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サントリー ウイスキー山崎”と耳にするだけで興奮するウイスキー好きにとって、その中でもなかなか目にすることがないであろう逸品を
買取 ることができました。その逸品とは“ジ・オーナーズカスク 山崎蒸溜所1998”です。山崎自体の製造方法、味わい、また評価などは他のサイトにも掲載されているのでそちらを参考いただくとして、ここではこの逸品が高い評価を得ている理由、特徴的な販売方法、戦略に注目しました。
弊社買取 価格 90,000円 通常価格 時価 ※詳細後述 他社買取 価格 要相談 再販価格 要相談 ※ヤフオク・メルカリ
サントリーシングルモルトウイスキー山崎とは シングルモルト ウイスキー「サントリー山崎」は1984年3月14日に誕生します。当時日本に流通するウイスキーはブレンドが主流で、
原酒 100%のシングルモルウイスキーを楽しむ層は限られていました。しかし二代目マスターブレンダーであった佐治敬三は「日本を代表する
シングルモルト ウイスキーをつくりたい」と思い立ったのです。
シングルモルト ウイスキーの定義は、ひとつの蒸溜所で作られる
原酒 を組み合わせたもの。つまり作り手だけでなく蒸溜所の気候風土などが個性となって色濃く反映されます。製造の地として選ばれたのは、古くから
サントリー ウイスキーを生み出してきた”山崎蒸溜所”でした。そこで数え切れないほどの
原酒 を試飲し、これまでにない理想の味わいを追求していきます。そして1984年3月14日、
サントリー としても初めての
シングルモルト ウイスキー、「山崎」が誕生します。 1995年にはエイジング=酒齢を掲げた”山崎10年”が発売されると、当時はウイスキー受難の時代であったにも関わらず大きな反響を呼びます。さらにエイジングを重ねた商品、また
限定品 などもリリースされると、国際的なコンペティションでも大きな賞を多数受ける事になります。それまでの限定された
人気 から、新商品が出ると即完売、しだいにオークションで取引される存在になって行きます。 このような過熱気味の
人気 は
品薄 を呼び、一部商品は終売という事態につながっています。現在のラインナップはエイジング表記のない”ノンエイジ”または”ノン
ヴィンテージ ”と呼ばれるものと、12年、18年、25年の4タイプだけとなっています。
ジ・オーナーズカスク 山崎蒸溜所1998とは 山崎という
シングルモルト の
ブランド ネーム、商品の希少性は前述の説明でご理解いただいたと思います。では件のウイスキー“ジ・オーナーズカスク 山崎蒸溜所1998”とはどのようなウイスキーなのか説明していきます。高額で取引される理由がご理解いただけると思います。 “ジ・オーナーズカスク”というタトルが示すように、この商品は「樽
売り 」なのです。カスクとは樽という意味、
サントリー が日本で初めて手掛けた販売方法でした。販売期間は2004年から2010年まで。年によって販売される数量(樽数)に変動があったようですが、山崎
ブランド としては年間60樽程度が“ジ・オーナーズカスク”として用意されたようです。 樽単位で販売と言っても現物はボトル入りの状態で届けられます。購入した多くは法人で、百貨店や量販店が自社でしか買えない
限定品 として再販しました。また中には株主優待の贈答品などとしても利用されました。 価格は希少性ということだけでなく、製造年、熟成年数、熟成樽の酒類によっても異なります。今回の商品のラベル表記を見ながら、高価
買取 の理由について整理してみました。
ジ・オーナーズカスク 山崎蒸溜所1998 高値の理由 製造年について この商品は1998年、22年前に製造されたことが分かります。山崎10年が1995年に発売され、日本発の
シングルモルト ウイスキーが注目され始めた時期に作られたものです。ウイスキーやブランデーは製造年の古いものほど高値で取引されます。
熟成年数について シングルモルト ウイスキーは蒸溜ののち樽詰めされエイジングを重ねます。この期間が長いものほど高値になります。この商品が瓶詰めされたのは、BOTTLE IN 2010と記載がみえることから、2010年だと分かります。つまり1998年製造~樽詰め~熟成~2010年瓶詰め、12年熟成の
シングルモルト なのです。製造年が古くても熟成期間の短いものは、樽の持つフレーバーがモルトに移らないため高値につながりません。
樽の酒類について 多くの
シングルモルト ウイスキーは異なった種類の樽熟成を経ることで個性が際立ちます。樽材の違い、シェリー樽やバーボン樽といった以前使われていた種類の違い。今回の商品はラベルに“HOGSHEAD”と記載されています。このホッグスヘッドとはバーボン樽を解体して樽材を追加することで容量を増やした樽の事で、材質の多くはアメリカンホワイトオークです。HOGとは豚の事で、その大きさが豚の頭程度だということから由来しているそうです。 ウイスキーの本場、スコットランドやアイルランドで貯蔵されるウイスキーのほとんどが、このサイズの樽で熟成されています。つまりもっともウイスキーらしい環境(樽)で熟成を重ねた商品なのです。 この樽の他にも、シェリー樽、ミズナラ樽で熟成された同シリーズも存在し、それぞれ高値で取引されています。いずれも個性的な味わいがウイスキー通を唸らせていますが、ウイスキーキャリアのある方ほど“HOGSHEAD”を支持されるようです。
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まとめ このジ・オーナーズカスクシリーズは山崎蒸溜所だけでなく
白州 蒸溜所のものも発売されていましたが、同様に2010年終売しています。
原酒 不足が原因ですが、現在仕込んでいる
原酒 たちが熟成を経た近い将来に、また嬉しいニュースが届くかも知れません。 2020年は山崎55年が300万円で発売されるという大きなニュースになりました。数年後にはジ・オーナーズカスクシリーズが目を覚ます頃かも知れません。情報をつかんだらお知らせしたいと思います。