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サントリーより発売されている「山崎」「白州」「響」。お酒に詳しくなくても名前を聞いたことがあるという方が多く、その知名度は世界レベルになっています。
今回はそんな山崎と白州、そして響のウイスキーについて、違いを解説していきます。
「山崎・白州は一体どっちが美味しいのか」
「響ウイスキーにはどんな個性があるのか」
「定価や流通価格に違いはあるのか」
と気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
山崎と白州は、それぞれウイスキーの銘柄名になります。どちらも日本国内で作られるシングルモルトウイスキーであり、サントリーが製造・販売を手掛けているという点は変わりありません。
しかし山崎と白州は、作られている蒸溜所が異なっており、味わいにもはっきりとした違いが表れています。好みのウイスキーを探したいという方は、ぜひ山崎と白州の違いについて理解しておきましょう。
シングルモルトはそもそも、単一の蒸溜所のモルト原酒を使って作られるモルトウイスキーのことを指しています。例えば山崎のシングルモルトは「山崎蒸溜所」で、白州のシングルモルトは「白州蒸溜所」で作られたモルト原酒だけを使っています。
他の蒸溜所のウイスキーと混ぜずに作られるシングルモルトウイスキーは、蒸溜所ごとの個性が味わいに色濃く出やすいことが特徴に挙げられます。味わいはそれぞれ異なっていて、甘く華やかなものもあれば、スモーキーなもの、スパイシーなものなどもあります。
これに対し、単一蒸溜所のモルトだけでなく複数の蒸溜所のウイスキーを混ぜて作られるブレンデッドウイスキーもあります。
山崎は「山崎蒸溜所」にて作られるモルトウイスキーです。サントリーのシングルモルトウイスキーの中でも非常に歴史が長い銘柄で、1984年3月に初リリースされています。
国内でもっとも有名なシングルモルトといえば、サントリーの山崎になるでしょう。山崎は国内だけでなく世界的人気も高い銘柄で、ジャパニーズウイスキーとしてISC金賞を初受賞するなど、さまざまな功績を残していることでも知られます。
そんな山崎が作られる「山崎蒸溜所」は、京都の南西、天王山の麓にあります。
ここはサントリーの創業者である鳥井信治郎氏がウイスキーづくりのために選び抜いた土地で、良質な水とウイスキーづくりにベストな自然環境があります。
蒸溜所では世界でも類を見ないほどの“原酒の作り分け”を行っているのがポイントで、深いこだわりが山崎の上質な味わいを作り上げています。特にミズナラ樽を使って作られる原酒が印象的で、山崎には独特の華やかでオリエンタルな香りが生まれています。
山崎は一言で表すと、華やかで甘みのあるウイスキーとなります。濃厚で味わい深く、飲み手を感動させるような作りになっています。
ノンヴィンテージの他にも12年、18年、25年といった長期熟成ボトルがあり、熟成が長くなるほど味わいの複雑さや深みも増していきます。また定番品ではなく期間限定品にはなりますが、「山崎50年」「山崎55年」のようなスペシャルな長熟ボトル、「山崎リミテッドエディション」のようが限定品も存在しています。
白州は、サントリー第二の蒸溜所として建設された白州蒸溜所にて作られるモルトウイスキーです。山梨県北杜市にある白州蒸溜所は、世界でも稀有な「森に囲まれた蒸溜所」になっています。
南アルプスの水を使って作られるウイスキーであり、山崎とは違った爽やかな味が印象的です。ピート(泥炭)を使った原料の仕込みも特徴的で、独特のスモーキーな香りを生み出しています。
白州蒸溜所が作られたのは山崎よりもずっと後のことで、1973年になります。シングルモルトとして製品化されたのは1994年で、山崎よりも歴史は短いです。
あえて山崎とは異なる個性を持つウイスキーになるように作られていて、飲み比べると違いは歴然です。爽やかで爽快な味わいは、ストレートだけでなくハイボールにしても美味しいと絶賛されています。
白州にはノンヴィンテージのほか12年、18年、25年といったボトルがあり、いずれも人気を集めています。山崎に比べると蒸溜所の歴史が短いため50年ものなどは未だ存在しませんが、「白州ピーテッドモルト」のような個性を持つ限定品もこれまでにリリースされています。
山崎と白州がシングルモルトであるのに対し、響はブレンデッドウイスキーに分類されます。モルト原酒だけでなくグレーン原酒も含まれているのがポイントで、モルトウイスキーとは違ったバランスの良さと飲みやすさがあります。
なお響はサントリーのブレンデッドウイスキーのうち、最高峰に位置付けされるブランドになります。中に使われるのは山崎蒸溜所のモルト、白州蒸溜所のモルト、そして知多蒸溜所のグレーンであり、純国産のジャパニーズウイスキーに該当する商品にもなります。
ブレンダーによる“匠の技”が光る響は、1989年に初リリースされました。元々はサントリー創業90周年を記念して作られた銘柄であり、そこから何十年もトップブランドとして愛され続けています。
そんな響はブラームスの「交響曲第一番 第4楽章」をイメージして作られています。ハーモニー・調和を意識した作りで、使われるモルトは30種類以上にものぼります。
味わいはハチミツやカラメルのような甘さにほんのりとしたビターなスパイス感、そして長く穏やかな余韻とフルーツのようなニュアンスが続いていきます。
なお響は熟成年数などの違いで、ブレンドのバランスや味わいも変わってきます。ノンヴィンテージには響ジャパニーズハーモニー、響ブレンダーズチョイスといった商品があり、このほか長熟タイプの響21年や響30年といった商品も展開されています。
山崎と白州、そして響は個性の異なるウイスキーです。いずれも高級品であることには変わりなく、どっちが美味しいのかは簡単に結論づけることができません。
人によって「山崎が美味しい」と感じる方もいれば、「白州が好みだ」「響が一番美味しい」と感じる方もいます。ここではそれぞれの評価について、口コミを紹介します。
昨日やった飲み比べ✨
ストレートとロックだけの比較でしたが、山崎の方が甘みがあって好みかなぁ❤️ pic.twitter.com/4eYTCH1g0j— みーちゃん (@shinemuscat8) January 2, 2024
場所割れちゃうと困るので写真ないですが、念願の山崎飲めました!
ウイスキー初心者でもストレートで行けるくらい甘さあって美味しい〜!!!!
白州と余市はまだ自分にはロックだと早かった…ハイボールだとめちゃうま!!!!— らいと (@raito_chinayaku) January 12, 2024
山崎が美味しいという方の意見を見ると、甘みがあるところが美味しいと評価されていました。ストレートでも飲めるくらいの甘さがあり、飲みごたえや華やかさも十分だと述べられています。
またストレート以外では、ロックやトワイスアップで飲むのも人気の様子です。ウイスキー初心者でクセのあるのは苦手という方にも、山崎はおすすめしやすいです。
え!こっち逆かな??
やまやとかリカマンとか角瓶無くて、スーパー行けば普通に売ってるし安いって感じでw
響はちょっと値上げ前に買っておきたいですけど、山崎は飲んであんまり感動無かったですねぼく…白州の方があの価格でよく出来てると思いました! pic.twitter.com/btIRGGd7RC
— tak91 (@tak91_hitman) January 17, 2024
山崎vs白州?
山崎はロックの方が美味いかな
白州winです#あくまで個人的感想#イキった感想いいたくなるヤツ pic.twitter.com/AciiLADAQJ— まつどん@裏4K’s (@matsudongon) August 9, 2023
白州NA
とりあえず白州NAハイボールからいただきます。
白州ハイボール スッキリしててメチャ美味しいなぁ。
ハイボールは山崎よりも白州の方が好みだな。 pic.twitter.com/uyTgyWVQU8— ピヨ (@cyber_kiyo) August 12, 2021
白州が美味しいという意見を見ると、爽やかな味わいで美味しいと述べられていました。すっきりしているという意見が多く、とくにハイボール派の方から人気を集めているのがわかります。
ロックは山崎の方が好きだけれど、ハイボールなら白州といったように飲み方で好みが変わるという意見もありました。また価格に対する感動は、白州の方が高いという声もあります。
今日は響を…頂きます…❤?✨
山崎よりスッキリ薫って更に美味しい…
むしろ甘い?まである
はぁ〜うま…❤❤ pic.twitter.com/kVDQRVsgfB— ほまっ??【‡紅麗‡】 (@homanoimoko1017) June 17, 2023
個人的には
山崎より響が飲みやすいかな— ハムろん?????@日々学? (@tc763d) October 4, 2023
響のボトルデザイン好きなんだよなぁ。実は山崎や白州より響派です。家にあるのは何故か山崎と白州なんですけどね。個人的にはニッカブランドもかなり好き。
— 酒のカス (@Ilikecat_Toshi) December 1, 2023
響派の意見を見ると、甘さがありながらも山崎に比べすっきりとしていて飲みやすいという声が上がっています。甘さとすっきりさ、香りのバランスに対して高い評価がつけられています。
また中には、「響のボトルデザインが好き」という声も上がっています。オリジナルの多面体ボトルはコレクションにも向いているといえそうです。
ウイスキーの種類
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定価
|
流通価格
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---|---|---|
山崎NV | 4,950円(税込) →2024年4月から7,700円(税込) |
18,000円程度 |
白州NV | 4,950円(税込) →2024年4月から7,700円(税込) |
14,000円程度 |
響ジャパニーズハーモニー | 5,500円(税込) →2024年4月から8,250円(税込) |
17,000円程度 |
山崎、白州、響のうち、もっともスタンダードなボトルの価格を比較してみました。
山崎と白州に関してはNV(ノンヴィンテージ)の定価が同じで、700mlボトルが4,950円(税込)で販売されています。しかし実際の流通価格はこれより高い値が付けられていて、山崎の流通価格が18,000円程度、白州の流通価格が14,000円程度と山崎の方がやや高くなっています。
なお山崎や白州にはノンヴィンテージ以外にも12年、18年、25年といったボトルがありますが、どのボトルも山崎の方がやや高い値がつけられている傾向にあります。とはいえ白州が不人気なわけではなく、白州も価格は高騰しています。
響ジャパニーズハーモニーは定価が5,500円(税込)と、山崎や白州のノンヴィンテージよりもやや高くなっています。一方で流通価格は17,000円前後と、山崎よりもやや安めです。
なおサントリーは高額ウイスキーの定価を2024年4月より値上げすると発表しています。どのボトルも数千円の値上げになる予定で、おそらく流通価格も高くなる見込みです。
定番ボトル以外では、販売中止となった終売品や、期間限定ですでに売っていないボトルが高くなりやすい傾向にあります。例えば「山崎10年」は、終売となったため流通価格5万円越えと山崎12年よりも高い価格がつけられています。
山崎、白州、そして響には以下のようなレアボトルがあります。ぜひ合わせてチェックしてみましょう。
山崎、白州、響は味や価格に違いがありますが、お酒買取においてはいずれも高額買取の対象になります。熟成年数の長い高級ボトルや販売中止となったレアボトルはもちろん、ノンヴィンテージの定番品も高額買取になります。
山崎や白州、響などサントリーウイスキーの未開封ボトルをお持ちの方は、ぜひお酒買取の査定に出してみましょう。人気ウイスキーの中には、査定額数千円〜数万円など定価以上の値がつくボトルなどもあります。
サントリーウイスキーの買取査定でお悩みの方は、お酒買取専門店リンクサスまでぜひご相談ください。リンクサスはお酒に特化した買取専門店で、人気のウイスキーを業界最高水準の価格で買取可能です。
特に山崎や白州、響などのジャパニーズウイスキーは高騰中であり、買取価格もUPしています。今が査定に出すチャンスなので、お悩みの方もぜひご相談ください。
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なお査定では、箱付き・完備品など状態の良いものの方が高値になりやすいです。買取査定時には、こうした「高額査定・高額買取のポイント」なども解説させていただきます。
査定は店頭・出張・宅配の3種類で全国に対応しています。利用料や手数料は一切かからないので、まずはぜひお問い合わせください。
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山崎・白州・響はすべてサントリーの中でも高級品扱いとなるウイスキーです。すべてジャパニーズウイスキーに該当するブランドで、世界的にも人気を集めています。
山崎は甘く華やかなシングルモルト、白州はハイボールにもおすすめできる爽やかなシングルモルトです。これに対し響はグレーン原酒も混ぜられたブレンデッドウイスキーとなっており、バランスに長けているという特徴があります。
どれが一番美味しいかは、個人の好みによっても変わってくるでしょう。ウイスキーがお好きな方は、ぜひ比較しながらお気に入りの味わいを探してみてください。
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