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ここ10年余りで世界的にブームが訪れたウイスキー。特に本場スコットランドのシングルモルトには、非常に高い価値が付けられています。
多数ある銘柄の中でも、特に貴重と言われるウイスキーが「ポートエレン」です。ポートエレンはすでに稼働が停止してしまった蒸留所のウイスキーであり、どのボトルも希少で幻のウイスキーとして扱われています。
今回はそんなポートエレンにフォーカスを当てて紹介していきます。蒸留所復活の噂や、2021年にリリースされた「ポートエレン40年」についても解説していくのでぜひ目を通してみてください。
目次
ポートエレンは、スコットランドのアイラ島にかつて存在していた蒸留所の名前です。またそこで作られていたシングルモルトウイスキーの銘柄のことを指します。
アイラ島はウイスキーの名産地であるスコットランドの中でも6大名産地の一つに数えられています。ポートエレン蒸留所はそんなアイラ島のポートエレン港近くで、1825年に創業し100年に渡りウイスキーづくりを行ってきたという非常に由緒正しい蒸留所となっています。
アイラ島のウイスキーは独特なピートを含む地層の影響を受け、どれもピーティーでスモーキーな個性派の味わいをしているのが特徴です。ポートエレンもアイラモルトらしいピーティーさがあり、また華やかで一度飲んだら忘れられないような味わいをしています。
実はポートエレン蒸留所は、1900年代のウイスキー人気低迷の影響を受け稼働が停止していまっています。1929年に一度操業停止となり、そこから1967年に再開しましたが、1983年には完全に閉鎖されています。1983年以降からはウイスキーづくりを行なっていなかったため、今残る原酒はとても希少なものになってしまっています。
閉鎖されるまでに作られていた残りの原酒は、公式やその他いくつかの会社からボトライズされ限定品として少しずつリリースされている状態です。もちろん数は限られており、全てがレアリティの高い「幻のウイスキー」として扱われています。
特に近年リリースされているものは、最低でも1983年以前に仕込まれたウイスキーであり熟成期間も長くなっています。熟成の長さと希少さが相まって、ポートエレンの価値は年々上昇し続けています。
ポートエレン蒸溜所。
まだまだ全然出来てなくて、スチルが剥き出しの異様な光景でした?
海も街もとても綺麗で、新しい蒸溜所が出来たら無敵ですな? pic.twitter.com/FSnw03Lpcg— Kouji Nakamura (@Bar_ROSEBANK) May 29, 2022
幻の蒸留所と化していたポートエレン蒸留所ですが、25年の閉鎖期間を乗り越え復活することが発表されています。ただ今再稼働の準備が進んでいる途中で、すでに新蒸留所のマネージャーも決定しています。ディアジオ社の正式発表によると、キルホーマン蒸留所やカリラ、ラガヴーリンのブランドで活躍していたアレキサンダー・マクドナルド氏がマネージャーとなるとのことです。
そしてポートエレンの新蒸留所は、かつて運営していたポートエレンの旧蒸留所を活かして建設されることも決まっています。旧蒸留所の施設は全て残っているわけではありませんが、パゴタ屋根が特徴的なキルン建物は修復され新蒸留所に組み込まれると決まっています。過去の伝統もきちんと大事にしつつ、新しくポートエレンの歴史をスタートさせようとしている状態です。
なお新蒸留所には、2つの蒸留が独立して行えるようにスチルが2組別々に設置されるとのことです。片方はかつてのポートエレンを再現するように設計、そしてもう一方は従来とは違った新しいスタイルのウイスキーづくりに使用される予定です。ポートエレンのファンの方も、これから新しいウイスキーにトライしたいという方も、ぜひチェックしておきたいところです。
蒸留所は今まさに稼働を再開するところであるため、ウイスキーが作られ商品としてリリースされるのはまだ何年も先のことです。それでも伝説の蒸留所が復活することには、期待せずにはいられません。これまで作られていた希少なポートエレンの残りにも、改めてスポットが当てられると考えられます。今は簡単に挑戦できるような銘柄ではないですが、ウイスキーファンでポートエレンを飲める機会があればぜひ堪能しておくべきと言えるでしょう。
こちらもポートエレン40年9ローグカスク到着??
83万の関税5万で88万一括払い??国内で個人で持ってるの10人もおらんのでは??
梱包が厳重すぎてまるで金庫みたいでした???#TWLC https://t.co/QjY4nPLlpC pic.twitter.com/O6fMlkjXZp— へっつい(地主 竃) (@hettui2442) July 2, 2021
ポートエレン40年は2021年にリリースされたポートエレンの限定品で、銘柄のオフィシャルボトルの中でも最長熟のものになります。ポートエレン蒸留所が閉鎖される前の1979年に生まれた際立ったフレーバーの希少な原酒を、40年という長期熟成ののちにボトリングした非常に希少価値の高い商品です。
ポートエレン40年は“9 ROGUE CASKS(9つの異端の樽)”をテーマに作られていて、特別な個性を持つ原酒の中からマスターブレンダーのクレイグウィルソンが9つの樽を選定しボトリングされているのが特徴です。9つの樽にはアメリカンオーク樽のホッグスヘッド、ヨーロピアンオーク樽のバットが含まれているとのことです。カスクストレングス=加水なしのボトリングで、希少な原酒の味わいと価値を存分に堪能できます。
そんなポートエレン40年は繊細なハーブのような香りの中に、穏やかなスモーキーさとクリームのような滑らかさを感じられます。アイラの伝統であるスモーキーな味わいは焚き火のようなニュアンスで、熟成によるウッディーさも感じ取ることができます。
稼働停止した蒸留所の中でもさらに希少な長期熟成酒ということで、販売価格は880,000円(税込)と定価でもスペシャルな値段が付けられています。リリースは1,380本のみで非常にレアであるため、今後天文学的な値段に高騰することが予想されています。
久々に朝まで飲んで昼まで寝てた
昨日のちょっと良いウイスキーの記録(自慢w)
ポートエレンの22年60.5%
お祝い事でもないと飲めんヤツやw pic.twitter.com/9SEud9FyyI— tessy105 (@tessyt105) May 14, 2022
2021年にリリースされたポートエレン40年以外にも、ポートエレンにはいくつかの限定品が存在します。公式ボトル・ボトラーズボトルがありいずれも限定品であるため、見かけたら非常にラッキーと言えます。どのボトルもすでに完売状態で、入手するためにはオークションなどで高値購入する必要があります。ポートエレンの限定ボトルには以下のようなものがあります。
ウイスキーの種類
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限定本数や特徴など
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ポートエレン22年 1stリリース 1979 |
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ポートエレン24年 2stリリース 1978 |
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ポートエレン24年 3rdリリース 1979 |
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ポートエレン25年 4thリリース 1978 |
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ポートエレン30年 オールド&レア ダクラスレイン社 |
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ポートエレン32年 11thリリース 1979 |
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ポートエレン32年 15thリリース 1963 |
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ポートエレン39年 |
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ポートエレンの限定品は2000年代に入ってから定期的にリリースされていて、上記以外にも複数のボトルが発売されてきました。いずれも数千本限定の希少な品であり、流通価格は少なくとも30万円以上、中には1本で100万を超えるような値がつけられているボトルもあります。
シングルモルトが非常に希少なポートエレンですが、実はポートエレンの残る原酒を使って作られる「ブレンデッドウイスキー」が存在しています。ポートエレンを原酒に含むブレンデッドウイスキーは以外にも手の届きやすい価格帯で販売されているので、ぜひチェックしておきましょう。
ポートエレンを含むウイスキーで特に有名なのが「ビックピート」という銘柄です。ビックピートはアイラモルトのみをブレンドした“ブレンデッドモルト”に該当するウイスキーで、ダグラスレイン社からリリースされています。ボトルには“ピートおじさん”と呼ばれるおじさんのイラストが描かれているのが特徴で、見た目からインパクトを感じることができます。味わいもアイラモルトのブレンドというだけあり、強烈なピートとスモーク感が非常に際立っています。ポートエレンに興味がある方は、ぜひビッグピートもチェックしておきたいところです。
ビッグピートのほか、人気ブランドであるジョニーウォーカーのブルーラベルにもポートエレンの原酒が含まれています。「ジョニーウォーカー ブルーラベル」はジョニーウォーカーシリーズの中でも最上位ランクに該当するボトルであり、ピートの芳醇さと濃厚な味わい、そして甘い香りとブレンドの良さを堪能できます。
シングルモルトのポートエレンとは違い様々な銘柄を組み合わせたブレンデッドウイスキーなので、濃厚でありつつもバランスに優れていて飲みやすいのが特徴です。16,000円ほどの高級ウイスキーとして、ギフトや贈答品としても人気があります。
ポートエレンの紹介を読み、希少さにびっくりされた方も多いのではないでしょうか?
どのボトルもレア度の高いポートエレンのウイスキーは、買取査定でも高額買取が期待できるアイテムです。もし未開封ボトルをお持ちであれば、査定に出すこともぜひ検討してみましょう。特にここ数年でポートエレンは買取相場が急上昇しています。蒸留所が再開され新商品がリリースされる前の今の時期が、買取に出すチャンスと言えます。
なおせっかくポートエレンを買取査定に出すなら、きちんと高値で買取をしてくれるようなウイスキーに精通した買取専門店を選ぶようにしましょう。リンクサスでもポートエレンの高額買取に対応しているので、買取査定利用を検討中の方はぜひ一度ご相談ください。リンクサスなら全国からプロの査定を無料でご利用いただけます。「お店をクローズしてポートエレンの在庫が余っている」「ウイスキーコレクションの整理を検討している」という方など、まずは一度ご連絡ください。
ポートエレンを買取に出す際には、できるだけきれいな状態で査定依頼しましょう。日頃から丁寧な保管を心がけておき、もし見た目が汚れている場合はサッと綺麗にしてから査定に出すと高値がつきやすくなります。なおポートエレンはボトルによってリリース本数や熟成年数が変わってきます。「いつ頃買ったどんなボトルなのか」をある程度はっきりさせておくと、査定がスムーズに進みやすいです。
またポートエレンのボトルが複数ある場合や他にも売りたいウイスキー銘柄がある場合は、できるだけ合わせて査定に出した方が高額買取になりやすいです。ポートエレンの買取査定を検討中の方は、他にも査定依頼したいウイスキー銘柄がないかどうか思い返してみましょう。
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幻のウイスキーと言われるポートエレンは、希少さも相まって年々その価値が高まっています。蒸留所復活の話も進んでおり、これからますますブランドとして盛り上がることが予想されています。
今は気軽に飲めるウイスキーではないかもしれませんが、もし出会えることができれば非常にラッキーと言えるでしょう。特にスモーキーなアイラモルトが好きな方は、ぜひチェックしておいてください。
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