ニッカウイスキー 余市1980’sを買い取りさせて頂きました。
今回お客様から買い取らせていただいた
「余市1980’s」は限定品で既に終売となっているシングルモルトウイスキーです。180mlサイズですが希少価値の高いウイスキーですので万単位のお値段が付くウイスキーになります。他にも
500mlサイズもありますが、そちらもかなりの希少品です。
1980年代に余市蒸溜所で製造された原酒をブレンドしてつくられたウイスキーで30年以上は経過していますので味わいはまろやかに仕上がっています。
2014年下半期に
NHK連続テレビ小説「マッサン」にてニッカの創業者である竹鶴 政孝を題材にしたドラマが放送されてから、余市ブランドが再び注目を集めて大人気となり原酒が不足のため終売品が続出している状態です。
余市1980’sとは
人気のニッカウイスキーですが、余市蒸溜所ではもともと「
シングルカスク」というシングルモルトウイスキーがつくられていました。ところが最近のハイボール人気と世界的なジャパニーズウイスキーブームによりウイスキーの原酒が不足していく中で「シングルカスク」は姿を消してしまいました。
その代わりに登場したのが今回の「余市1980’s」です。
「余市1980’s」は、1980年から1989年の間に余市蒸溜所のみでつくられたモルト原酒の中から厳選された原酒をブレンドした高級シングルモルトウイスキーです。
約30年の時をかけて熟成されたウイスキーですのでまろやかな味わいで評判のウイスキーです。
余市1980’s 香りの特徴
樽熟成ならではの穏やかで重厚感のある樽熟香が特徴です。
余市1980’s 味わいの特徴
チョコレートやりんごジャム、バタークッキーのような甘い味わいが口いっぱいに広がり、さらに力強いピート由来の塩味も感じられます。
余市蒸溜所の歴史
余市蒸溜所の歴史イコールニッカウヰスキーの歴史にもなります。
1934年余市蒸溜所はりんごジュースをつくることから始まりました。
ウイスキーは出来上がるのに何年もかかるため、その間はリンゴを扱う会社(大日本果汁株式会社)でした。
この時の社名の一部「日果」をカタカナにして後に「ニッカ」という名前が付きました。
1936年にウイスキー・ブランデーの製造許可を受けて製造を開始しました。そして
1940年に念願の「ニッカウヰスキー」「ニッカブランデー」を発売します。
1956年に「ブラックニッカ」を発売し全国でヒットしました。その後、宮城峡蒸溜所を作るまでに西宮工場、千葉にも工場をつくりニッカは発展してきました。
世界で唯一の石炭直火蒸留により原酒モルトの味が重厚
ニッカの創業者である竹鶴 政孝は日本酒の蔵元の家に生まれ、大阪高工(現大阪工業大学)の醸造科で醸造を学びました。その後、ウイスキーの製造を学ぶためにスコットランドのハイランドにあるロングモーン蒸溜所に研修生として学びました。
帰国した
政孝は壽屋(現サントリー)にて山崎蒸溜所初代所長としてウイスキー製造を指揮し、その後独立して新たな蒸溜所を立ち上げたのです。
スコットランドに似た涼しくて湿度の高い気候と豊かな水がある場所をと探し求めたのが北海道の余市でした。その
北海道の余市につくった最初の蒸溜所に取り入れたのがロングモーン蒸溜所と同じ手法の「石炭直火蒸留」による原酒づくりでした。
石炭直火蒸留とは、炉に石炭をくべて強い火力で熱していく方法です。余市では蒸留器もロングモーン蒸溜所と同じ型のストレートヘッド型のポットスチルを導入してウイスキーづくりを行っています。現在でも炉を守る職人が手作業で15分おきに石炭をくべて蒸留器を管理しています。ウイスキーのもろみの温度を調節して保っているわけですが非常に管理が難しく、熟練の技術が必要になります。
この石炭直火蒸留によって強い熱(800〜1000℃)が直接伝わるためウイスキー自体に焦げたような甘い香りが生まれます。さらにこれでできた原酒はアルコール度数65%ほどと高いものになります。
香ばしくて美味しいウイスキーができあがるのですが、高火力のため工場設備のダメージが高くポットスチルも痛むということだけでなく管理の難しさと熟練の技が必要になります。
スコットランドでもこの製法は消滅した為に、余市蒸溜所が世界で唯一の石炭直火蒸留となっています。この製法でつくられた原酒は重厚な力強いものになるのです。
余市の味は磯の味わいと言われるわけ
余市のウイスキーの味わいを表現する時に「磯の香り」とよく言われます。
これは蒸溜所のある余市の気候風土とも関係があります。
厳冬の石狩湾から吹き付ける海からの潮風のフレーバーを貯蔵樽が吸収してその香りが原酒に溶け込んでいると言われているからです。
お酒買取専門店リンクサスでは余市などのウイスキーを高額買取中
ニッカ創業者の竹鶴 政孝を題材としたドラマ「マッサン」が放送されて以来、ニッカはもちろんのことサントリーやキリン、マルスなどの
ジャパニーズウイスキーが世界中で話題となり脚光を浴びました。
余市でいえば10年・12年・15年・20年貯蔵リミテッドエディションやシングルモルトなど
余市蒸留所のウイスキーを始めとした国産のウイスキーを高額買取にてお取引させて頂いております。
飲まずに処分をご検討のお酒がございましたら、ぜひお酒買取専門店リンクサスにお気軽にご相談ください。
国産ウイスキーの中でも余市ブランドは希少
「余市1980’s」は、30年以上熟成された高級シングルモルトです。
かつては工場見学の際にお土産として購入された方も多いのではないでしょうか?
そのまま棚に放置されていて飲む予定がない場合はぜひお酒買取専門店リンクサスにご相談ください。
リンクサスは日本国内のみならずジャパニーズウイスキーの需要が高まっている中国やアジアの新興国にもネットワークがあります。そのため、
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