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竹鶴21年は、竹鶴ピュアモルトシリーズのうちの一本です。名前からわかるように21年ものの長熟ウイスキーで、ジャパニーズウイスキーとして世界から人気を集めています。シングルモルトではなくピュアモルトであり、まるでブレンデッドウイスキーのような飲み心地を体感できるバランス感が評価されています。
今回はそんな竹鶴ピュアモルトの魅力、そして価格の動向や推移について触れて行きます。終売に関しても解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
目次
竹鶴はもともと「ブレンデッドウイスキーのように飲みやすいピュアモルトウイスキーを」という考えのもと作られたブランドです。シングルモルトではなく複数のモルト原酒を組み合わせた“ピュアモルト”で、ヴァッティングが生み出す絶妙なバランスが秀逸なウイスキーです。特に竹鶴21年は長期の熟成により、まろやかな旨味が生まれているのが特徴です。トロピカルを感じる濃密な香りと持続する深い余韻がポイントで、角の取れた丸い口当たり、そしてどっしりと続く旨味で人気があります。
竹鶴21年は世界にも認められた銘柄です。その証拠に、英国のウイスキー専門誌である「ウイスキーマガジン」発行元が主催するウイスキーコンテストWWA2007にて世界最高峰に当たる世界最優秀賞「アワード」を受賞しています。受賞とともに、ワールド・ベスト・ブレンデッド・モルトにも選ばれています。
またこのほか2009年にはISC世界最高賞「トロフィー」を国産ウイスキーとして初受賞しています。他にも複数回の金賞獲得経験があります。このような輝かしい経歴を見ても、竹鶴21年がいかに素晴らしいウイスキーであるかが見て取れます。
ニッカの宮城峡蒸溜所、営業時間ギリギリに滑り込んで有料試飲コーナーへ
竹鶴21年をまずは頂きました、非常に丸く飲みやすい pic.twitter.com/DGKztvoF5Z
— すてるす (@blagorodstvo_88) March 23, 2019
今日は仕事頑張ったので竹鶴21年を飲みます✨
はぁ~うまいわ~
もうなんでこんな甘いん🥃#TWLC pic.twitter.com/119gpGrQi0
— ポッターPはウイスキーがお好きでしょ🥃 (@potta0602) April 13, 2019
久々に飲んだ竹鶴21年から桃のフレーバーを感じた。凄く良い飲み頃なんだとおもう。国士しゃんに渡したサンプルにも桃が出ていたら嬉しい(´ω`) pic.twitter.com/9hvnbeVXG4
— なめ王 (@RK_KAZ) March 23, 2017
竹鶴21年はハイクオリティなウイスキーというだけあり、プロはもちろん一般ユーザーの評価も高めです。リッチな味わいに特別感を覚える方が多く、特に甘みのある味わいが飲みやすいと評価されている傾向にあります。なお公式のテイスティングノート上ではりんごやアプリコットに例えられている香りですが、飲み手によっては桃に似ていると感じる方もいらっしゃる様子です。
そんな竹鶴21年の飲み方はストレートが断然人気で、そのまま飲んでも非常にまろやかであり、アルコール感を感じにくい点が評価のポイントにつながっています。中には贅沢にロックやハイボールで親しんでいるという方も見受けられています。
竹鶴17年と竹鶴21年が終売か…
残念とかいう前に
飲んだことないんですよ売ってないので
売ってないので!(大事なことなので— 小野妹夫@ウイスキー好き (@imo_o) December 28, 2019
竹鶴21年は評価が高い一方で、親しみやすいウイスキーとは決して言えないのが現状です。なぜなら竹鶴21年は非常に手に入りにくいレアウイスキーのような存在で、存在そのものが貴重であるためです。竹鶴21年はどちらかというと特別なシーンやバーで飲まれているケースが多く、デイリーの食卓・晩酌で気軽に飲んでいるという方はほぼいない状態でした。デイリー向けウイスキーをお探しの方にとっては、竹鶴21年はハードルが高いと感じてしまう部分があるかもしれません。
竹鶴21年がレアウイスキーと言われる理由には、終売品であることが関係しています。2001年よりリリースされていた竹鶴21年ですが、残念ながら原酒不足により2020年3月をもってメーカー終売となっています。なお竹鶴ブランドのウイスキーは竹鶴21年だけでなく、「竹鶴25年」「竹鶴17年」も終売となってしまっています。そのため竹鶴の長熟モルトは、いずれも希少な品となっているのが現状です。
竹鶴21年が終売となってしまったのは決して不人気からではなく、むしろ人気が高すぎて在庫が確保できないからです。国産のウイスキーはここ10年ほどで需要が爆発的に高まり、供給が追いついていない状態にあります。近年はファンのみならず、希少価値に目をつけたバイヤーやコレクターなどによる買い占めも話題となっています。竹鶴21年の在庫は“取り合い状態”にあるので、ますます竹鶴21年の価値は高まっていく一方だと言えます。
竹鶴21年ピュアモルトのAmazon価格推移 | |
---|---|
2014年 | 約8,500円 |
2015年 | 約14,000円 |
2016年 | 約18,000円 |
2017年 | 約25,000円 |
2018年 | 約30,000円 |
2019年 | 約35,000円 |
2020年 | 約55,000円 |
2021年 | 約75,000円 |
2022年 | 約80,000円 |
竹鶴21年の2022年時点のAmazon価格はおよそ80,000円です。もともと終売前の定価が16,500円(税込)であったため、竹鶴21年は現在定価の約5倍で取引されているということになります。なお表を見てわかるように、竹鶴21年は終売した2020年よりも前からじわじわと価格高騰していました。特に2015年以降の価格の上がり方は非常にハイペースです。
2015年と言えば、ちょうど世界的にジャパニーズウイスキーブームが始まった頃に重なります。
昨年の午前中、北海道小樽市の小樽運河を訪れた後、余市町のニッカウヰスキー余市蒸留所を見学。
ここは、NHKテレビ小説『マッサン』の舞台です。 pic.twitter.com/XLOxfupQ2C— かく (@kakukaku9600) June 13, 2020
そしてこの時期は国内でもハイボールブームなど、ウイスキーそのものへの注目度が高まっていた頃でもあります。2014年〜2015年のNHKドラマ「マッサン」でニッカウヰスキーの創始者である竹鶴政孝氏が取り上げられたこともあり、竹鶴21年は一躍有名ウイスキーとして名を馳せるようになりました。こうした出来事が関係し、竹鶴21年は価格が一気に上がっていったと考えられています。
現在のウイスキー市場の動向を鑑みると、ここからしばらく竹鶴21年の価値が下がるとは考えにくいです。むしろ竹鶴21年は終売でレア化しているため、今後さらに値段が上がっていく可能性が大です。数年しないうちに1本の価格が10万円を超えることも考えられます。竹鶴21年が気になるという方は、ぜひ早めにチェックするようにしましょう。
竹鶴21年は2020年に終売になったボトルの他にも、期間限定品としてリリースされていたいくつかのボトルがあります。ここからは竹鶴21年の限定品として販売されていたボトルについて紹介して行きます。
竹鶴21年ピュアモルト ポートウッドフィニッシュは2014年4月に約1,000本の数量限定でリリースされていたボトルです。この年はニッカウヰスキー創業80周年であり、80周年記念品の第一弾としてこちらのウイスキーが発売されました。
中身は竹鶴21年ピュアモルトをポートワインの樽でさらに熟成したというウイスキーで、ワイン樽がもたらす芳醇で甘美な味わいが印象的です。フルーティーな中にチョコやナッツ、コーヒーシュガーを思わせる香ばしさがあり、そこから酸味とエステリーな味が続いていきます。
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竹鶴21年ピュアモルト マディラウッドフィニッシュは、2014年にリリースされた80周年記念品のうちの一本でヨーロッパ向けに展開されたボトルとなります。
こちらは竹鶴21年をマディラワイン樽でさらに熟成させています。ウッディでクリーミーな樽熟成香が特徴で、甘みとコクの中にマディラ特有のほのかな苦味を感じられる仕上がりとなっています。
竹鶴21年ピュアモルト ノンチルフィルタードは2014年7月にニッカウヰスキー創業80周年記念品の第二弾としてリリースされた限定品です。限定本数は約3,000本で、ポートウッドフィニッシュやマディラウッドフィニッシュのボトルよりも流通量が若干多いです。
ノンチルフィルタードは、冷却ろ過をあえて行わないまま瓶詰めしたウイスキーのことを指します。常温でのろ過のみになるので、ウイスキーの香味成分が残りやすく原酒本来の豊かな味が堪能できる仕上がりとなります。
竹鶴21年ピュアモルト ノンチルフィルタードも竹鶴21年の味わいを感じやすい仕上がりで、重厚なコクとモルト感の調和を楽しめます。アルコール度数が48%と通常ボトルよりもやや高めなところもポイントとなっています。
竹鶴21年は終売で品薄のため、買取市場では高額査定が期待できる品です。もし未開封ボトルをお持ちで今後も飲む予定がないなら、ぜひ買取専門店の利用も検討してみましょう。竹鶴21年は状態が良ければ、数万円の買取価格も期待できるアイテムです。なおウイスキーはメルカリやヤフオクなどでも出品されている様子が見られますが、安全・安心に取引するならプロのいる買取専門店がおすすめです。
ウイスキーの価値は保存状態や市場の動向によって大きく変化します。特に竹鶴21年のような終売ボトルは、常に市場価格が変わります。知識のないまま売買を行うと、市場よりも安い価格で売り損をしてしまったり、思わぬトラブルの元になったりすることもあり得ます。しかし査定員のいる買取専門店なら、不要なウイスキーを適切な価格でスムーズに現金化できます。
竹鶴21年の買取を迷われている方、お悩みの方はぜひ一度お酒買取専門店リンクサスにご相談ください。リンクサスはウイスキー買取を現在強化中で、竹鶴21年のようなレアボトルを業界最高水準の価格で買取可能です。店舗買取・宅配郵送買取・出張買取のほか、オンラインやLINEからの簡易査定も受け付けています。ぜひお問合せください。
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竹鶴21年は余市蒸留所や宮城峡蒸留所のモルトをバランスよく組み合わせたハイクオリティなピュアモルトです。世界にも認められているウイスキーの1本で、フルーティーでトロピカルな甘さ、飲みやすさに定評があります。
そんな竹鶴21年は現在終売状態ということもあり、価値が一気に跳ね上がっています。なかなかお目にかかれるレアボトルではないので、手にした方、出会えた方は非常にラッキーです。ウイスキーファンなら確実にチェックしておきたいボトルなので、在庫のあるバーなどで見つけた際にはぜひ味を確かめてみてください。
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