ヘネシーVSOPの年代の見分け方|特級表記と証紙で読む旧ボトル

ヘネシーVSOPの年代は、特級・一級の表記、首元の酒税証紙、ボトルの形とラベルの名前、裏ラベルの表示の4か所で絞り込めます。とくにラベルに特級や一級の記載があれば、洋酒の級別制度が廃止された1989年より前に流通したボトルです〔国税庁の租税史料〕。
ヘネシーのボトルに製造年は書かれていないため、1年単位で言い当てることはできません。それでも手がかりを重ねれば、いつ頃日本に入ってきた1本かの見当はつきます。この記事では、等級ごとの熟成の条件、VSOPの4つの手がかり、XOとナポレオンの旧ボトル、買取で値が下がる状態、査定前の準備と当日の持ち物までをまとめました。棚の奥から出てきた1本を手元に置いて、ラベルと首元を見ながら読み進めてください。
ヘネシーの買取価格と対象の銘柄は、ヘネシー買取のページで確認できます。

最初に押さえたいのは、ラベルのVSOPやXOは銘柄名ではなく、熟成の度合いを示す等級だという点です。コニャックでは、ブレンドした原酒のうち最も若いものの熟成年数で等級が決まります〔コニャック生産者の業界団体の公式サイト〕。つまり等級を見れば中身の熟成は分かりますが、ボトルがいつ造られたかまでは分かりません。
| 等級 | 熟成の条件 | 年代を見るときの手がかり |
|---|---|---|
| VS(スリースター) | 最も若い原酒が2年以上 | 特級・一級の表記、首元の酒税証紙、容量違いのボトル |
| VSOP | 4年以上 | ボトルの形と瓶の色、ラベルの名前(プリヴィレッジ・リザーブ・フィーヌ シャンパーニュなど) |
| ナポレオン | 6年以上 | 特級・一級の表記と、箱や冊子が残っているか |
| XO | 10年以上 | キャップの色(金・黒)と瓶の色(グリーン・クリア) |
| パラディ・リシャール | 等級ではなくヘネシーの上位ライン | 誕生した年より古いボトルはない。専用箱と付属品の揃い |
等級の呼び名そのものも、ヘネシーと縁があります。VSOPは1817年、英国の王子の注文をきっかけにヘネシーが造ったコニャックの呼び名で、XOは1870年にヘネシー家のモーリス・ヘネシーが生んだ格付けです〔モエ ヘネシー ジャパンのブランドヒストリー〕。同じVSOPでも、いつ日本に入ってきたボトルかで扱いは変わります。古い時期のボトルはオールドボトルとして、現行品とは別の需要があるためです。古いブランデー全体の見方は30年前のブランデーと古い銘柄の買取相場にまとめています。

年代がどれほど古くても、状態が悪ければ話は変わります。何十年も家庭で保管されてきた分、中身と栓に変化が出ているボトルは珍しくありません。次の状態に当てはまると、査定は難しくなります。
とはいえ、減額で済む状態も多くあります。古いボトルで誤解されやすい点は2つです。
いちばんもったいないのは、古いから飲めないだろうと決めて栓を開けたり、中身を捨てたりすることです。未開栓であること自体が評価の前提になります。どこからが対象外になるかは買取できないお酒の特徴7つ|断られる理由と例外になるボトルで詳しく扱っています。判断に迷う状態なら、自己判断で処分せず写真で確かめるのが早道です。
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同じ銘柄でも、状態・付属品・時期によって査定額は変わります。価格は箱付/箱無の順です
最新の買取価格はリアルタイム価格表で確認できます。年代が分からないボトルも、ラベルと首元を撮って送るだけで大丈夫です

ボトルに製造年がなくても、日本で貼られた表示と瓶の仕様から、流通した時期はかなり絞り込めるというのが実際のところです。見るのは次の4か所です。1つだけで決めず、重ねて読むのがコツになります。
いちばん確かな手がかりが、ラベルや裏ラベルの級別表記です。酒税法の級別制度は、平成元年(1989年)4月の酒税法等の大幅改正で廃止されました〔国税庁の租税史料〕。したがって特級や一級の記載があるヘネシーは、1989年より前に日本で流通したボトルと判断できます。
ただし日本酒の級別は扱いが違い、特定名称への移行を経て1992年(平成4年)に撤廃されています〔国税庁の租税史料(戦後の酒と酒税)〕。ヘネシーのような洋酒の年代を読むときは、1989年を基準にしてください。
キャップから首元にかけて、「酒税証紙」や「LIQUOR TAX CERTIFICATE」と印刷された紙の封印が貼られていることがあります。酒税証紙の制度は昭和28年(1953年)に酒税法で定められ、実際には輸入酒に限って使われたあと、昭和49年(1974年)に適用が廃止されました〔国税庁の租税史料(戦後の酒と酒税)〕。開栓部の封印として、正規に課税された酒かどうかを見極める役目を持っていたものです。
この証紙が残っていれば、制度が生きていた時期に輸入された1本と考えられます。汚れて見えても、剥がしたり洗ったりしないでください。古いボトルであることを示す材料そのものです。証紙のないボトルが新しいとは限らない点も、あわせて覚えておきたいところです。
ヘネシーのVSOPには、同じ等級でもボトルの形や瓶の色、ラベルに書かれた名前が違う仕様があります。細身のスリムボトル、丸みのある「プリヴィレッジ」、緑色の瓶の「リザーブ」などがその例です。手元の1本がどの仕様かを確かめるだけで、比べる相手がはっきりします。
とはいえ、仕様の名前から年代を1つに決めることはできません。同じ名前でも流通した国や時期で細部が違うことがあり、見た目だけでは判断が割れることも珍しくありません。リンクサスのヘネシーの買取価格表にはVSOPのスリムボトルも載っているので、形が近いものを探すと見当がつきやすくなります。
日本で販売されたボトルには、容量や輸入者を書いた日本語の裏ラベルが付いていることがあり、ここも時期を映す場所です。容量の表記や輸入者の社名が、いま店頭にあるボトルと違えば、流通した時期か経路が違う1本と考えられます。
ここで早合点しがちなのが、容量の数字だけで年代を決めてしまうことです。容量は国や販路によっても変わるため、級別表記や証紙と組み合わせて見てください。裏ラベルが剥がれかけていても、そのままの状態で写真に撮っておけば十分です。

VSOP以外の等級も、見る場所の基本は同じです。そのうえで等級ごとに、評価を分けやすい目印が1つずつあります。手元のボトルがどれに当たるか確かめてください。
ここでも自己判断は禁物です。同じXOでも、キャップ・瓶・首元の表記の組み合わせで扱いが変わります。価格表にはバカラ製のデキャンタに入ったヘネシーも載っており、瓶そのものに価値がある意匠ボトルは、中身がなくても空き瓶・空ボトル買取の対象になる場合があります。ナポレオン全般の価値の見方は古いブランデーのナポレオンの価値|等級表示の意味と査定6項目、ミニボトルの扱いはミニチュアボトル高額買取の条件|裏ラベルと箱で決まる6項目もあわせて確かめてください。

古いボトルほど、手を加えないことが準備になります。やることは4つだけです。
見逃せないのが時間の要素です。未開栓でも、コルクは少しずつ痩せて液面は下がっていきます。何十年も置いてきた1本なら、いまの状態が最良ということもあります。飲む予定がないなら、確かめるだけでも早いほうが得策です。

流れはシンプルです。古いボトルは運搬中の破損が怖いので、写真での事前相談から始めるのが安心といえます。
当日に確認される内容は次のとおりです。名義の食い違いだけは、その場では直せないので気をつけてください。
本数が多い場合や、古いボトルをまとめて片づける場合に向いているのは出張買取です。遠方の方には宅配買取もあります。送るときは瓶を立てた状態で緩衝材を詰め、首元の証紙がこすれないようにしてください。

年代の分からない古いボトルほど、扱い慣れた店に見せる価値があります。リンクサスは等級だけでなく、級別表記・証紙・ボトルの仕様・付属品の揃いから評価しています。売ると決める前の相談でも構いません。
ヘネシーで多いのは、実家の戸棚から出てきた古い1本のご相談です。よくあるのが、汚れているからと首元の紙の封印を剥がしてしまった、というケース。あの証紙は古い時期のボトルである証拠なので、そのままにしておいてください。それと、コルクを確かめようとして栓を触るのも避けたいところです。未開栓であること自体が評価の前提になります。液面が下がって見えても、ラベル全体と首元の写真を送っていただければ、こちらで判断できることは多いです。
査定は無料で、LINE査定・オンラインフォーム・電話(0120-769-277)から申し込めます。ラベル全体と首元が写った写真があれば、流通時期の見当をつけたうえで概算を回答します。これまでの買取実績も公開しているので、査定の参考にしてください。
ヘネシーVSOPの年代は、特級・一級の表記、首元の酒税証紙、ボトルの形とラベルの名前、裏ラベルの表示の4か所から絞り込めます。特級や一級の記載があれば1989年より前、酒税証紙が残っていれば1974年の廃止より前に輸入された1本の手がかりになります。XOはキャップと瓶の色、ナポレオンやVSは級別表記と証紙が見どころです。
査定で見られるのは時期だけではありません。未開栓であること、液面が保たれていること、外箱と付属品が揃っていることが評価を分けます。古いから価値がないと決めつけて栓を開けたり、証紙を剥がしたりするのがいちばんの損です。まずは触らずに、ラベルと首元の写真を撮るところから始めてください。
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特級・一級の表記、首元の酒税証紙、ボトルの形とラベルの名前、裏ラベルの容量と輸入者の表示の4か所です。特級や一級の記載があれば、洋酒の級別制度が廃止された1989年より前に流通したボトルと判断できます。1つだけで決めず、いくつかの手がかりを重ねて見るのが基本です。
酒税法の級別制度は平成元年(1989年)4月の改正で廃止されたため、特級や一級の記載があるヘネシーは1989年より前に日本で流通したボトルです。製造年までは分からないため、首元の証紙やボトルの仕様とあわせて時期を絞り込みます。
剥がさないでください。「酒税証紙」や「LIQUOR TAX CERTIFICATE」と印刷されたものは酒税証紙で、輸入酒に限って使われたあと昭和49年(1974年)に適用が廃止されました。残っていれば古い時期に輸入されたボトルの手がかりになるため、汚れて見えてもそのまま査定に出してください。
熟成の条件が違います。コニャックでは、ブレンドした原酒のうち最も若いものがVSOPは4年以上、XOは10年以上の熟成を経ている必要があります。あいだにナポレオン(6年以上)があり、VSは2年以上です。等級は中身の熟成を示すもので、ボトルの年代は別の手がかりで見ます。
リンクサスの買取価格表を見ると、同じXOでも金キャップのグリーンボトルが最も高く、金キャップのクリアボトル、黒キャップの順に評価が並んでいます。ただし状態や付属品でも査定は変わり、価格は随時更新されるため、最新の評価は価格表か写真査定で確かめてください。
ナポレオンはVSOPより上、XOより下の等級で、最も若い原酒が6年以上の熟成を経ている必要があります。年代を見るときは、VSOPと同じく特級・一級の表記と首元の証紙、箱や冊子が残っているかを確かめてください。
ブランデーは度数が高く、賞味期限が設定されていない蒸留酒です。未開栓で液面が保たれていれば、古いボトルでも評価されることがあります。ただしコルクが崩れているもの、液面が肩まで下がっているもの、漏れた跡があるものは査定が難しくなります。
売りたいボトルと本人確認書類の2つです。古物営業法にもとづき買取時には本人確認が必要で、運転免許証やマイナンバーカードなど氏名・住所・生年月日が確認できる書類をご用意ください。外箱や冊子があれば一緒にお持ちください。リンクサスは店頭・出張・宅配買取に対応しています。
最終更新:(リンクサス 今井一輝 監修)。買取の条件・運用は変更される場合があります。






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