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高級ウイスキーというと、シングルモルトウイスキーを思い浮かべる方が多いかと思います。しかし“ブレンデッドウイスキー”の中にも、プレ値がつくようなレベルの高いウイスキーが存在しています。
今回紹介する響17年は、日本が誇る最高級のブレンデッドウイスキーのうちの一つです。多彩な原酒が織りなすハーモニー、そして熟成がもたらす深いコクを味わえるのが魅力です。
この記事では響17年の魅力や終売・休売の噂、そして価格について触れていきます。ウイスキーファンの方はぜひ参考にしてみてください。
目次
響17年の特徴は、熟成がもたらすエステリーさにあります。甘く華やかな味わいはバラやジャスミン、そして桃やメロンのようなフルーツに例えられることが多く、一般的な家庭向けウイスキーとは一線を画した存在です。山崎蒸留所の熟成モルトがもたらす気品のあるウッディネスが非常に印象的で、豊かな味を絶妙なブレンドでまとめ上げています。
そんな響17年はブレンデッドウイスキーということもあり非常にバランスが良く、華やかながらも刺激的すぎず飲みやすい味わいです。熟成がもたらすクリーミーさ、まろやかで厚みのあるコクも印象的です。余韻も非常に心地よく、最後まで華やかな印象を感じられる仕上がりになっています。
響17年は国内だけでなく世界的に認められたウイスキーです。サントリーウイスキーは山崎・白州・響が特に有名で、響17年も例に漏れず多くの賞を受賞しています。特に2007年にはIWSCでベスト・イン・クラスに選ばれていたり、ISCでは複数年にわたり金賞を獲得したりと評価されています。
響がここまで評価されているのは、ブレンドされているグレーン原酒の存在が素晴らしいからです。ブレンデッドウイスキーにはモルトのほかグレーンが混ぜられるのが特徴ですが、サントリーの響ブランドではモルトだけでなくこのグレーン原酒にもこだわりを持っています。サントリーはサイレントスピリッツと呼ばれるグレーン原酒まで細かな作り分けを行っていて、繊細なウイスキーのバランスを完璧に保つのを得意としています。そして豊富な原酒を、マスターブレンダーが見極め最高のバランスで組み合わせています。
いや〜香り立ちが凄いですねー?離れていても響17年のミズナラの良い香りが…?心なしかいつもより甘味も増しているように感じます??✨ウンマー? pic.twitter.com/7HLypund1j
— HJMANIA (@HJMANIA4) December 27, 2020
ひさーしぶりに響17年飲んだ。
うん、やっぱりバランス良くて美味しい。スコッチ飲み慣れたせいか17年チルフィルターの割には樽味濃いめ。ミズナラは…心の眼で見るとほんのりいるかもです笑 pic.twitter.com/mVIXt1NrYV— プルプルウォーター基金 (@ainoko777) February 24, 2020
開封済みの響17年が3本
ラベルは全て同じですが、瓶詰め年が違い、裏ラベルの製造者で判断出来ます。
2014年まで〜サントリー酒類(株)A
2015年以降〜サントリースピリッツ(株)A
古い方がミズナラ感が強い気がしますが、どれも美味しいですね‼️ pic.twitter.com/gLh9bkePZD— くまごろー ʕ•ᴥ•ʔ (@ezo_drinker) August 15, 2020
響17年は何年にも渡って製造されてきたボトルです。そのため高級ウイスキーではありますが、飲んだことがあると感想を述べる方も多く見受けられました。最高級のブレンデッドウイスキーということもあり、やはりバランスの良さに定評が集まっています。特にスコッチなど海外のウイスキーと比較して、ほんのりとしたミズナラ感を感じられる点が評価されている様子です。
なおボトリングされた年代によって味わいが異なるといった口コミもあります。違いはあれど、どの年代も素晴らしいと言われているので飲み比べしてみるのも面白いでしょう。ただし響17年はレアウイスキーのため、簡単には手に入りません。見かけた際はチャンスだと思って、積極的にトライしてみることをおすすめします。
評価が高く人気のウイスキー響17年ですが、現在は終売で手に入らないという噂が出回っています。実際には終売ではなく、「休売」の状態であるため公式からリリースされていない状態です。
響17年はもともと定番ラインナップの1つでしたが、2018年9月より休売中になっています。休売になった理由は決して不人気によるものではなく、むしろ爆発的な人気で原酒が不足してしまったためだと言われています。
ジャパニーズウイスキーは2010年代に入り急に需要が増加し、ほとんどの銘柄が原酒不足に悩まされています。響17年もまさにその状態で、需要に対する供給量が間に合っておらず、その結果として休売になってしまったと考えられます。
響17年は終売と噂されていますが、終売はただの噂であり正確な情報ではありません。響17年はあくまでも販売停止中なだけであって、リリースが終了してしまったわけではないので安心しましょう。サントリーは現在ウイスキー製造の設備を強化中であり、今後供給量が安定すれば響17年が復活することも十分にあり得ます。
ただし17年もののウイスキーを作るためには、実際には17年以上の年月がかかります。そのため響17年の原酒不足が解消され供給が安定するのは、ずいぶん先のことだと考えられます。響17年は終売ではないものの、いつまで休売状態が続くのかは明確にされていません。しばらくは再販されず手に入りにくい状態が続くので注意しておきましょう。
響17年は現在休売中のため、現在の正確な定価をはっきりと述べることはできません。ですが休売以前は、700mlボトルが13,200円(税込)の価格で販売されていたことがわかっています。
なお現在はプレ値になっていて、定価での購入はほぼ不可能に近い状態です。2020年前後までは定価での抽選販売も行われていた様子ですが、近年は抽選販売のラインナップに並ぶことも少なくなっています。
2014年 | 約8,000円 |
2015年 | 約14,000円 |
2016年 | 約16,000円 |
2017年 | 約18,500円 |
2018年 | 約55,000円 |
2019年 | 約40,000円 |
2020年 | 約45,000円 |
2021年 | 約75,000円 |
2022年 | 約90,000円 |
響17年の価格高騰が進んでいる理由には、いくつかの原因が挙げられます。最大の理由はジャパニーズウイスキーが世界的にブームとなり、原酒不足により休売状態になってしまったことが関係しています。またここ数年での価格高騰には、投資目的の購入や転売目的のバイヤー購入などウイスキーファン以外の購入が増えたことも影響しています。近年は響17年のようなウイスキーが、投資対象としても注目を集めるようになってきています。
ウイスキーファンはもちろん投資家やバイヤーからも注目を集める響17年は、買取市場でも人気のアイテムです。お酒買取り専門店では響17年が高額買取対象アイテムに指定されているほどで、未開封で状態の良い響17年にはプレミア価格がつきます。買取価格は状態や売るお店にもよりますが、条件が合えば1本に5万円以上の値段がつくことも十分にあり得ます。なお限定品の響17年 意匠ボトルであれば、数十万〜の買取価格も期待できます。
定価よりも高値で売れる響17年を所持している方は、非常にラッキーと言えるでしょう。もし「響17年を所持しているけれど飲む予定がない」「コレクション整理や遺品整理で響17年が出てきた」という方がいらっしゃるなら、ぜひお酒買取り専門店の利用も検討してみてください。
響17年は休売中の今のタイミングがベストな売り時です。なぜなら在庫が希少であり、価格が跳ね上がっているからです。響17年は熟成年数が長い現行品の響21年と近い価格で販売されているのが現状です。
響17年の売り方や売り時に迷った方は、お酒買取専門店「リンクサス」の利用がおすすめです。リンクサスはお酒に特化した買取専門店で、響17年をはじめとするウイスキー買取に非常に強いです。
リンクサスのお酒買取なら、市場の動向に合わせた業界最高水準の価格での買取を依頼できます。今すぐ売りたいという方だけでなく、売り時を相談したい、将来的に売るための保管方法を相談したいという方からの問い合わせにも対応しているのでお気軽にお問合せください。
響17年はウイスキーなので、ワインなどに比べ温度変化に耐えやすく自宅保管でも劣化しにくいです。それでも直射日光などを受けるとダメージが蓄積されてしまうので、なるべく日頃から直射日光・高温な場所を避け丁寧に保管しておきましょう。なおコレクションなどで長期保管していた響17年には、埃や汚れが付着している場合があります。査定に出す際にはできるだけ綺麗にして、見た目のコンディションを整えておきましょう。
査定時はわかる範囲で構わないので、いつどこで手に入れたものなのかを伝えるようにしましょう。年代によっても査定額が変わることがあります。
また買取査定の際はできるだけ送料や手数料をかけずに依頼しましょう。例えば店舗が近くにない方は、わざわざ店舗に出向くよりも無料で利用できる宅配買取がおすすめです。なお依頼時には他のお酒もまとめて査定に出すと、経費削減となり査定額がUPしやすくなります。
響17年はサントリーの人気ブレンデッドウイスキーのうちの1本です。原酒不足により、現在は休売となっているレアボトルでもあります。響17年は高いクオリティの味わいはもちろん、珍しさからコレクター・バイヤーからも人気を集めています。
響17年は今後もしばらく休売状態が続くことが予想されています。なかなかお目にかかれるウイスキーではありませんが、ぜひチェックしてみてください。
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