久保田 碧寿買取ならお任せください!
久保田 碧寿(へきじゅ)は、新潟県長岡市に蔵を構える朝日酒造の手がける日本酒です。全国に展開される人気ブランドであり、日本酒ファンの中では高い知名度を誇ります。
朝日酒造の久保田には、精米歩合や醸し方の違いでたくさんの種類のお酒があります。「碧寿(へきじゅ)」の特徴は、山廃仕込みで作られる純米大吟醸酒であることです。
山廃仕込みは、正式には山卸廃止酛仕込み(やまおろしはいしもとじこみ)と呼ばれるお酒の仕込みの方法です。山卸という作業を省略して作った山廃酛を使って作ることが特徴で、出来上がるお酒は生酛作りに近い複雑な酒質をしていることがポイントです。
山廃仕込みを使って作られる久保田 碧寿は、久保田の中でも個性的で重厚な旨み、そして乳酸菌由来のシャープな酸味が感じられる仕上がりです。キレのある軽い喉越しで、食事に合わせやすくジューシーな料理にも負けないポテンシャルがあります。
なお山廃仕込みは、乳酸菌が活発になる適切な環境を人の手で丁寧に作り出す必要があります。酒母が出来上がるまでにはおよそ1ヶ月の期間が必要で、そのあいだ蔵人たちは毎日品質管理を行わなければなりません。
出来上がるまでに期間も手間もかかるお酒であり、それゆえに高価なお酒となっています。価格は720ml(四合瓶サイズ)で2,794円(税込)、1,800ml(一升瓶サイズ)で6,248円(税込)と久保田のラインナップの中でも上級ランクになります。
久保田 碧寿は1988年に誕生しました。当時「燗に合う吟醸酒」というコンセプトで作られており、フルーティーな旨みをもつ吟醸酒でありながら、香りが主張しすぎず温めても美味しく飲めるのが大きな特徴になっています。
特にぬる燗はおすすめの飲み方です。40度前後まで温めることで、上品な香りが漂うのを感じられます。なお久保田 碧寿の山廃仕込みは、他ブランドの山廃仕込みに比べクセが少なめです。軟水由来のすっきりとしたニュアンスもあり、飲みごたえを感じつつも飲みやすい仕上がりとなっています。
もちろんぬる燗だけでなく、常温や冷酒で飲むのもおすすめできます。常温にすることで、お酒本来の味わいを堪能しやすくなります。なお常温とは20〜25度のお酒のことを指します。夏に飲むか冬に飲むかで異なるニュアンスを感じられるのも、常温酒の面白いポイントに挙げられます。
一方で冷酒は5〜15度前後に冷やしたお酒のことで、日常的に飲む場合は冷蔵庫に入れるだけで完成です。香りが落ちつきスマートになるので、燗酒では個性が強いと感じた場合にもおすすめです。
また口当たりがすっきりとするので、食事にも合わせやすくなります。このように温度帯で違いを楽しめることも、久保田 碧寿の魅力に挙げられるでしょう。
久保田シリーズのお酒は、数ある日本酒の中でも圧倒的な知名度と人気を誇ります。新潟の地酒の代表的存在であり、全国でも人気でさまざまな飲食店・酒屋にて扱われています。
米どころとして有名な新潟県には、数多くの酒造があります。お酒の名産地であり、特にキレ味抜群の淡麗辛口のお酒がよく作られています。
久保田の日本酒は、まさに新潟県を代表するような仕上がりです。酒造は雪のよく降るエリアにあり、日本酒作りにはその雪解け水が使われます。朝日酒造では、清らかな水に丁寧に育てられた上質なお米を使って日本酒を醸します。また、ただ上質な材料を使うだけでなく、気温や気候の変化に合わせた仕込みを行い、高いレベルでの日本酒作りを行っています。
ちなみに久保田のお酒が生まれたのは1984年のことです。それまで朝日酒造は“朝日山”というお酒を主力商品としていました。しかしこの時代は、大量生産による価格戦争が清酒業界で巻き起こっていた頃でした。朝日酒造はこの時代に、あえて価格で勝負するのではなく「高品質で美味しいお酒」を作ることを決意し、朝日山よりもさらにワンランク上の久保田を作ることを決心したそうです。
こうして生まれた久保田シリーズは、1980年代の地酒ブーム・淡麗辛口ブームとともに日本中で愛されるブランドに成長します。高品質でありながらお値打ち価格で入手できるというところも、ヒットの理由につながっていきます。
また碧寿や千寿、萬寿といった縁起の良いネーミングも、久保田の人気を後押しします。上質で万人受けする味わい、そして素晴らしい名前が付けられた日本酒はギフトや贈答品としての需要も高くなっています。
久保田は碧寿以外にも人気のお酒が多くあります。有名なものには「久保田 千寿」や「久保田 萬寿」があります。
「久保田 千寿」は久保田シリーズの定番かつ原点となるお酒です。すっきりとした味わいの吟醸酒であり、喉越しがよく飲みやすいです。4合瓶であれば1,000円台で入手もできるので、デイリー酒としても選びやすく馴染みやすいです。
なお久保田 千寿には火入れ酒のほか、生原酒タイプのお酒などもあります。火入れを行わずに瓶詰めされた生のお酒は、期間限定の出荷であり希少価値が高いです。
またアルコール添加を行わない純米吟醸タイプの久保田 千寿、そして9月ごろに出荷される秋あがりの久保田 千寿もあります。それぞれ同じ千寿でも味のニュアンスが異なるので、飲み比べてみるのも面白いでしょう。
「久保田 萬寿」は1986年にリリースされた上位ボトルで、純米大吟醸酒になります。2020年4月には更なる改良が行われていて、華やかな香りと重厚な味がより引き立つようになっています。
このほかにも、久保田には百寿や紅寿、翠寿といったボトルがあります。また近年はスノーピークと共同開発を行なった「久保田 雪峰」なども、人気を集めています。
久保田 碧寿はお酒買取においても査定対象となるボトルです。未開封で飲まない久保田 碧寿が余っているという方は、ぜひ便利なお酒買取査定の利用を検討してみましょう。久保田 碧寿は、状態が良ければ数千円の価格で売れる場合があります。
ただし久保田 碧寿は、ボトルの状態やお酒の状態で買取価格が変わります。査定に出す時期が遅れてしまうと飲み頃を過ぎてしまい買取不可となる場合があるので、売りたい時はできるだけ早めに査定に出すようにしましょう。
また査定に出す際には、見た目の状態をキレイにしておきましょう。ボトルに汚れや埃が付着している時は、さっと取り除いてから査定に出したほうが買取価格が上がりやすくなります。また付属の外箱をお持ちの方は、そちらも合わせて査定にお出しください。
なお査定に出す時は、日本酒買取に精通した買取専門店を選ぶことをおすすめします。買取店によっては日本酒の査定を受け付けていないところもあるので注意です。
お酒買取専門店リンクサスなら、久保田 碧寿など日本酒の買取査定も可能です。定番の千寿や萬寿、そして雪峰やスパークリングなど、碧寿以外の久保田シリーズの買取査定も受け付けていますのでまずはぜひご相談ください。
久保田 碧寿 買取に関するスタッフからの一言
久保田 碧寿(へきじゅ)は、新潟県にある朝日酒造が手がける「久保田」ブランドのうちの1本となります。久保田にはさまざまなボトルがありますが、久保田 碧寿(へきじゅ)は山廃純米大吟醸造りの1本となります。久保田シリーズの中でも珍しい“山廃仕込み”のお酒であり、山廃ならではの強いうまみと切れ味を堪能できます。炙り系の料理と相性が良く、食中酒としても愛されているお酒です。