
ウイスキーの並行輸入品とは、正規代理店を通さない別のルートで日本に入ってきた本物のボトルを指します。偽物ではありません。一定の要件を満たした真正商品の並行輸入は、商標権の侵害にあたらないと整理されています〔特許庁の商標権にかかる並行輸入〕。
この記事では、正規品との違いを表で整理したうえで、裏ラベルのどこを見れば判別できるのか、価格差が生まれる理由、そして買取に出したときの扱いまでをまとめました。棚の1本がどちらなのか、確かめるところから始められます。

まず押さえておきたいのは、両者を分けているのは中身ではなく、日本に入ってくる経路だという点です。項目ごとに並べます。
| 比べる点 | 正規品 | 並行輸入品 |
|---|---|---|
| 輸入のルート | メーカーが定めた正規代理店が輸入する | 代理店以外の業者が海外の販売先から仕入れて輸入する |
| 裏ラベルの表記 | 正規代理店の名称と所在地が入る | 輸入した業者の名称と所在地が入る |
| 中身 | メーカーが製造した本物 | 同じくメーカーが製造した本物。偽物とは別の話になる |
| 価格 | 代理店の流通費用が価格に含まれる | 仕入れ先の相場と為替で上下し、安くも高くもなる |
| 保証・サポート | 代理店の窓口が対応する | 販売した業者の対応になる |
国内で販売するために輸入された酒類には、輸入業者の氏名または名称と、営業所の所在地を表示することが求められています〔国税庁の酒類の表示〕。つまり裏ラベルを見れば、どこが輸入したものかが分かります。ただし海外で買って持ち帰ったボトルや、空港の免税店で購入したボトルには、この表示がありません。国内販売のために輸入されたものではないためです。
銘柄別の見分け方は個別に整理しています。バランタイン30年のように、正規品と並行品の差がよく話題になる銘柄はバランタイン30年の正規品の見分け方のほうが具体的です。

言葉の響きから、うしろ暗いものだと受け取られがちです。査定の窓口でよく出てくる思い違いを3つ挙げます。
3つに共通しているのは、言葉の印象だけで中身を決めつけてしまうことです。確かめる場所は裏ラベルです。日本語の表示が見当たらなければ、国内販売のルートに乗っていない1本だと分かります。棚の奥に押し込んだまま処分してしまう前に、まず裏を向けてみてください。
正規品も並行輸入品もまとめて対応
その1本がどちらでも、価値はLINEの写真査定で分かります
同じ銘柄でも、状態・付属品・時期によって査定額は変わります。価格は箱付/箱無の順です
最新の買取価格はリアルタイム価格表で確認できます。裏ラベルの読み方が分からない1本も、そのまま撮って送るだけで大丈夫です

正規品は、メーカーが定めた代理店が輸入して国内に流します。並行輸入品は、その代理店を経由せず、海外の卸や小売から買い付けて持ち込みます。同じ工場で瓶詰めされたボトルが、途中から別の道を通ってくると考えると分かりやすくなります。
ひとつは、代理店の流通費用が上乗せされないこと。もうひとつは、買い付ける国の相場と為替で仕入れ値が動くことです。円安が進めば並行品の優位は薄れ、逆に現地で値崩れしていれば安く入ってきます。価格が固定されていないぶん、正規品より高くつく時期もあります。安いか高いかは、その時々の条件しだいということになります。
もうひとつ知っておきたいのが、仕向地ごとの違いです。同じ銘柄でも、販路や向け先によって容量やアルコール分の異なる商品が用意されることがあります。空港の免税店向けに専用の規格が組まれる例もあります〔アサヒビールのニュースリリース〕。裏ラベルの数字が手持ちの記憶と違っていても、それだけで偽物と決めつける必要はありません。

手元の1本がどちらなのかは、瓶を裏返すと手がかりが得られます。国内で販売するために輸入された酒類には、輸入した業者の名称と所在地が表示されています〔国税庁の酒類の表示〕。見る場所は4か所です。
スコッチの場合は、産地と熟成の規則そのものがラベルの読み方に効いてきます。あわせてスコッチウイスキー買取と査定6項目も見ておくと、表記の意味を取り違えずに済みます。

いちばん知りたいのはここだと思います。並行輸入品でも買取の対象になります。そのうえで、扱いに差が出る場面と出ない場面があります。
逆に、次の状態に当てはまるものは評価が下がるか、買取そのものが難しくなります。

ボトルの状態が整っていても、売る側の条件が揃っていないと手続きは進みません。先に片づけておけるところを挙げます。
海外で買い付けて国内で売る形は、繰り返せば販売業にあたる可能性が出てきます。線引きの難しい領域なので、迷いがある方はウイスキー転売は違法かと酒税法の罰則を先に読んでおくと判断を誤りません。
準備が済んだら、あとは申し込むだけです。買取は次の順で進み、店頭なら当日中に終わります。
買取方法は3つから選べます。直接持ち込む店頭買取、自宅まで来てもらう出張買取、箱に詰めて送る宅配買取です。本数がまとまっているときは、運搬中の破損を避けられる出張・宅配のほうが向いています。当日に必要なものは、売りたいお酒と本人確認書類の2つです。

どちらのルートで入ってきた1本でも、リンクサスのお酒買取で価値を確かめられます。査定士が裏ラベルの表記・封・液面・付属品を1点ずつ確認し、相場に沿った価格で買取しています。判別がつかないボトルの相談だけでも構いません。
並行輸入品というだけで、売れないと思い込まれている方が本当に多いです。まず、裏ラベルを1枚撮って送ってください。それだけでどちらか分かりますし、銘柄によっては差がほとんど出ないこともあります。それより気にしていただきたいのが、日本語の表示ラベルです。見た目を整えたくて剥がしてしまう方がいるのですが、あれを剥がすと輸入元が確認できなくなり、判断できる情報が減ります。貼ったままにしておいてください。あとは、海外旅行のお土産として持ち帰った1本が引き出しに残っているケースも多いです。免税店向けの規格は容量や度数が国内向けと違うことがありますから、数字が違っても慌てず、そのまま撮って送っていただければ大丈夫です。
査定は無料で、来店前でもLINE査定・オンラインフォーム・電話(0120-769-277)から申し込めます。ボトルとラベルの写真を送るだけで、売れるかどうかと概算の回答が受け取れます。これまでの買取実績も公開しているので、査定の参考にしてみてください。
ウイスキーの並行輸入品とは、正規代理店を通さない別のルートで日本に入ってきた本物のボトルです。海外の商標権者が適法に商標を付し、日本の商標権者と同一の出所を示すものであるなど一定の要件を満たす真正商品の並行輸入は、商標権の侵害にあたらないと整理されています。国内で販売するために輸入された酒類には輸入業者の名称と営業所の所在地を表示することが求められているため、裏ラベルが手がかりになります。海外で購入して持ち帰ったボトルなど、表示がないものもあります。
価格差が生まれるのは、代理店の流通費用が上乗せされないことと、買い付ける国の相場と為替で仕入れ値が動くためです。したがって並行品が必ず安いとは限らず、国内で品薄の銘柄なら正規品より高くつくこともあります。買取では、銘柄によって裏ラベルの表記が評価に効く場面がある一方、封・液面・日焼けといった状態のほうが先に効きます。日本語の表示ラベルは剥がさず、そのままの状態で写真を撮ってください。判別がつかない1本も、裏を1枚撮るところから始められます。
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正規代理店を通さない別のルートで日本に入ってきた本物のボトルを指します。海外の卸や小売から買い付けて輸入したもので、メーカーが製造した真正商品である点は正規品と変わりません。違うのは中身ではなく、日本に入ってくる経路です。
海外の商標権者が適法に商標を付し、日本の商標権者と同一の出所を示すものであるなど、一定の要件を満たす真正商品の並行輸入は、商標権の侵害にあたらないと整理されています。ルートが違うことと違法であることは別の話です。
裏ラベルの輸入者の名称と所在地です。国内で販売するために輸入された酒類には、輸入業者の氏名または名称と営業所の所在地を表示することが求められています。その銘柄の正規代理店の名前なら正規品、別の業者名なら並行品という読み方になります。なお海外で購入して持ち帰ったボトルや免税店で購入したボトルには、この表示がありません。国内販売のルートに乗っていない1本になります。
必ず安いとは限りません。仕入れ先の相場と為替で価格が動くため、国内で品薄の銘柄を海外から取り寄せる場合などは正規品より高くなることもあります。安さの理由を流通経路だけで説明するのは実態に合っていません。
買取の対象になります。ただし正規品であることが取引の前提になっている銘柄では、裏ラベルの輸入者表記が評価に効く場合があります。差が出るかどうかは銘柄ごとに違うため、一律の答えはありません。
剥がさないでください。品目やアルコール分、容量などを示すために輸入時に貼られるもので、剥がすと輸入元を確認できなくなり、判断できる情報が減ります。見た目が気になっても、そのままの状態で査定に出してください。
それだけでは偽物と判断できません。同じ銘柄でも、販路や向け先によって容量やアルコール分の異なる商品が用意されることがあります。空港の免税店向けに専用の規格が組まれる例もあります。数字が違っても、そのまま撮って送っていただければ確認できます。
売りたいお酒と本人確認書類の2つです。古物営業法にもとづき買取時には本人確認が必要で、運転免許証やマイナンバーカードなど氏名・住所・生年月日が確認できる書類をご用意ください。化粧箱や冊子があれば一緒にお持ちください。リンクサスは店頭・出張・宅配買取に対応しており、LINEでの事前査定も利用できます。
最終更新:(リンクサス 今井一輝 監修)。買取の条件・運用は変更される場合があります。






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