
結論からいえば、ブショネはコルクの見た目や写真だけでは判定できません。ブショネは香りの欠陥で、見分ける手がかりはグラスから立つ湿った段ボールやカビのようなにおいだけです。
コルクの写真から読み取れるのは、ひび割れ、染み、押し上がり、液漏れの跡といった保管状態のサインのほうになります。写真で分かることと分からないことの線引き、香りによる見分け方、熱や酸化による劣化との違い、開けたあとに気づいた場合の返品の考え方を順に並べました。手元の未開封ワインが気になっている方は、開けて確かめる前に目を通してください。

最初に線引きを表にしておきます。ブショネかどうかは香りでしか判断できず、写真が役に立つのは保管状態の確認です。
| 確かめること | 写真で分かるか | 読み取れること |
|---|---|---|
| ブショネ(カビ臭) | 分からない | 香りの欠陥のため、開けてグラスに注ぐまで判断できない |
| コルクの押し上がり | 分かる | 温度の変化で中身が膨らんだ可能性。熱の影響を疑う手がかり |
| 液漏れ・シールのべたつき | 分かる | 中身がコルクの脇から漏れた跡。液面の低下と一緒に見られる |
| 液面の低下 | 分かる | 瓶の首か肩か。どれだけ中身が抜けたかの目安になる |
| 開栓後のひび・崩れ | 分かる | コルクの乾燥や劣化の程度。ブショネの有無とは別の情報 |
| コルク上端のカビ | 分かる | 表面に付いたカビ。ブショネの原因物質と同じものとは限らない |
表のとおり、ブショネだけが写真の外にあります。原因物質は2,4,6-トリクロロアニソールという化合物で、前駆体のトリクロロフェノールがカビによって変化してできることが、酒類総合研究所の資料で説明されています〔酒類総合研究所「清酒のカビ臭の分析と防止法」〕。同じ資料では、ワインのカビ臭として認識される濃度が1リットルあたり10億分の2グラムとされています。それほどわずかな量で香りを損なうため、見た目にはまったく表れません。
ネットでブショネのコルク写真を見比べたくなる気持ちは分かります。ただ、においは写真に写りません。写真で探すべきなのはブショネそのものではなく、そのボトルがどんな環境をくぐってきたかを示すサインです。

ブショネを避けたい、見抜きたいという気持ちから広まった思い込みがあります。どれも、見た目で判断しようとするところから生まれています。
4つに共通するのは、見えないものを見た目で決めようとしている点です。とくに最後の1つは取り返しがつきません。自己判断で開けたり処分したりするのが、いちばんの損につながります。開封済みのボトルが断られる理由は買取できないお酒の特徴7つで詳しく扱っています。
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ブショネは、開けてグラスに注いだあとに香りで見分けます。手がかりは、湿った段ボールやカビ、濡れた新聞紙にたとえられるにおいです。
注いだ直後に、グラスを回さずに一度嗅ぎます。次に軽く回して、もう一度。本来の果実の香りが感じにくく、こもったようなカビ臭さが先に立つならブショネを疑います。ただし、開けたばかりで香りが立っていないだけの場合もあります。少し時間を置いて嗅ぎ直すと、判断を誤りにくくなります。
香りで迷ったら、少量を口に含みます。果実味が抜けて平板に感じ、後味にカビのようなにおいが残るなら、ブショネを疑う材料がそろったといえます。においの感じ方には個人差があります。一人で決めきれないときは、同席した人にも確かめてもらうのが確実です。
「おかしい」と感じた原因がブショネとは限りません。よく混同される劣化と並べると、違いが見えてきます。
| 状態 | 香りの特徴 | 外から見えるサイン |
|---|---|---|
| ブショネ | 湿った段ボールやカビのにおい | ほとんどない。きれいなコルクでも起こる |
| 熱による劣化 | 煮詰めたジャムや加熱した果実の香り | コルクの押し上がり、液漏れ、キャップシールのべたつき |
| 酸化 | りんごの芯やシェリー酒に似た香り | 液面の低下、コルクの乾燥。赤は色が褐色に寄る |
見分けるうえで役立つのは、熱や酸化は外にサインが出やすく、ブショネは外に出ないという違いです。コルクが押し上がっていたなら熱を、液面が大きく下がっていたなら酸化を先に疑えます。反対に、外見に何の異常もないのにカビ臭いなら、ブショネの可能性を考えます。

ブショネは写真に写りませんが、コルクとキャップシールにはそのボトルがどんな環境に置かれてきたかが表れます。未開封のまま確かめられる箇所と、開けたあとのコルクで分かることを分けて見ていきます。
抜いたコルクは、側面のどこまでワインが染みているかを見ます。底面が染まっているのは、寝かせて保管した結果として普通に見られる状態です。一方、染みが側面を伝って上端近くまで達している場合は、コルクと瓶のすき間を液が通っていた可能性があります。
写真のように縦に割れる、スクリューを刺した部分から崩れるといった状態は、コルクの乾燥や劣化の表れです。それでも、崩れたコルクだからブショネだとは決められません。コルクの上端に白や緑のカビが付いていることもありますが、これもにおいの確認とは分けて扱います。中身の状態は、最後はグラスの香りで確かめるしかありません。
液面やコルクの状態が査定でどこまで許容されるかは、ワイン買取の基準6項目で詳しく扱っています。年数の経ったボトルなら、古いワイン買取は可能かもあわせて確かめてください。

開けてからブショネに気づいた場合、購入したお店に相談するのが第一歩です。ただし、返品や交換に応じるかどうかは法律で一律に決まっているわけではありません。お店ごとの規定によります。
中身を捨ててしまうと、お店の側で状態を確かめられなくなります。判断の材料になるのは、残ったワインとコルクそのものです。流しに空けてから連絡するのが、いちばん話が進みにくい形になります。
通信販売には、クーリング・オフの制度がありません。返品の可否や条件は、広告に表示された返品特約に従います。返品特約の表示がない場合は、商品を受け取った日から数えて8日以内であれば、送料を消費者が負担して返品できるとされています〔消費者庁 特定商取引法ガイド〕。ワインについては、返品不可や開栓後は対象外と表示している販売店もあります。まず購入ページの表示を確かめてください。
レストランでは、注文したワインを開けたあとに味見をする場面があります。ここでブショネと感じたら、その場で伝えるのが基本です。交換に応じるかどうかは店の判断になります。飲み進めてから申し出るより、最初の一杯で伝えたほうが話は通りやすくなります。

未開封のワインは、ブショネかどうかを誰も確かめられない状態のまま査定されます。そのぶん、外から見える保管状態をどれだけ保てているかが評価を分けます。
反対に、次の行為は評価を下げます。
当日に必要なものは、売りたいワインと本人確認書類の2つです。申込者と振込口座、身分証の名義は揃えてください。未成年者の買取条件は店舗や地域の条例によって異なり、リンクサスでは20歳未満のお客様からの買取を受け付けていません。自分で運ぶには本数が多いなら出張買取、遠方なら宅配買取が使えます。詰め方はお酒の送り方と梱包にまとめました。

ブショネが心配で、手元のワインを開けるか迷っているなら、その前に相談してください。リンクサスはお酒を専門に扱う買取店で、ラベル、キャップ、液面の写真から銘柄と保管状態を確かめ、概算をお伝えします。1本でも、セラーごとでも同じ流れです。
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ブショネは香りの欠陥で、コルクの見た目や写真だけでは判定できません。原因物質の2,4,6-トリクロロアニソールは、ごくわずかな濃度で香りを損なう一方、見た目には表れないためです。見分けるときは、注いだ直後と少し置いたあとに香りを確かめ、迷ったら少量を口に含みます。熱による劣化はコルクの押し上がりや液漏れ、酸化は液面の低下や色の変化として外にサインが出る点が、ブショネとの違いです。
開けてから気づいたら、中身とコルクを残して購入店に相談します。返品や交換の扱いはお店の規定次第で、通信販売なら返品特約の表示を確かめます。未開封のワインを売る場合は、ブショネを確かめるために開けないことが何よりの準備です。写真で分かるのは保管状態のほうで、査定もそこを見ます。寝かせたまま撮って送ってください。
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見分けられません。ブショネは香りの欠陥で、原因物質の2,4,6-トリクロロアニソールは見た目に表れないためです。コルクの写真から分かるのは、ひび割れや染み、押し上がり、液漏れの跡といった保管状態のサインです。ブショネかどうかは、開けてグラスに注いだあとの香りで判断します。
湿った段ボールやカビ、濡れた新聞紙にたとえられるにおいです。本来の果実の香りが感じにくくなり、こもったような印象になります。香りで迷うときは少量を口に含み、果実味が抜けて平板に感じるか、後味にカビのようなにおいが残るかを確かめます。
崩れていることだけではブショネとは決められません。崩れやひび割れはコルクの乾燥や劣化の表れで、ブショネの原因物質とは分けて扱います。見た目のきれいなコルクでもブショネは起こります。中身の状態は香りで確かめてください。
ブショネは湿った段ボールやカビのにおいで、外から見えるサインはほとんどありません。熱による劣化は、煮詰めたジャムや加熱した果実の香りに加えて、コルクの押し上がりや液漏れ、キャップシールのべたつきとして外にも表れます。外にサインがあるかどうかが見分ける手がかりになります。
返品や交換に応じるかどうかは、購入したお店の規定によります。自宅で気づいたら、残りのワインとコルクを捨てずに残し、レシートなど購入の記録を用意して購入店に相談してください。通信販売で買った場合は、広告に表示された返品特約の内容に従います。
コルク由来のブショネは起こりません。ただし、酒類総合研究所の資料では、木製の器具や段ボールなど栓以外の汚染経路も示されています。起こりにくいことと、起こらないことは別と考えてください。
確かめるには開けるしかなく、開けた時点で買取の対象から外れるのがほとんどです。未開封のボトルでは、ブショネかどうかは買取店でも確かめられません。査定で見られるのは、キャップシール、コルクの押し上がり、液面といった外から分かる状態です。
売りたいワインと本人確認書類の2つです。申込者と振込口座、身分証の名義は揃えてください。先にラベル、キャップ、液面の写真をLINE査定で送れば、売れるかどうかと概算の回答を受け取れます。木箱や購入時の書類があれば一緒に出してください。
最終更新:(リンクサス 今井一輝 監修)。買取の条件・運用は変更される場合があります。






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