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世界のウイスキーファンを魅了し続けている、サントリーの「シングルモルト山崎」。特に数量限定ボトルは、天文学的な価値がつけられているほどの人気を誇ります。世界のオークションで高額落札が話題になるなど、もはやただのお酒という枠を超えての価値が認められています。
今回はそんな山崎の数量限定ボトルの一つである「山崎35年」について詳しく触れていきます。定価や特徴など知りたい方はぜひ参考にしてください。
目次
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山崎35年は、サントリーのシングルモルト山崎シリーズより発売された限定品です。2006年に受注・販売が行われました。
山崎はサントリーが保有する山崎蒸溜所にて作られるシングルモルトであり、日本を代表するジャパニーズウイスキーです。名水の土地山崎で生まれるウイスキーは、多彩な原酒の作り分けでもたらされるフルーティーで複雑な味わいが特徴的です。
日本ならではのミズナラ樽原酒や華やかさに特徴があるシェリー樽原酒などが使われているのがポイントで、スコッチやバーボンにはない繊細さ、豊かさなども表現されています。特にここ10年余りで人気が向上しているブランドであり、たびたび品薄や高騰化が話題にもなっています。
そんな山崎モルトのうち、酒齢35年を超えた超長期モルトだけを厳選してボトル詰めしたのが山崎35年です。山崎の定番品は山崎NV、山崎12年、山崎18年、山崎25年の4種類なので、35年表記のヴィンテージボトルは非常にレアで特別なものとなっています。
2006年5月23日(火)に受注開始した商品でしたが、当時の限定本数は200本に限られていました。当然ながらすぐに完売となり、今では見かけることすらほぼ不可能な幻のウイスキーという立ち位置になっているのが現状です。
山崎35年に使われるのは、長期熟成を経て作られた山崎のモルト原酒です。こちらは1966年〜1970年にかけて蒸留されたもので、山崎の伝統であるストレートヘッド釜で作られています。
ポットスチルの蒸留釜の形はスピリッツの味わいに大きく影響します。真っ直ぐに立ち上がるストレートヘッドの釜で蒸留されたスピリッツは、力強く香りが高いことが特徴に挙げられます。
さらに山崎35年では、この伝統のモルトたちをヴァッティングさせたのち、特製のシェリー樽による後熟も行なっています。大きさ90リットルの小型のシェリー樽で、山崎35年を作るためにわざわざ用意された樽になります。
これにより山崎35年は味わいに奥行きや豪華さが生まれており、フルーティーさが加わっています。ミズナラ樽原酒由来の白檀や伽羅のようなフレーバーもあり、長く続く余韻を堪能できます。
こうして作られる山崎35年の味わいは「エネルギッシュ」「円熟」と表現されます。人によっては「山崎50年よりも美味しい」と述べるほど、高い評価を受けているウイスキーになります。なかなかお目にかかれるウイスキーではありませんが、山崎好きならぜひチェックしておきたい1本と言えるでしょう。
山崎35年がトレンドに入ってるから何事かと思ったら、完売御礼らしい。50万するのに…と思ったら負けなのだろうか。あと、蒸留所かW行ったら、有料試飲できたりしないのだろうか?
— 綾倉紅葉 (@beniha_a) July 15, 2012
山崎35年の発売当時の定価は50万円(税抜)でした。700mlボトル1本で50万円というのはかなり驚きの値段で、当時は新聞などで取り上げられるほど話題になりました。
なお1本50万円という高額でも人気は高く、限定の200本は即日完売となるほどでした。注文ができなかったファンも多く、サントリーは販売翌日に完売御礼のコメントとともにお詫び文を発表することになりました。
当然ながら市場に定価で出回ることはなく、山崎35年は発売後からすぐにプレミアウイスキーの位置付けになっていきました。それでも当初の価格上昇は今より緩やかで、100万円、150万円と徐々に値段が釣り上がっていくような状況でした。
そんな山崎35年の価格が一気に跳ね上がったのはここ10年ほどの出来事です。ちょうど2015年前後から日本のウイスキーは世界的なブームを迎え、価格が高騰していくことになります。
山崎35年も2015年以降、一気に価格高騰していきます。その上がり幅は非常に大きく、1本に何百万円という価値がつけられるようになります。
実際に2018年に香港にて行われたオークションでは、山崎35年が約776万円の価格で落札されています。定価の10倍以上の値段がつけられているような状況で、その価値は今でも上がり続けています。
そもそも流通本数が少なく取引実績も少ないため現在の正確な価格を出すことは難しいですが、ネットショップでは1,000万円以上の価格で販売されていたという実績もあります。近年のウイスキーを取り巻く価格事情を考えると、今後1,500万円、2,000万円と価格が上がる日もそう遠くないかもしれません。
山崎35年の価格が高騰している最大の理由は、そもそも山崎自体が人気ブランドであることに他なりません。山崎はジャパニーズウイスキーの中でも特に人気が高い銘柄であり、価格の上がり幅も大きいことで知られています。
そもそもジャパニーズウイスキーがここまで愛される存在になったのも、シングルモルト山崎の存在があったからです。かつてはスコッチやバーボンなどのウイスキーに劣ると考えられていたジャパニーズウイスキーに転機が訪れたのは、2003年に山崎12年が日本初のISC金賞を受賞したことがきっかけとなっています。
山崎のウイスキーは35年以外のボトルも人気であり、山崎NVですら定価2倍以上のプレ値で取引されるほどの人気があります。「味がとにかく美味しい」、そして「希少価値が高い」という理由から、愛されるウイスキーの地位を確かなものにしています。
山崎35年は日本国内に限らず、海外からも需要があるウイスキーです。オークションの高額落札を見てもそのことがはっきりとわかります。海外セレブや海外の資産家たちが強く購入を求めることで、価格が高騰しているのです。
ジャパニーズウイスキーは世界5大ウイスキーにも数えられており、世界的に知名度が高いです。性質はスコッチに似ているところがありますが、スコッチよりも焦げ臭さやスモーキーさは少なく、華やかで万人ウケしやすい味わいであることが高い評価につながっています。
特に山崎35年は長期熟成を経ているため、複雑さや濃厚さ、コクが感じられると期待されています。モルトウイスキーの最高峰の1本として、全世界から求められているような存在になっているのです。
大人気の山崎35年ですが、販売は2006年に一回行われたきりで、それ以降は再販されていません。発売日から15年以上の時が経ち希少性が増していることも、価格高騰の一因になっています。
ウイスキーは古いボトルでも高い価値がつきます。なぜなら蒸留酒であり未開封であればほとんど劣化しないため、半永久的に保存ができるからです。むしろ古いウイスキーは今のウイスキーにない味わいが堪能できると、マニアからの人気が高いです。
山崎35年はそもそも200本しかリリースされておらず、現存する未開封ボトルはとにかく貴重です。すでに開封済みのボトルも多いことから、未開封ボトルの流通品は数えるほどしか存在しないと考えられています。
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山崎35年はボトルや箱も通常品とは違う特別仕様になっています。特別なパッケージであることから、コレクター人気が高い1本になっているのです。
ボトルは透明で、中のウイスキーの熟成された濃い色をはっきりと確認できます。そしてラベルには、福井県嶺北地方で生産される越前和紙が採用されています。この越前和紙には鬱金や箔が乗せられており、見た目から豪華な印象を感じ取ることができます。
またボトルだけでなくオリジナルの木箱や冊子などもついています。木箱はホワイトオークの素材から作られていて、山崎35年の世界観が表現されています。蓋の裏には山崎蒸溜所の景色がロゴマークとともに描かれています。
そんな山崎35年は、空き瓶ですら取引対象になるほどです。すでに飲んでしまったという方も、取引できるチャンスがあります。
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ここ数年は、ウイスキーの価格高騰に目をつけた投資家や転売ヤーも増えています。単純にウイスキーファンという方だけでなく、投資目的や転売目的で高級ウイスキーを購入する方が増えている状況です。それだけ買い手も多くなっていて、ウイスキーの高騰化にさらなる拍車をかけています。
特に山崎35年のような数量限定・再販なしの希少品は取引対象にされやすいです。数年で価格が倍以上に膨らむというケースもあります。
山崎35年は流通価格が1,000万円以上と推定されているため、当然ながらお酒買取でも高額での査定になります。商品の状態によって価格は大きく変動しますが、定価以上の査定額がつくケースがほとんどです。
状態が良ければ数百万円以上の価格になることもあります。詳しい価格は査定してからになるので、まずは買取査定の窓口に問い合わせてみましょう。
なお山崎35年は、ここまで解説したようにかなり希少で特別なウイスキーになります。売却時はリサイクルショップに出すのではなく、お酒のプロによる査定をきちんと受けることをおすすめします。
山崎35年は付属品の有無で大きく査定額が変動します。ボトルのみではなく、なるべく付属品を揃えた状態で査定に出すようにしましょう。付属品には専用の木箱、木箱を包む白い箱、ウイスキーの緩衝材となるスポンジ、冊子などがあります。
ウイスキー査定では、ボトルの見た目やウイスキーの内容量のほか、ラベルの状態やキャップフィルムの状態なども査定対象の項目になります。ラベルやフィルム部分に傷があると減額対象になることがあるので、日頃から丁寧に取り扱うことを心がけておきましょう。
特に付属の木箱に出し入れする際は、傷がつきやすいので注意しましょう。どこかにぶつけたり、引っ掛けたりしないように気をつけながら扱うようにしてください。
またコレクションなどで長時間飾っていたという場合は、箱やボトルに埃が付着している場合があります。埃や汚れなどがある場合は、取り除ける範囲で綺麗にしてから査定に出すようにしましょう。
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山崎35年は未開封であれば、数百万円単位での査定になることが予想されます。また空き瓶の状態でも、査定の対象になる場合があります。
リンクサスの査定なら店頭のほか、宅配買取などで遠方からのご利用も可能です。手数料や送料、査定料などは一切発生しませんのでご安心ください。
またオンラインや電話、LINEを使った簡易査定にも対応しています。「買取利用を迷っている」「相見積もりがしたい」という方もお気軽にご連絡ください。山崎シリーズは山崎35年のほか、山崎NV、山崎12年、山崎18年、山崎25年なども査定対象になります。
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山崎35年は2006年にわずか200本だけ販売された超希少なモルトウイスキーです。当時の定価は50万円でしたが、今では高騰化が進み1,000万円以上の値段がつけられています。
国内だけに限らず海外からも需要があり、特にオークションでの落札価格が高騰しています。なかなかお目にかかれるウイスキーではありませんが、山崎が好き、日本のシングルモルトが好きという方はぜひチェックしてみましょう。
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