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ウイスキーはストレート、ハイボール、水割り、ロックなどさまざまな飲み方で楽しめるアルコールです。今回はたくさんある飲み方の中でも、「水割り」に注目して解説していきたいと思います。
ウイスキーの水割りにはどんなメリットがあるのか?どうやったら美味しく作れるのか?このような疑問をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。記事後半には水割りにおすすめのウイスキーも紹介しています。
ウイスキーの水割りは、氷の入ったグラスにウイスキーと水を注いで飲むという方法になります。
ウイスキーのアルコール度数は基本的にアルコール度数が40%前後と高めで、いわゆる刺激の強いお酒です。もちろんそのままストレートで飲んでも美味しいですが、人によっては刺激が強すぎて飲みにくいと感じることもあるでしょう。そんな時に水割りにすることで、ウイスキーの味わいがまろやかになり、飲みやすくなります。
ウイスキーを割って飲む方法だと近年では炭酸割りの「ハイボール」が人気です。しかしハイボールよりも炭酸がない水割りの方が、お腹が膨れにくく食中酒にも取り入れやすいというメリットがあります。またハイボールよりもウイスキー本来が持っている味わいを感じやすいので、色々なウイスキーの味を比べてみたいという方にもおすすめできる飲み方となっています。
しかもウイスキーは加水することで香りが開きやすくなり、華やかな風味が増します。そのため香りがフルーティーなウイスキーは水割りにするのに向いています。ちなみにこの時、ウイスキー:水=1:2〜2.5ほどの比率で作るのがおすすめです。これ以上の加水をしてしまうと、ウイスキーが薄くなりペラペラした印象になるので注意しましょう。
それぞれストレートで少し飲んだ後にトワイスアップとハーフロックで飲んでます(笑)
ロックは香りが無くなるので安い方で(笑) pic.twitter.com/gyVYJ91PrY— モーリィ (@hagekupoppu) November 18, 2019
ウイスキーに水を加えて飲む方法には、水割りのほか「トワイスアップ」や「ハーフロック」という飲み方があります。ただしそれぞれ水の分量などが変わってきます。
水割りはトワイスアップやハーフロックに比べ水の量が多くなります。またトワイスアップよりも冷やすことでアルコールの刺激を感じにくくなります。そのためどの飲み方で飲むべきかわからない・・・という方はまず水割りから徐々に試していくのが良いかもしれません。またアルコール度数が60%近いウイスキーなど、アルコール濃いめのものは水割りで飲むと安心です。
ウイスキーの水割りは簡単に作れますが、適当に作るのと正しく作るのではまるで味わいが変わってきます。せっかくなら割合や分量、そして注ぎ方を覚えて美味しい水割りを堪能してみましょう。
ここからは水割りを作る際のポイントについて解説していきます。
ウイスキーの水割りを作る際は、水道水ではなくミネラルウォーターを用意しましょう。ここで選ぶミネラルウォーターは、ウイスキーの味に馴染みやすい「軟水」がおすすめです。また氷は溶けにくいロックアイスを使うのが理想です。大きめの氷にすることで、ウイスキーが薄まりすぎるのを防いでくれます。
また美味しい水割りを作る際にはグラスにもこだわってみましょう。水割りを作れるような大きめのグラスを用意するのは当然ですが、この際に薄めのグラスを選ぶと口当たりが優しくなり、中のウイスキーも冷えやすくなります。
水割りを作る際のポイントは、氷→ウイスキー→水の順で正しく注いでいくことです。また各ステップの途中で、マドラーでかき混ぜる=ステアするのを忘れないようにすることです。些細なことに感じるかもしれませんが、マドラーでしっかりと混ぜることにより全体が冷え、美味しい味わいの水割りになるのです。
なお水の分量に関してはあくまでも目安なので、自身の好みやウイスキーの濃さによって調節するようにしましょう。目分量で心配な方はカクテル用のメジャーカップなどを使用すると、正しく量を測って作れるので安心です。
美味しい水割りの作り方を覚えた後は、お気に入りのウイスキーでぜひ試してみましょう。ここからは水割りに適したおすすめウイスキーの銘柄と特徴を伝えていきます。ウイスキー選びに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
サントリーが誇る定番人気のブレンデッドウイスキーです。独特の四角い瓶に入っているのが目印で、「角瓶」と呼ばれています。山崎蒸留所と白州蒸留所のバーボン樽原酒をバランスよく配合した甘やかな味わいは、厚みがあり水割りにしても十分な存在感を発揮してくれます。
ボトル1つで2,000円以下と、手頃でトライしやすい価格なのも人気の理由の一つです。700mlボトルのほか1,920ml、2,700ml、4,000mlの大容量ボトルもありパーティーシーンにもおすすめできます。
サントリーウイスキーのうち、白州蒸留所で作られるモルト原酒だけを厳選して瓶詰めしたシングルモルトウイスキーです。“森薫るウイスキー”の愛称で知られていて、瑞々しい香りと爽快なキレ味が印象的です。ハイボール人気の高いウイスキーではありますが、水と氷で割る水割りの飲み方でも非常に美味しく食中酒としても楽しみやすいです。
近年のジャパニーズウイスキー高騰化で希少品となっている銘柄でもあり、定価は700ml 4,950円(税込)ですが流通価格は1万円を超えることもあります。ちょっとリッチな気分を味わいたい時におすすめの銘柄でもあります。
ブラックニッカはニッカウイスキーが手がけるブレンデッドウイスキーのブランドです。こちらのボトルはシェリー樽熟成のモルトウイスキーに樽熟成したグレーンウイスキーを混ぜ合わせた甘く滑らかな味わいで、穏やかな余韻も楽しめる心地よい味わいです。フルーティーな印象が強く、水割りにするとよりフレッシュな味を感じ取ることができます。
シェリー樽原酒がキーモルトとなっていることで、手頃な価格ながらも華やかな味わいを堪能できます。飲みやすさがあるので、あまりウイスキーに慣れていないという方にもおすすめできます。
シーバスリーガルは150カ国以上で愛飲されている超有名なブレンデッドスコッチウイスキーです。こちらのボトルはそんなシーバスリーガルのシリーズのうち、日本産のミズナラ樽を使ってフィニッシュした選りすぐりの原酒を一部ブレンドしているのがポイントです。
ミズナラ樽由来の繊細でハチミツのような甘味とフルーティーな香りは、初心者でも飲みやすく水割りにすることでさらに軽やかさがUPします。クセが少ないため万人受けしやすいため、水割り初挑戦の方にもトライしやすいです。
バランタインはスコッチの宝石と言われる銘柄です。スコットランドから厳選された原酒を40種類以上集めてブレンドしたウイスキーで、こちらは12年もののボトルとなります。絶妙なブレンドがもたらすバランスの良さがポイントで、上品で華やかな中にキレ味も感じ取ることができます。
クリーミーでしっかりとした飲み応えがあるバランタイン12年は、「水で割っても香り立つスコッチ」として作られたため水割りととにかく相性が良いです。ハチミツのような甘さの中にりんごのようなニュアンス、オークの香り、ビターな味が続き、スコッチらしい味わいをしっかりと堪能できます。
スコットランド・スペイサイド地区を代表するシングルモルトウイスキーで、日本にも流通量が多く有名な銘柄です。12年以上熟成させたモルト原酒のみを使用したボトルは、恵まれた水質と良質な大麦から生まれる素晴らしい味わいが特徴です。とにかくフローラルで、はちみつを思わせる甘さの中にほのかなビターさが続いていきます。
ストレートのままでも十分美味しいですが、水割りにすることで口当たりがさらに良くなり飲みやすさが倍増します。料理に合わせる水割りウイスキーとしてもおすすめできます。
グレンファークラス105は、かつてイギリスのサッチャー元首相も愛したと言われる人気ウイスキーです。このボトルはカスクストレングス=加水なしでそのままボトリングされているため、アルコール度数が60%とウイスキーの中でも高めとなっています。
シェリー香とピート香をダイレクトに感じられる骨太なウイスキーは、水割りにして好きな濃さで楽しむのがおすすめです。力強くありながらもフィニッシュは柔らかく、ドライな中にまろやかさを感じ取ることができます。
グレングラントはスコッチのシングルモルトウイスキーです。特にイタリア国内でのシェア率が高い人気ウイスキーとして有名です。
このボトルは蒸留所180周年の際に発表されたノンエイジ品で、2,000円台で購入できるコスパの良いシングルモルトでもあります。バーボン樽熟成原酒とシェリー樽熟成原酒がヴァッティングされていて、バランスの良いフローラルな香りを堪能できます。香り立ちの良いウイスキーは水割りとの相性がよく、水割りにすると青りんごのニュアンスがより強くなります。
カリラはスコットランドのうち、アイラ島で作られるアイラモルトに該当します。アイラ島のウイスキーはスモーキーでピーティーな個性を持つものが多く、カリラもまさしくそんな味わいです。木炭のようなスモーキーさは甘味も含んでいて、中にはスパイシーさもある複雑な味わいとなっています。
強い癖のある辛口で塩っぽい味が、水割りにするとちょうど良くまろやかになります。スモーキーな味わいが好きな方におすすめしたいウイスキー銘柄です。
デザートワインである「ソーテルヌ」に使われた樽で後熟した希少で珍しいタイプのウイスキーです。デザートワイン由来の蜂蜜のような甘さが特徴的で、12年という熟成ながらアルコール感を感じにくい優しげな口当たりをしています。
レモンタルトを思わせる爽やかなクリーミーさは水割りとも相性がよく、甘美さ・優雅さを堪能したい時にピッタリです。
今回はウイスキーの水割りについて解説しました。
ここで紹介した銘柄以外にも、水割りにすると美味しいウイスキーはたくさんあります。日によって飲み方や銘柄を変えて楽しめるのがウイスキーの良いところでもあるので、ぜひ色々飲み比べつつ自分にとってのお気に入りを探してみてください。
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