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サントリーウイスキー非売品 感謝"、を買い取りいたしました。この商品に関して、非売品でありながら意外に多くのオークションサイトに流通しているので目にした方も多いのではないかと思います。
サントリーでは○○記念などのウイスキーが非売品として関係者に配られることがあります。一般には流通しないため、いわば
限定品なので思いがけない高値で取引される例が多いようです。今回のウイスキーに関しては、細かい部分まで調べることが出来ませんでしたが、各方面の情報を整理して紹介します。また他にも非売品扱いの記念品があったので、その由来や取引価格なども紹介します。
項目 | 価格 |
弊社買取価格 | 500,000円~ |
通常価格 | 不明 ※非売品 |
他社買取価格 | 要相談 |
再販価格 | 900,000円以上 ※ヤフオク・メルカリ |
サントリーウイスキー非売品 感謝とは

このウイスキーのラベルには(箱書きも同様)、“岡田一男 勲四等瑞宝章受章記念ウイスキー”と記載されています。こうした内容から“”岡田一男さん“という方が文化勲章を受けた記念に関係者に配布されたウイスキーだということが分かります。日付は“平成9年5月吉日”。この少ない情報から、このウイスキーの出自を調べてみました。 “岡田一男氏”は大阪府社交飲食業生活衛生業組合の第二次理事長を務めた方であり、北新地同様趣旨の組合でも会長を務めた方の様です。という事は、ご自身も飲食業に携わってきたと推測され、大阪に本社を置く
サントリーとは長い付き合いがあったのではないか。 その岡田氏が平成8年11月に件の勲章を受け、次の5月記念パーティの引き出物として配布されてものではなかったと想像します。本数は不明ですが、限定であることは間違いありません。桐箱に収められたボトルの形状は“山崎”を思わせますが、はっきりとした記載はありません。しかし“モルト”という記述から
シングルモルトであることは疑いなし。 では肝心の中身はどのような由来なのか気になります。実は
サントリー側も詳しいことは開示していません。あくまで想像ですが、このウイスキーがお披露目したのは平成9年=1998年、“山崎25年”が
サントリー100周年を記念して発売を開始したのが1999年です。こうした流れと、
サントリーと岡田氏との関係性を考慮すれば、より近いものが使われたのではないか、と思えてくるのです。謎の多い存在ですが、それだけに気になる存在です。
他にもあるサントリー非売品ウイスキー
サントリーが企業として節目の記念を祝い、記念ボトルを通リ関係者に配布しています。いずれも非売品であり、希少性が高いこと、さらにウイスキー自体のポテンシャルから高値で取引されています。
サントリーウイスキー"エイジ・アンノウン Age Unknown"

このウイスキーは
サントリー初代社長また2代目のマスターブレンダーとして知られている佐治敬三氏が1989年勲一等瑞宝章を受賞し、その祝賀会の参加者へ記念品として配られたものです。中味について詳細は記載されていませんが、熟成年数25年以上の
原酒を使っていると言われ、1998年に発売される“山崎25年”のベースになったという逸話が残っています。
項目 | 価格 |
通常価格 | 不明 ※非売品 |
買取相場価格 | 800,000円以上 |
再販価格 | 1,000,000円以上 ※ヤフオク・メルカリ |
サントリーウイスキー90周年

1988年
サントリー創業90周年を記念したウイスキーが2種類出ています。いずれも非売品だったようですが、どのような経緯で誰に配布されたのか不明です。一説では
サントリー商品を長年扱う酒店に感謝状とともに配られたとか。中身はブレンデッドウイスキーですが、これも出自は不明です。2種類とも非売品、限定とは言え、それほど高値では扱われていません。

項目 | 価格 |
通常価格 | 不明 ※非売品 |
買取相場価格 | 不明ですが、10,000円前後と思われます。 |
再販価格 | 30,000円前後 ※ヤフオク・メルカリ |
サントリーウイスキー100周年

この商品は、
サントリー創業100周年を記念したウイスキーです。90周年記念同様に磁器ボトルを使い佐治社長のサインが入っていますが、どのような経緯で誰に配布されたのか調べきれていません。中身はブレンデッドウイスキーですが、これも詳しくは不明です。非売品、限定で、100周年ということから高値傾向は続いています。

項目 | 価格 |
通常価格 | 不明 ※非売品 |
買取相場価格 | 不明 |
再販価格 | 80,000円前後 ※ヤフオク・メルカリ |
サントリーウイスキー非売品 感謝が高値の理由
サントリーウイスキー“感謝”ボトルが高値で取引される大きな理由は非売品・
限定品という希少性ですが、中味が分からないというミステリアスな部分も要素になっているかも知れません。しかも“山崎”を思わせるボトルを使うという仕掛けも期待感をあおります。 “アンノウン”ボトルも同様ですが、文化勲章受章の記念ボトルです、またお二方とも高い立場ということもあります。それ相当のウイスキーが用意されたはずです。熟成期間、熟成樽、ヴァッティグ、どれをとっても水準の高いものだと想像できます。
お酒買取専門店 リンクサスが高値取引できる理由
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リンクサスは、その商品を欲している先、市場とネットワークを構築しています。そしてその市場は日本国内だけでなく、世界に広がっています。常に情報を共有しているので、どこの市場がどのような商品をいくらで欲しいのを把握しています。価格交渉に時間差が少ないと言えるでしょう。見つけたら、すぐ連絡が欲しい、というバイヤーが多数控えているのです。 今回のウイスキーは非売品だという希少性を強くアピールすること、また山崎を想像させるボトルデザイン、桐箱入という特別感が高値を呼ぶはずです。中国市場だけではありません、
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リンクサスはこうした商品に興味をもつ欧米・中東、またインドやアジア諸国の富裕層とのネットワークも大切にしています。特にヨーロッパではジャパニーズウイスキーの評判が上昇中です。そうした流れを捉えることで、適切な選択が可能になるのです。
まとめ
非売品が市場に回るという不思議な現象ですが、日本のウイスキーしかも
人気の“
サントリーウイスキー山崎(らしい)”しかも年代不明というミステリアスな理由から高値で取引されることは間違いありません。記念品ですから完品状態で保管される可能性が高いと言うのも商品価値を挙げてくれます。 受章記念ボトルをお持ちの方は少ないと思いますが、創業90年また100年記念ボトルをお持ちの方も探しております。ぜひご一報願います。