動きがありました。つまりウイスキーファンからの注目だけでなく、投資や転売の対象としての注目が集まったことも、山崎55年の価格高騰に繋がったのだと考えられます。
米競売大手サザビーズによると、サントリーで最も熟成年数が長いウイスキー「山崎55年」が78万ドル(約1億1670万円)の値段がついたらしい。
— 関野吉記/ ブランディング/ (株)イマジナ代表取締役 (@YOSHIKI_SEKINO) November 7, 2023
山崎55年の今の価値は、オークションの実績を見ると予想しやすいです。世界の有名なオークションでは、過去に山崎55年が出品された例がいくつかあります。
例えば2022年6月にニューヨークにて行われたサザビーズのオークションでは、約60万ドル(日本円で約8100万円)の値段で落札されたことを確認できます。また2020年に香港で行われたオークションでは、約8500万円の価格がつけられた実績もあります。
8000万円超えの価格で落札されているのは、日本のウイスキーとしては最高額です。ウイスキー人気の継続、そしてここ最近の世界情勢を見る限り、この価格はさらに上がっていくのではないかと考えられています。2023年11月情報では、サザビーズのオークションにて1億円の値段がつけられたとの口コミも投稿されています。おそらく今後も、価格はますます高騰していくことでしょう。
山崎ウイスキー55年 330万円
明日9時から抽選応募キックオフ。#twlc pic.twitter.com/gVni5elHsW— イワイレンマ (@hyakusenremma) February 4, 2020
山崎55年は、サントリーの公式サイト上にある特設ページから抽選申込が可能でした。発売は2020年6月でしたが、抽選販売自体は2020年2月5日より行われていました。
応募期間に所定のフォームに必要事項を記載し申し込みをすれば、抽選への参加自体は簡単にできるというものでした。未成年は応募できませんが、インターネット上での募集で比較的自由に応募ができたため、少ない枠に多くの応募が殺到したのではないかと考えられています。
なお応募フォームには、氏名や住所といった個人情報のほか、独自の作文を記載する欄もありました。作文は400字×3題で、山崎に関する以下のような質問に答えるというものでした。
抽選方法などは明記されておらず不明となっていますが、作文があることから山崎に対する想いが強い方を審査し選んでいたのではないかと予想できます。転売対策として、ウイスキーに対する愛があり、簡単に手放してしまうことのない方を選んでいるのではないかとも考えられます。
山崎55年に奇跡的に当選!
この幸運を支払いを済ませた今も実感できずにいます。笑
貴重なウイスキーを楽しむ計画で頭がいっぱいです。
また一つ夢が叶った幸運に感謝!#山崎55年#山崎55年当選 pic.twitter.com/kDbbktBuQy— キングもっち (@Kurosu_ke6) March 21, 2020
山崎55年は抽選販売で当選した方のみが購入できるという仕組みでした。なお当選発表はメールなどでは行われず、当選者にのみ通知が届くという形で行われました。
実際の当選報告を見ると、書留形式にて封書が届き、中に当選の通知および必要書類などが入っているのを確認できたと投稿があります。そして同封されていた本人確認書類などをサントリーへ返送すると、後日サントリーから実際の購入手続きの案内がメールにて届くとのことでした。
購入はサントリー系列が運営する「イエノバ」という通販サイト上にて行われました。決済はクレジットカードもしくは銀行振込の方法が選べるとのことでした。なお商品そのものの到着は7月以降であったため、届く前に現金を払わなければいけないというリスクもあったそうです。
今後の限定品が同じ形式で販売されるとは限りませんが、山崎の限定品に応募してみたいという方はぜひ参考にしてみてください。
8000万円越えの価格がつけられている山崎55年は、当然ながらお酒買取市場でも人気のアイテムです。未開封・本物であることが確認できれば、数千万円の買取価格になることは間違い無いでしょう。
そんな山崎55年の安全な取引をご希望であれば、ぜひお酒買取専門店リンクサスにお任せください。リンクサスはお酒に特化した買取専門店で、高額ウイスキーの取引実績も豊富です。ウイスキーに詳しいプロによる査定で、業界最高水準の値段をおつけすることができます。もちろん査定時には料金など一切発生いたしません。
またリンクサスでは山崎55年の空き瓶買取や、山崎NV・山崎12年・山崎18年・山崎25年といった現行品の買取も積極的に行なっています。コレクション整理や遺品整理などで売りたいウイスキーが出てきたという方は、ぜひお気軽にお声掛けください。
なお個人の方はもちろん、業者の方々からの問い合わせも受け付けています。ご利用しやすい「店頭買取」、大量買取や高級品にも対応できる「出張買取」、遠方からのご利用におすすめな「宅配買取」をご用意していますので、ぜひご活用ください。
山崎55年は超希少ボトルで高額買取が期待できます。せっかくならより高く売れるような工夫をした上で査定に出すようにしましょう。
まず付属品がある場合は、全て揃えた状態で査定に出すことをおすすめします。外箱や冊子が揃っているか否かで値段が大きく変わってきます。
また見た目のコンディションを整えておくことも重要です。長期保管で埃まみれになっていないかなど、細かい部分まで確かめ、必要なら掃除をしておきましょう。
査定時はできるだけ不要なウイスキーなどをまとめ売りしていただくと、査定額がUPしやすいです。山崎のほか、海外ウイスキーなども査定対象になるので合わせてご相談ください。
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2020年に100本のみ限定で発売された山崎55年は、1960年代の原酒を使って作られた超希少なモルトウイスキーとなります。今では世界のオークションで数千万円の価値が認められており、今後もさらに価格が上がっていくのでは無いかと予想されています。
日本を代表する有名ボトルなので、ウイスキーが好きな方はぜひチェックしておくと良いでしょう。
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