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ちょっと特別なシーンで飲まれることの多いシャンパン。香り高く爽快感がある飲み心地で、老若男女問わずに愛されているお酒の一つです。しかしあまりの美味しさに「気づいたら酔いが回っていた・・・」と飲み過ぎてしまうことも少なくありません。
悪酔いや飲み過ぎを防いでシャンパンと上手に付き合うためには、シャンパンの度数や適量についてきちんと理解しておきましょう。この記事ではシャンパンの度数について解説しながら、おすすめ銘柄なども紹介していきます。
目次
シャンパンは正式名称をシャンパーニュと言います。フランス・シャンパーニュ地方で作られる微発砲性ワインのことで、数あるお酒の中でもリッチな飲み物として親しまれていることが多いです。
そんなシャンパンのアルコール度数は11〜12.5%ほどです。銘柄による細かな違いはあるものの、これより極端にアルコール度数が低いものは存在していません。
お酒の種類
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アルコール度数の平均
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---|---|
シャンパン
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約11〜12.5%
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ビール
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約5%
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約12%
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約15〜17%
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焼酎
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約20~25%
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ウイスキー・ブランデー
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約40〜43%
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シャンパンのアルコール度数を他のお酒と比較してみました。表を見てわかる通り、シャンパンはビールよりもアルコール度数が高く、日本酒よりはややアルコール度数が低いお酒となります。
シャンパンはブドウを原料に作られるスパークリングワインの一種であり、いわゆる醸造酒に該当します。そのため焼酎やウイスキー・ブランデーなどの蒸留酒に比べると、アルコール度数はやや控えめです。
ただし表で見るとアルコール度数が控えめに感じるかもしれませんが、飲み過ぎると悪酔いや二日酔いの原因となってしまうこともあるので注意です。
シャンパンとスパークリングワインは、微発砲性のワインという点では同じです。しかしスパークリングワインが微発砲性ワイン全般を指すのに対して、シャンパンには明確な定義が定められています。フランスのワインに関する法律「原産地呼称管理法」の指定基準を満たしたものしか、シャンパンを名乗ることができません。
定義の中では、シャンパンのアルコール度数は必ず11%以上と定められています。アルコール度数11%に満たないものは、同じ製法や原料で作られていてもシャンパンを名乗れず、スパークリングワインに分類されます。
シャンパンには度数に関するルールがある一方で、スパークリングワインには度数のルールはありません。そのためシャンパンとは違い、スパークリングワインの中には低アルコールの銘柄も存在します。
例えばイタリア産のスパークリング赤ワイン「ランブルスコ」ならアルコール度数約8〜10%、甘口のマスカットから作られる微発砲性の「モスカートダスティ」ならアルコール度数約5%といった具合です。
シャンパンの中には低アルコールのものが存在しないので、シャンパンのような微発砲を楽しみつつ控えめな度数のお酒が楽しみたいと感じた場合は、スパークリングワインの中からお気に入り銘柄を探してみるのもありです。
シャンパンは、度数自体を比較すると日本酒やウイスキーなどに比べて控えめなお酒です。しかし飲んでいると、意外と酔いやすいと感じることがあります。
ではなぜシャンパンはアルコール度数の割に酔いやすく感じるのでしょうか?ここからは、シャンパンが酔いやすいと言われる理由を解説します。
ワインやシャンパンなどのアルコールは、基本的にゆっくり味わうお酒となります。しかし独特の渋みがあるワインや刺激のある日本酒、ウイスキーなどのアルコールに比べ、シャンパンにはフルーティーな香りのものが多く飲みやすい味わいの銘柄が多いです。シャンパンならではのきめ細やかな泡も、シャンパンが飲みやすいと感じる大きな理由です。
スルスルと飲めてしまう美味しいシャンパンは、それだけ飲むペースも早くなりがちです。オーバーペースで飲んでしまうと、当然酔いやすくなるので注意が必要です。
シャンパンやビールのように炭酸が含まれるお酒は、発泡していないお酒に比べアルコールの吸収が早いという説があります。
特に炭酸の圧が強ければ強いほど、胃の壁を刺激してアルコールの吸収を促進すると言われています。シャンパンはガス気圧が5〜6気圧程度あるため、それだけアルコールの吸収が高まりやすい傾向にあります。
シャンパンは基本的に、冷やしてそのまま飲まれることが多いです。ウイスキーやブランデーのように、水割りなどで飲まれることはありません。
ウイスキーやブランデーは度数40%以上と強いお酒ですが、水や炭酸で割ればアルコールはその分薄まります。例えばウイスキーを炭酸で割ったハイボールの場合、アルコール度数はおおよそ5〜9%となります。
厚生労働省が発表する1日あたりのアルコールの適量は、純アルコール20gほどです。これをアルコール度数11〜12.5%のシャンパンに換算すると、1日あたりの適量はグラス1〜2杯程度となります。
厚生労働省 飲酒のガイドライン
ただしこれは、あくまでも平均値の話です。お酒の強さは個人によって違うので、特にお酒に慣れていない方は注意しましょう。体調が悪い日などは無理をしないことも大切です。飲み過ぎを防ぐためには、あえて容量の小さなグラスを使うのもおすすめです.
一方で適量を守って少量のシャンパンを飲むことにはメリットもあります。適度なシャンパンには脳の健康状態や肌の健康状態を保ってくれるという報告もあるほどです。上手に付き合うことで、認知症や心臓病予防にもつながるといわれています。
シャンパンでの悪酔いを防ぐためには、チェイサー(水)やおつまみと合わせながら飲むことを心がけましょう。これはシャンパンに限った話ではありませんが、水やおつまみを胃のなかに入れることで、アルコールの吸収速度が控えめになり、お酒の飲み過ぎを防ぐことができます。
特に乾杯シーンで飲まれることの多いシャンパンは、どうしても空きっ腹状態で飲みがちです。チーズやナッツなどを胃のなかに入れるだけでも酔いやすさが変わるので、悪酔いを防ぎたい方は心がけてみてください。
ドンペリニヨンは通称「ドンペリ」の愛称で親しまれる高級シャンパンです。伝統的なシャンパンで、バブル期に大ブームを起こしたことでも知られています。上質なブドウが収穫できた年にしか生産されないという、こだわりのリッチなヴィンテージシャンパンです。
そんなドンペリのアルコール度数は12.5%と、シャンパンの中では標準〜やや高めです。ミネラルを感じられる引き締まった味わいで、熟成が生み出す複雑で調和の取れた香りと味が魅力です。
なおドンペリにはスタンダードな「ドンペリ白」のほか、「ドンペリ・ロゼ」「ドンペリ・ブラック」「ドンペリ・プラチナ」「ドンペリ・ゴールド」と呼ばれるさらに高級なボトルもあります。いずれもアルコール度数は12.5%となっています。
アルマン・ド・ブリニャックは「アルマンド」の愛称で親しまれるシャンパンです。セレブに愛される高級シャンパンであり、海外の有名人から火がつき人気を集めました。
アルマンドはスペードのマークとカラフルなボトルがモチーフであり、クラブなどでは3色のボトルを並べたアルマンド信号機も流行しています。もちろん見た目だけでなく、絶妙な滑らかさがあり味わいの評価も高いです。
なおアルマンドのアルコール度数は12.5%で、いずれのボトルも同じ強さです。
モエ・エ・シャンドンは世界で最も有名なシャンパンです。世界で一番売れている銘柄であり、「モエシャン」などの愛称で親しまれます。
モエ・アンペリアルはそんなモエ・エ・シャンドンのアイコン的なボトルです。安定した質の高さを持ち、どんな料理にも合わせやすい美しいブレンドが特徴となります。
モエ・アンペリアルの度数は12.0%です。通常ボトルのほかロゼシャンパーニュである「アンペリアル・ロゼ」の場合も度数は12.0%となっています。
一方モエ・エ・シャンドン アンペリアルシリーズの中でも「グラン ヴィンテージ」と呼ばれるヴィンテージシャンパンには12.5%のものも存在しています。それぞれ味わいも異なるので、飲み比べてみると面白いかもしれません。
1772年創業という老舗のメゾンが手がけるシャンパンで、「イエローラベル」のほか「ホワイトラベル」「ローズラベル」などがあります。アルコール度数は基本的に12.0%と、標準的なシャンパンの強さになります。
イエローラベルはピノ・ノワールを主体に、ピノ・ムニエやシャルドネを組み合わせています。50〜60種のブドウをブレンドすることで、辛口の中にもフレッシュな果実味と優しく甘いアロマを表現しています。
ラベルの色が変わるとブドウのブレンドが異なり、味わいも変わります。ホワイトラベルはピノ・ムニエが多めでほんのり甘口、ローズラベルは赤ワインをブレンドしたフルボディで余韻の長いシャンパンとなります。
クリュッグは「シャンパンの帝王」と呼ばれるような人気ブランドです。あえてヴィンテージにこだわらず、さまざまな種類のリザーブワインを使用するマルチ・ヴィンテージのシャンパンであることが特徴です。
クリュッグの中でも最もスタンダードなのがグランド・キュヴェです。ジンジャーブレッドやドライフルーツを思わせる豊かで香ばしい香りで、口当たりは非常に滑らかです。
クリュッグ グランド・キュヴェのアルコール度数は12%です。一方ラインナップのうち、「クリュッグ ロゼ」などのボトルには12.5%のものもあります。
シャンパンはどうしても製法上アルコール度数が11%以上と高くなります。そこで、シャンパンのような感覚を楽しみながら低アルコールで飲みやすいスパークリングワインを探してみました。
低アルコールのスパークリングワインは、コスパに優れたものも多いので初心者の方にもおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。
ポンパドールはフルーツの風味が特徴のスパークリングワインです。サントリーとスペイン・フレシネ社の共同開発によって生まれました。日本人の嗜好に合わせた味わいで、アルコール度数6〜6.5%と控えめなお酒のため女性でも飲みやすいです。
シャンパンを意識したきめ細やかな泡で、口当たりが美しいことがポンパドールの人気の秘訣です。1本あたりの価格が1,000〜1,500円程度と手軽に購入しやすいため、高級シャンパンには抵抗がある方にも挑戦しやすいです。
またポンパドールはフレーバーが豊富で、ピーチやマスカット、ライチなどの味わいから好きなものを探しやすいです。その日の気分やおつまみに合わせて楽しめるため、飲み飽きしにくいのが大きなメリットです。
ペティアン・ド・リステルは「リステル」の愛称で親しまれるスパークリングワインです。アルコール度数が4%ほどでサワー・カクテル並みの強さなので、強いお酒が苦手な方でもチャレンジしやすいです。シャンパンのように、クラブなどでも取り扱われていることが多いスパークリングワインでもあります。
リステルはただアルコール度数が低いというだけでなく、保存料・酸化防止剤無添加というこだわりも感じられます。通常のカクテルやサワーでなく、ちょっと背伸びしてシャンパンのような気分を味わってみたいというときにもおすすめです。
リステルもポンパドールと同様に、多くのフレーバーがあります。グレープや青リンゴ、フランボワーズなどバリエーション豊富なのでぜひ比べてみてください。
今回はシャンパンのアルコール度数について解説いたしました。
きめ細やかな泡と美しい香りでリッチな気分を味わえるシャンパンですが、実は酔いやすいという特徴もあります。あまりの美味しさについつい飲み過ぎてしまうことがあるので、飲み方には注意しておきましょう。
なおシャンパンはアルコール度数11%以上という決まりがありますが、スパークリングワインにまで視野を広げることで低アルコールのものを探すことができます。ぜひ自分の好みやアルコールの強さに合わせて、自分にとって美味しく飲めるボトルを見つけてみてください。
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