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世界5大ウイスキーの一つとして数えられ、世界中で高騰化しているジャパニーズウイスキー。実はここまで人気となったのはここ最近のことで、日本のウイスキーが出来上がるまでにはさまざまな苦難の道のりがありました。
そんなジャパニーズウイスキーの歴史を語る上で欠かせないのが、日本のウイスキーの父と呼ばれた男・竹鶴政孝氏の存在です。ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴氏は、日本で初めて本格ウイスキー作りを目指した人物として今でもその名が語り継がれています。
ここではそんな竹鶴政孝氏の人物像に触れながら、ニッカウイスキーや日本のウイスキー造りの歴史を紐解いていきます。
目次
竹鶴政孝は広島県賀茂郡出身の実業家です。ニッカウヰスキーの創業者であり、ウイスキー作りに情熱を注いだ人物として知られています。サントリーウイスキーやマルスウイスキーとの関係性も深く日本のウイスキーの発展に大きく貢献した人物であることから、「日本のウイスキーの父」とも呼ばれています。
そんな竹鶴政孝は1894年、広島県にある作り酒屋の三男として生まれます。やがて大阪高等工業学校の醸造科に進学したのち、卒業後は摂津酒造に入社します。
その後洋酒づくりを志してスコットランド・グラスゴー大学へ留学し、学びと同時にウイスキー工場で働くこととなります。ここで日本人では初めて、ウイスキーづくりを本場で学ぶこととなります。彼の学んだ技術は「竹鶴ノート」にまとめられ、のちのジャパニーズウイスキーにとっての大きな財産になります。
やがて帰国後は日本のウイスキー作りに携わるため、当時の寿屋(現在のサントリー)に入社します。そこでは山崎蒸溜所の初代工場長として、日本初の本格スコッチウイスキー製造に携わります。
そこから1934年には独立し、のちのニッカウヰスキーとなる大日本果汁を設立します。現在の余市蒸溜所となる施設を北海道余市郡にて建設し、本格的なウイスキー作りに尽力していきます。
当時の日本はウイスキー作りの文化がほとんどなく、ウイスキー作りの道のりも簡単なものではありませんでした。しかし竹鶴政孝はあくまでも“本場のウイスキー作り”にこだわり、本物を追い求めて懸命にウイスキー作りに取り組みます。
ここまで政孝氏の情熱を焚き付けたのは、「日本人に本場のウイスキーを飲んでもらいたい」という強い想いです。戦後の日本には質の悪い三流ウイスキーが多く流通していたため、その流れを変えようとウイスキー作りに取り組んだと言われています。
やがて洋酒ブームとともに、竹鶴氏の手掛けるウイスキーは日本で大きな人気を集めることとなります。1969年にはニッカウイスキー第二蒸溜所となる宮城峡蒸溜所を宮城県に設立し、さらに多彩なウイスキー作りに取り組んでいきます。
現代のジャパニーズウイスキーブームも、当時の竹鶴政孝氏の取り組みと日本のウイスキー文化の成長がなければ絶対にあり得なかったことでしょう。今でもその志やパイオニア精神は、多くの人に受け継がれています。
竹鶴政孝氏は1979年にその生涯を終えていますが、今でも広く名前が語り継がれています。ジャパニーズウイスキーが世界的にブームとなっていることから、世界にもその名が広まっています。
2014年にはNHK連続テレビ小説「マッサン」のモデルにもなり、大きな話題を集めました。マッサンは竹鶴政孝氏の愛称であり、連ドラ「マッサン」は竹鶴氏とその妻リタの物語をモチーフに描いたものになっています。
竹鶴政孝氏とリタの出会いは留学先のスコットランドです。グラスゴー大学に通っていた竹鶴氏が、リタの弟であるラムゼイに柔道を教えるためリタの家を訪問したことが出会いのきっかけでした。
異国の地でドラマチックな恋に落ちた二人は、周囲の反対を押し切って1920年に結婚します。当時としてはかなり珍しい国際結婚で、のちにリタを連れて日本に帰国することとなります。
異国の地で夫を支えることになったリタは、文化の違いに苦労しながらも政孝氏をサポートしていきます。竹鶴氏はリタから英会話も学んでいたそうです。
そんな政孝・リタ夫妻の姿は銅像にもなり、広島県竹原市に飾られています。
竹鶴政孝とリタの間には子供は授かっていません。しかし2人の養子を迎え入れています。
一人は養女である竹鶴房子で、のちにリマと改名しています。ただし戦争や迫害などをきっかけに、親子関係には亀裂が生じていたとされています。
もう一人は養子の竹鶴威で、政孝の姉である延代の四男として産まれています。威氏は20歳の時に養子となり、のちにニッカウヰスキーに入社しています。
2代目のマスターブレンダーとなった威氏は父の意思を受け継ぎ、ウイスキー造りに情熱を注ぎます。樽出しウイスキーである「フロム・ザ・バレル」の生みの親であり、ウイスキーは現在でも大きな人気を集めています。
商品 | 画像 | shop | ポイント | 価格 | 種類 | 味わい | アルコール度数 | 内容量 | |||
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ニッカウヰスキー 竹鶴ピュアモルト | リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | 竹鶴買取 | 余市と宮城峡のモルト原酒を合わせたピュアモルトウイスキー。大人気ブランドでノンエイジ以外は終売に。 | 7,000円 | ピュアモルトウイスキー | バランス良好なモルト | 43% | 700ml | |
ニッカウヰスキー ブラックニッカ クリア | リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | ウイスキー買取 | ヒゲのおじさんが目印のボトル。ニッカウヰスキーの主力商品でデイリー向け。 | 990円 | ブレンデッドウイスキー | すっきり爽やか | 37% | 700ml | |
ニッカウヰスキー スーパーニッカ | リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | ウイスキー買取 | 竹鶴政孝氏が息子の威氏とともに作った。現在はブレンドが変わり、新スーパーニッカにアップデート。 | 3,200円 | ブレンデッドウイスキー | ピートと華やかさが両立 | 43% | 700ml | |
ニッカウヰスキー シングルモルト余市 | リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | 余市買取 | 余市蒸溜所にて作られるモルトウイスキー。ジャパニーズウイスキーとして世界的に人気である。 | 7,000円 | シングルモルトウイスキー | 力強く男性的 | 43% | 700ml | |
ニッカウヰスキー シングルモルト宮城峡 | リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | 宮城峡買取 | 宮城峡蒸溜所で作られるシングルモルトウイスキー。終売や品薄も話題になるブランド。 | 7,000円 | シングルモルトウイスキー | 甘く華やかでフルーティ | 43% | 700ml | |
ニッカウヰスキー フロム・ザ・バレル | リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | ウイスキー買取 | ブレンド後の再貯蔵によるまろやかさと樽だしそのままの濃厚なコク。竹鶴威による名作で現在は高騰化。 | 3,200円 | ブレンデッドウイスキー | 深いコクとアルコール | 51% | 500ml | |
ニッカウヰスキー 鶴 | リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | ウイスキー買取 | 蒸溜所限定発売の希少なウイスキー。入手難易度が高く値段も高い。 | 12,000円 | ブレンデッドウイスキー | ピリリとしたニュアンス | 43% | 700ml | |
ニッカウヰスキー ハイニッカ | リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | ウイスキー買取 | 1964年より登場していたウイスキーで当時の二級。お手頃価格で美味しい。晩年の竹鶴氏も愛飲。 | 1,320円 | ブレンデッドウイスキー | 切れ味やビター感 | 39% | 700ml | |
ニッカウヰスキー 伊達 | リンクサス酒販 | 楽天市場 | Amazon | ウイスキー買取 | 宮城県限定のウイスキー。カフェモルトやカフェグレーンの魅力を感じる1本。 | 4,000円 | ブレンデッドウイスキー | 心地よい樽香とモルティー | 43% | 700ml |
竹鶴政孝の情熱や日本のウイスキーの魅力と成長を知るためには、やはりウイスキーを知ることが第一歩です。ここからはニッカウヰスキーのおすすめウイスキーと、特徴について触れていきます。
竹鶴ピュアモルトは竹鶴政孝氏の名前を冠する、ニッカウヰスキーを代表するブランドです。誕生は2000年と竹鶴政孝氏の没後ですが、敬意を表しこの名が付けられています。
余市蒸溜所と宮城峡蒸溜所のモルトを掛け合わせたピュアモルトウイスキーであり、モルトウイスキーの旨みを持ちつつブレンデッドウイスキーのような飲みやすさを誇っているのが特徴です。なおジャパニーズウイスキーの表示基準に合致したブランドであり、純国産のウイスキーとして世界的に人気を集めている1本でもあります。
かつては12年、17年、21年といったようにエイジング商品も販売されていましたが、現在は終売となりノンエイジの竹鶴ピュアモルトのみが現行品として流通しています。非常に希少価値の高いウイスキーであり、現行品も入手困難で2倍以上の価格に高騰化していることが話題になっています。
ブラックニッカは1956年にスコッチタイプの本格ウイスキーとして販売されたブランドです。当時は“特級ウイスキー”として販売されており、大きな人気を集めました。
現在も続くウイスキーのブランドであり、今に至るまでに何回もの改良が重ねられています。ラベルデザインやウイスキーの構成などは色々と変わっていますが、「ヒゲのおじさん」が描かれているのが目印です。
ブラックニッカ クリアはそんなブラックニッカシリーズの現在の主力商品で、クリアという名前の通りライトな酒質をしていてクセが少なく飲みやすいです。ノンピートモルトを使っている、ハイボールに適した1本です。
スーパーニッカはブレンデッドウイスキーで、丸みを帯びたボトルデザインが目印です。1962年に販売開始したブランドであり、今もなお歴史が続いています。
こちらは竹鶴政孝氏が1961年に亡くなった妻リタへ捧げるため、息子である竹鶴威氏とともに開発したブランドとなります。ただし現在のブレンドは当時とは大きく異なっていて、新スーパーニッカとして販売されています。
余市のピートと宮城峡の華やかな香り、そしてウッディな樽熟成香と調和が取れた味わいが魅力です。ブレンドの中にはカフェグレーンも含まれています。
シングルモルト余市は、余市蒸溜所にて作られるシングルモルトのウイスキーです。
余市蒸溜所は北海道にあるニッカウヰスキーの第一蒸溜所です。スコットランドという本場でウイスキーの修行を積んだ竹鶴政孝氏が、本場に似た環境を探し求め選んだ場所となります。
余市のモルトは力強くピーティーで、飲みごたえ抜群です。ジャパニーズウイスキーの代表ブランドとして、世界でプレ値取引されているブランドでもあります。
宮城峡もシングルモルトウイスキーのブランドです。男性的な余市に対し、女性的と表現される甘やかで華やかな仕上がりです。こちらは宮城峡蒸溜所にて作られています。
りんごや洋梨のような香り、そしてバニラ香が印象的で口当たりも滑らかです。ノンエイジの定番ボトルのほか、期間限定ボトルも人気があります。
フロム・ザ・バレルは竹鶴政孝氏の養子である威氏が生み出したウイスキーです。モルトとグレーンをブレンドした後、マリッジと呼ばれる再貯蔵を行なっているのがポイントです。
樽出し後は割水を加えず、そのままボトル詰めされています。重厚なコクが魅力です。
元々はお手軽なウイスキーと評判でしたが、ここ最近のウイスキーブームで希少価値が高まり、一気に高騰化しています。
鶴はブレンデッドウイスキーの最高峰で、かつては17年のボトルなども存在していました。2015年8月に一度終売となり、その後ノンエイジ品だけが余市蒸溜所、宮城峡蒸溜所限定販売品として展開されています。入手難易度の高さからコレクター人気も高い1本となっています。
余市モルトのピリリとしたスパイシーさが印象的で、ブレンデッドならではの飲みやすさもあります。
ハイニッカは1964年に発売された、当時の二級ウイスキーです。発売当時は500円とかなりの低価格であり、大きな人気を集めました。
当時から酒税法の限界までモルトを使って作られていて、香ばしく柔らかな仕上がりになっています。キレやビター感もあり、全体のバランスに長けています。
晩年の竹鶴氏が愛飲していたことでも有名なウイスキーです。
伊達は宮城県内限定で展開されているウイスキーです。宮城峡蒸溜所の「カフェスチル」でつくられたカフェモルト、カフェグレーンを使って作られるブレンデッドウイスキーで、心地よい樽の香りとモルティな味を楽しめます。
ニッカウヰスキーの人気ボトルは、お酒買取の市場においても高評価につながります。中には終売品や限定品など、定価以上の価格が付くようなウイスキーも存在します。
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ニッカウヰスキーの創業者で日本のウイスキーの父とも呼ばれた竹鶴政孝氏。NHKドラマ「マッサン」でモデルとなったことで、その生涯にも注目が集まっています。
竹鶴氏の意思を受け継いだニッカウヰスキーのボトルは、どれもおいしく素晴らしい仕上がりです。中にはプレミア付きのボトルもあるので、ぜひチェックしてみてください。
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