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お酒を飲む上で気になるのが「アルコール度数」です。お酒の種類によってアルコールの度数=お酒の強さは変わるので、悪酔いを防ぐためには飲みたいお酒の度数がどれくらいなのかを把握しておくことが大切です。
特に焼酎は数あるお酒の中でもアルコール度数が高い傾向にあるため、適量を守って飲むことが大切です。
この記事では気になる焼酎のアルコール度数について解説します。焼酎のジャンルごとの違いやおすすめ銘柄についても触れているので、焼酎に興味がある方はぜひチェックしてみてください。
目次
焼酎はアルコールの中でも蒸留酒に分類されます。蒸留酒とはその名の通り製造過程で“蒸留”をおこなっているお酒のことで、アルコールが凝縮されるため度数の高いお酒になる傾向にあります。実際に市販されている焼酎の度数は20%もしくは25%が一般的であり、アルコールの刺激が強めのお酒に該当します。
ただし一般的には20〜25%のものが多いですが、必ずこの範囲に収まるわけではありません。ものによってはアルコール度数40%を超えるような銘柄、反対にアルコール度数20%以下の焼酎も存在します。銘柄によって大きく度数が変わるのも、焼酎の特徴と言えるでしょう。
銘柄ごとに焼酎のアルコール度数に違いが生まれる理由としては、焼酎の製造過程で“加水”が行われていることが関係しています。焼酎の原酒自体はアルコール度が高く、製品化されるときにアルコール度数が飲みやすい値にまで調整されてリリースされるようになっています。製造過程で加水がどれだけ行われるかによって、焼酎のアルコールの強さは変わってきます。焼酎選びの際は、ラベルを確認しアルコール度数がどれほどであるのか確認しておくと安心です。
焼酎のアルコール度数は、焼酎の種類によっても異なります。焼酎は酒税法上で単式蒸留焼酎と連続式蒸留焼酎に分かれていて、それぞれルールが以下のように決められています。
乙類焼酎、本格焼酎とも呼ばれる焼酎で、昔ながらの単式蒸留で作られます。具体的には芋焼酎、麦焼酎、米焼酎などのジャンルが該当します。沖縄名産の泡盛なども、酒税法上では単式蒸留焼酎に該当します。
単式蒸留焼酎はアルコール度数45度以下と定められていて、一般的には20%・25%の商品が多いですが40%越えの商品も存在します。
連続式蒸留焼酎は、甲類焼酎とも呼ばれる焼酎です。単式蒸留に比べ効率的に不純物を取り除けるというメリットがあり、低価格で購入しやすい商品が多いのも特徴です。
連続式蒸留焼酎はアルコール度数36度未満で作るように定められているため、アルコール度数40%を超えるような商品はありません。
お酒の種類
|
アルコール度数の平均
|
---|---|
焼酎
|
約20〜25%
|
ビール
|
約5%
|
約12%
|
|
約15〜17%
|
|
ウイスキー・ブランデー
|
約40〜43%
|
焼酎のアルコール度数を他のお酒と比較してみました。
前述した通り焼酎は蒸留酒であるため、ビールやワイン、日本酒といった醸造酒に比べてアルコール度数は高いです。嗜む際には強いお酒だと認識しておく必要があります。
一方で同じ蒸留酒のウイスキーやブランデーに比べると、アルコール度数はやや控えめです。加水でアルコール度数が調整されている焼酎は、比較的スイスイと飲めてしまうようなお酒であり、食中酒としても人気があります。
あらら〜この泡盛アルコール度数40%だって笑笑 pic.twitter.com/1fQOJ4wcs6
— こう@KATANA (@GE_koh) December 26, 2019
単式蒸留焼酎(乙類焼酎)はアルコール度数20〜25%前後のものが多いとお伝えしましたが、沖縄の「泡盛」は一味違います。泡盛はアルコール度数の高い銘柄が多く、30%前後の銘柄が市場によく流通しています。
沖縄は地域性から独自の文化が色濃く残っており、それはお酒造りにも表れています。泡盛は通常の米焼酎とは違い原料にタイ米を使用していたり、古酒の文化が残っていたりと他の焼酎とは一線を画した存在となっています。いつもの焼酎のような感覚で飲んでしまうと、想像以上に酔いが回ってしまうということもあるので気を付けておきましょう、
なお泡盛の中には、「琉球泡盛 花酒60度」のようにアルコール度数が60度と非常に高いものがあります。
今年の梅酒作り第二弾
パープルクイーン 1kg
ホワイトリカー 2.5L
蜂蜜 700g
漬け込むと赤紫になる珍しい
梅のパープルクイーンを使いました。 pic.twitter.com/Ij2WjJxsQs— 天丼空海 (@chess64numata) May 28, 2022
焼酎の中には「ホワイトリカー」と呼ばれるものがあります。ホワイトリカーは甲類焼酎のうちの一つであり、主に梅酒などの果実酒造りで重宝されるものとなります。無味無臭に近い焼酎であり、芋焼酎や麦焼酎に比べて果実由来の味を邪魔しないことから、果実酒用のお酒として選ばれることが多いです。
そんなホワイトリカーは焼酎の中でもアルコール度数が35%ほどと高く、そのまま飲むとアルコールらしいツンとした刺激を感じやすいです。一方で梅酒づくりでは梅の成分が溶け出しやすく、非常にバランスの良い梅酒ができ上がると人気があります。アルコール度数35%のホワイトリカーを使用して漬け込んだ梅酒は、アルコール度数およそ20%前後になります。
さらにホワイトリカーは果実酒づくりのほか、サワーやカクテルベースなどにも使用されています。単体でこそ飲まれる機会が少ないものの、高い度数のおかげで幅広い楽しみ方ができるのがホワイトリカーのメリットです。
近年ブームとなっている韓国焼酎は、日本の焼酎よりもややアルコール度数が低めです。例えば人気ブランド「チャミスル」の場合、アルコール度数は13〜17%となっています。特にマスカットやすもも味など、フレーバータイプのチャミスルは13%と比較的飲みやすいようにアルコール度数が設定されています。
ただし度数が低いといっても、ビールや酎ハイなどに比べるとアルコールが強いので飲み過ぎには注意しましょう。特にフレーバータイプのチャミスルはストレートでも飲みやすいような味わいになっているため、気がつくと容量を超えて飲んでしまっているということがあるので気をつけてください。
焼酎(25%):割りもの
|
アルコール度数
|
---|---|
1:4
|
5%
|
1:3
|
6.25%
|
4:6
|
10%
|
6:4
|
15%
|
焼酎は濃いお酒ですが、ストレートで飲まれることは少なく、一般的に飲み会などでは水割り・お湯割りなど割って飲まれる方が断然多いです。そのため割りものの量で調節すれば、アルコールの強さを和らげることができます。
例えば水割り・お湯割りの場合、焼酎:割りもの=6:4の「ロクヨン」がちょうどいい濃さだと言われています。アルコール度数25%の焼酎を6:4の水割りにした場合、アルコール度数は15%ほどになります。
また炭酸で割って焼酎ハイボールを作るのもおすすめです。強いアルコールが苦手な場合は、焼酎:炭酸水=1:3程度にすることで度数6〜7%のお酒として楽しめるようになります。
焼酎での悪酔いを防ぐためには、1日あたりの適量を守って飲むことも大切です。厚生労働省によると、1日あたりの「節度ある適度な飲酒量」は純アルコールで20gとされています。これをアルコール度数25%の焼酎に当てはめると、1日あたりの目安は100mlとなります。
厚生労働省 飲酒のガイドライン
なおこちらは、あくまでも目安の話です。個人の体質や体調によってはもう少し控えめにする必要もあるでしょう。焼酎を飲む際は強いお酒であるということを覚えた上で、無理をしないで嗜むことが大切です。
酔いが回りそうなときは水分を多めに取ったり、体調が悪い日は思い切って休肝日を作ったりなど、工夫しながら上手に焼酎と付き合ってみてください。
よりインパクトのある焼酎を飲んでみたいという方は、度数の高い焼酎銘柄をセレクトしてみましょう。ここからは焼酎ファンの方に向けて、度数の高いおすすめ焼酎を5つご紹介します。
百年の孤独は明治18年創業の老舗「黒木本店」が手がける本格麦焼酎です。生産量が少ない希少なプレミア焼酎として有名です。
蒸留した麦焼酎をそのまま瓶詰めするのではなく、ホワイトオーク樽で長期熟成しているというのが百年の孤独の特徴です。この製法により、まるでウイスキーのような色や香りが生まれています。
アルコール度数は40%と高いですが、熟成により角が取れた味わいになっているため非常に飲みやすいです。特別な日のリッチな焼酎をお探しの方におすすめしたい銘柄です。
個性のある銘柄が少ない甲類焼酎の中で、独特の存在感を放っているのがキンミヤです。キンミヤは雑味が少なくまろやかな焼酎で、ほのかな甘みを感じることができます。
キンミヤには多くのシリーズがありますが、「キンミヤ35度」は特にアルコール度数が高いです。サワーやカクテルベースにしても刺激が薄まりにくく、飲みごたえのある甲類焼酎を探している方にぴったりです。
奄美大島で製造されている黒糖焼酎の銘柄です。「原酒」という名の通り、加水をせずにそのままの味わいを堪能できるようになっています。当然アルコール度数も高く、なんと43%という焼酎としてはギリギリのラインに設定されています。
アルコールは高めですが刺激を感じさせない口当たりの良さ、そして芳醇な味わいが特徴の焼酎です。
残波は沖縄県名産の泡盛の人気銘柄です。比嘉酒造が手がける非常に知名度の高い泡盛で、沖縄県外の関東・関西といったエリアにも多く流通しています。
残波にはさまざまなシリーズがありますが、残波ブラックは「ザンクロ」と呼ばれ特に若い方に人気があります。黒麹由来のキリリとした味わいがポイントで、飲み飽きせずに楽しめるのが魅力です。
獺祭は日本酒銘柄として人気がありますが、実は焼酎もリリースしています。獺祭の酒粕を蒸留して生まれる焼酎で、獺祭らしいフルーティーな香りが特徴です。甘く華やかな香りは、39度でありながらも他の高アルコールの焼酎に比べて格段に飲みやすいです。
焼酎ファンの方はもちろん、日本酒で獺祭が好きという方にもおすすめのボトルです。
高いアルコールの焼酎について知った後は、飲みやすい控えめアルコールの焼酎についても把握しておきましょう。おすすめ銘柄を5つピックアップしたのでぜひ参考にしてみてください。
鍛高譚(たんたかたん)は北海道で作られる特産のしそを使ったしそ焼酎です。しそ由来の香りが楽しめる焼酎で、ロックやサワー、水割りなどさまざまな飲み方で楽しむことができます。
もともとのアルコール度数が20%と焼酎にしては低めであり、さらに割って飲むことでアルコールが薄まり飲みやすくなります。爽やかな香りを堪能できるのが魅力です。
黒霧島は宮崎県にある霧島酒造で作られる芋焼酎です。伝統的な黒麹で仕込むことにより生まれる独特のキレ味とコクがポイントです。
居酒屋でも定番として親しまれる銘柄で、多く流通しているボトルには20%のものと25%のものが存在します。好きな濃さを選んで飲めるので、焼酎に初めて挑戦するという方でもトライしやすいです。
いいちこは大分県で製造される麦焼酎です。国内だけでなく世界的にも有名な焼酎銘柄となります。いいちこには豊富なラインナップがあり、濃すぎる焼酎が苦手という方に向けた「いいちこ12度」という商品もリリースされています。
いいちこ12度は刺激の強い20〜25%の焼酎とは違い、そのままストレートでも飲みやすいのが魅力です。飲みやすいワンカップタイプが発売されていて、手軽に親しめる焼酎として人気があります。
さつま白波は65年以上の歴史を持つ芋焼酎です。昭和50年すぎに訪れた第一次焼酎ブームを牽引した銘柄として有名です。
そんなさつま白波を、蔵元の割り水で12度まで調整した商品が「さつま白波 蔵割り12度」です。手軽に楽しめる濃度の焼酎で、焼酎ファンのみならず初心者にも親しみやすいボトルとなっています。
チャミスルは緑の瓶が目印の韓国焼酎です。日本の焼酎とは違い、一つの原料ではなく米・麦・サツマイモ・タピオカといったさまざまな原料を合わせて作られるのが特徴です。
韓国焼酎であるチャミスルはすっきりとした味わいで、アルコール度数も低めに設定されています。フルーツ味のフレーバータイプが特に人気で、若い世代にトレンドアイテムのような感覚でブームが巻き起こっています。
一言で焼酎といっても、その種類はさまざまです。アルコール度数に関しても、12度程度の飲みやすいタイプから40度以上のものまで幅広くリリースされています。
豊富な種類があり、さらに加水などができる焼酎は、好きなアルコールの濃さで飲めるのが魅力のお酒です。焼酎ファンの方はもちろん、強いお酒だと敬遠してしまっている方もぜひこの機会に試してみてはいかがでしょうか。
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