山崎の最高峰ボトル「山崎25年」
山崎25年はサントリーが販売するシングルモルトウイスキーです。シングルモルト山崎には定番ラインナップとして山崎NV、山崎12年、山崎18年、山崎25年というボトルがありますが、
山崎25年は定番品の中ではもっとも長熟ボトルであり高級品の扱いとなります。1999年にサントリー創業100周年を記念して生まれたボトルで、そこから定番ボトルとして毎年リリースされています。
そんな山崎25年の中には、山崎蒸溜所で作られるモルト原酒から、
酒齢25年を超える特別なものだけが選ばれてブレンドされます。希少なミズナラ樽原酒やシェリー樽原酒などが味と香りのメインになっており、とにかく贅沢で甘やか、そして奥深い味わいをしていることが特徴に挙げられます。
なお山崎25年は、通年販売の定番品ではあるものの
販売本数は年間およそ1,200本と非常に少なく流通量が限られています。そのため簡単には手に入らず、市場では驚くほどの高騰化を見せています。
700mlボトルの
定価は176,000円(税込)ですが、
流通価格は150万円を超えているような状態です。つまり150万円払っても購入すべきウイスキーとして認められているということになります。その人気は国内だけでなく、海外にまで広がっているような状況です。
旧型の山崎25年とは?現行品とは何が違うの?
山崎25年は発売された時期によって、さまざまな違いがあります。
過去に発売されていた山崎25年の旧型は旧ラベル、旧ボトルなどと呼ばれ、希少価値の高さから現行品よりもさらに高い値段が付けられています。
当然お酒買取の市場でも、ボトルの違いにより評価額・査定額は変わってきます。それでは実際にどのようなボトルが過去に発売されていたのか、それぞれ見ていきましょう。
山崎25年旧型 ベロアケース 年号入り
一番最初にリリースされていた山崎25年は、紙箱ではなく
ベロアケースに入れられていました。さらに初期は年号が付けられていて、
1998〜2005年までの表記を確認することができます。
ベロアケース入り・年号入りの旧型は例年1,200本程度のリリースであったため、とにかく希少価値が高いです。
なお年度によっては、600本しかリリースされなかったという年もあります。
またこの時代の山崎25年には、ラベルに
サントリーの金花マークが付けられているのを確認できます。右下には生産本数が表記されていて、“年間に何本リリースされていたのか”、“何本目のボトルであるのか”を確認できるようになっています。
付属品はベロアケースのほか、外箱を覆う白い箱も付けられています。なおこの時代の山崎25年には冊子はなく、ウイスキーを包むスポンジのみが付けられています。完備品の流通が少ないので、白箱までついた品は特に査定額が高くなる傾向にあります。
山崎25年旧型 ベロアケース 年号なし
2005年をすぎてからは、同じベロアケース入りでも年号表記がなされなくなりました。またラベルの金花マークや生産本数表記などもなくなっています。
代わりにラベル右下には生産本数でなく、
ナンバー表記が書かれるように変わっています。およそ7000〜9000番台のものが、ベロアケース入り・年号なしの商品としてリリースされています。この時代の山崎25年は販売本数そのものが少ないため、査定ではより高額になることが期待されるボトルです。
山崎25年旧型 紙箱
山崎25年は2021年にモデルチェンジしています。ベロアケースが廃止となり2021年にモデルチェンジが行われるまでは、紙箱でのリリースが続いていました。発売時期が長かったことから、
市場に最も流通している山崎25年となります。
旧型・紙箱タイプの山崎25年は、
現行品とは違いシェリー樽長熟原酒がメインに使われているのが特徴です。現行の山崎25年はミズナラ樽使用へと切り替わっているので、飲み比べてみると味わいも大きく変わっているのを確認できるでしょう。
また旧型・紙箱の山崎25年は、
ラベルの右下に番号が割り振られているのも特徴となります。10,000〜36,000番台のものが多く流通していて、番号が異なるとキャップ部分などのデザインも少しずつ変わってきます。
なお紙箱の他には、外箱として白い箱も付属しています。中にはウイスキーを守るためのスポンジと、山崎25年に関する冊子が付けられています。
買取に出す際は、冊子や外箱なども全て揃った状態で査定に出していただくと査定額がUPしやすくなります。
山崎25年 現行品(布箱)
現行品として2021年以降にリリースされている山崎25年は、
紙箱ではなく布箱に入っているのが特徴です。ラベルデザインも変わっていて、つぶつぶのような独特な模様が描かれています。なおラベル右下の生産番号は表記されなくなっています。中身も変わっており、中にはミズナラ樽・スパニッシュ樽・アメリカンオーク樽の原酒が使われています。
付属品も近年のものは少なくなっていて、中の冊子やスポンジなどが使われなくなっています。冊子の代わりに箱の蓋裏に説明書きが書かれるようになるなど、近年の資源節約の動きによる影響がみられています。
山崎25年リミテッドエディション
山崎25年には旧型と呼ばれる古いボトル、現行品と呼ばれる新しいボトルのほか、「山崎25年リミテッドエディション」というボトルも存在しています。リミテッドエディション表記のものは
木箱に入っているのが特徴で、見た目からスペシャルな作りをしています。
リミテッドエディションは実は一般ルートには流通していません。なぜならこちらは、
免税店限定の海外向け商品であったためです。当然流通量は少なく、それだけ高い価値がつけられています。
なお中身はリニューアル前の旧型と同様、長期熟成シェリー樽を使用した山崎25年となっています。木箱のほか付属品として外箱や冊子、熨斗、水引がつけられています。
旧型の山崎25年はお酒買取でも大人気
旧型・旧ボトルの山崎25年は、とにかく希少なのでお酒買取の査定でも高額になります。
もし未開封で飲まない山崎25年のボトルをお持ちなら、ぜひ買取査定の利用を検討してみてください。状態が良ければ数十万〜100万超えの査定額が付くケースもあります。なお査定額はボトルや付属品の状態によっても変わってきます。
ベロアボトルの旧型商品などは特に高値になりやすい傾向にあります。
リンクサスのお酒買取なら、山崎25年をボトルの違いなども加味した上で丁寧に査定させていただきます。「なぜこの金額になるのか」「どうすれば高額査定となるのか」なども詳しく説明させていただきますので、お酒にあまり詳しくない方でも安心してご利用ください。
なお買取査定は店頭のほか、出張対応や宅配対応でも受け付けています。お電話での相談のみの利用もOK、手数料や査定利用は一切かからず無料なので、まずはお気軽にお問い合わせください。
また
山崎25年は空き瓶・空きボトルも買取査定対象になります。飲んだ後の空き瓶を余らせているという方も、ぜひ買取査定の窓口までご相談ください。
空き瓶の場合も
箱付き・冊子付きになると金額がUPします。コレクション整理をお考えの方やお店をクローズ予定の業者の方など、さまざまな目的で査定をご利用いただけます。