品名:特別純米 飛露喜
買取参考価格:5,000円 【
日本酒買取】今回
買い取りさせていただきました
お酒は「特別純米 飛露喜」です。1999年に
人気が沸騰してから入手困難な日本酒として広く知られるようになりました。一般の市場ではほとんど見ることができない希少な日本酒として左党を唸らせています。蔵元の地元でさえ定価購入ができない
プレミアム日本酒といえます。
廣木酒造本店が醸す日本酒
プレミアム日本酒「飛露喜」は福島県にある廣木酒造本店がつくる日本酒です。廃業一歩手前の酒造を九代目当主、廣木健司(杜氏兼蔵元)の手により練られて生み出した日本酒です。 廣木酒造は江戸時代から続く老舗酒蔵です。「泉川」という
銘柄で長年親しまれてきました。九代目の廣木健司は「味で勝負できる酒をつくりたい」と研究を重ねてつくり出したのが「飛露喜」であった。テレビの取材で取り上げられた番組を観た酒販店が注目して販売した結果火がついたといいます。その後もさらに研究を進め今の味へとなったのです。
日本酒のナンバーワンへ

市販されている日本酒の評価をする「酒コンペティション」で、2012年の第一回において純米酒部門トップになって以来、繰り返し毎年10位以内に名前を連ねる
銘柄へと成長しました。2019年には純米吟醸酒部門でもトップになりました。

無濾過生原酒がヒット
経営難に喘ぐ酒蔵を復活させたのは無濾過生
原酒でした。東京の酒販店と協力して新しい酒を幾度も幾度も失敗しながら醸したのです。その中の一つに無濾過生
原酒がありました。酒販店からこの
お酒を売って見るとの連絡があり販売を開始しました。その
お酒はたちまち評判となり用意した2000本は完売しました。当時世の中には無濾過生
原酒は「飛露喜」しかありませんでした。搾りたてのフレッシュな生酒は「飛露喜」のキャッチフレーズとなりました。
「飛露喜」はどんな日本酒?

廣木酒造本店の杜氏兼倉本の廣木健司は「濃密でありながら透明感、存在感のある酒を醸したい」と研究を進めています。実際、飲んで見ると本当に存在感ある味わいとスッキリとドライな切れ味に包まれた日本酒です。旨味のバランスの良さに甘みと香りが立つためにどのような料理にもフィットするということで評判です。 「飛露喜」の味わいの秘訣は製法はもちろんのこと原料にもこだわりがあります。「会津の匂いを酒に」ということで仕込み米には地元で採れた米を使用しています。さらに限定吸水という洗米時に水の吸収を抑える方法がとられています。そして超低温発酵し低温熟成で醸しています。この方法によりスッキリとした味わいになっています。
「特別純米 飛露喜」の味は?

特別純米生詰の「飛露喜」ですが、廣木酒造本店では定番の日本酒といえます。年間を通して安定した
お酒の質を維持できるつくりと貯蔵に相当の工夫がなされているといえます。通常の生酒とは違い1度加熱して殺菌した後に蔵で熟成させて飲み頃を見計らってから出荷しています。原料は地元産の山田錦を50%、掛米を55%まで磨き削っているために味わいは甘いバナナのような果実の香りに口当たりは軽いだけでなくスッキリドライな米の旨味を感じるものです。品のある日本酒と言えます。
「飛露喜」のラベル

1999年誕生の「飛露喜」ですが、蔵元の名前である廣木をなぞり「喜びの
お酒(=露)がほとばしる」という願いが込められ命名されました。そして「飛露喜」のラベルの独特な文字は九代目廣木健司の母親の廣木浩江さん手書きの書をデザインしたものです。発売当初は1枚ずつ手書きをしていたそうですが今は印刷したものになっています。母親の思いが詰まったラベルにも注目してください。
まとめ プレミア日本酒は品薄
「飛露喜」は限定醸造のため蔵元の地元でさえなかなか入手できません。全国の高級飲食店からもオファーが多く取り合いと言った感があります。日本酒党の人たちはぜひ一度飲んでみたいと躍起になって探しています。
売り手市場の「飛露喜」をもしお持ちの場合は査定に出してみてはいかがでしょうか。思わぬ
金額が期待できるはずです。