スプリングバンク25年買取価格表

ローズバンク25年を買取しました

シンプルな箱には、ところどころにシミが浮き出ています。またウイスキー自体の知名度も一般的には低いく高値が付く条件は少ないように思えます。しかしコレクターが待ち望んだ名品のウイスキーです。
蒸留所は閉鎖されていましたが30年ぶりに復活しました。ローズバンクとは、どのようなウイスキーでどのような蒸留所なのかを解説していきます。

スコッチウイスキーローズバンク買取参考相場

項目	価格
ローズバンク 21年 イノセンス	103,000円
ローズバンク 20年 アンブレンデッド	128,000円
ローズバンク 15年 アンブレンデッド	80,000円
ローズバンク 12年 アンブレンデッド	65,000円
ローズバンク 8年	55,000円
UD ローズバンク 20年 1981 レアモルト セレクション	44,000円
オールド・モルト・カスク ローズバンク 19年 1990	28,000円
シグナトリー ローズバンク 1967 ヴィンテージ 25年	150,000円

ローズバンク25年が高値の理由

製造年・熟成年数

ラベル表記から1981年に蒸溜され、2007年にボトリングされたとあります。蒸留所の閉鎖が1993年ですので、原酒を譲り受けたボトラーにより販売されたウイスキーになります。
ローランドモルトは一般的にライトな風味が特徴ですが、25年熟成ですので深みが増していると想像できます。しかも“ナチュラルカスクストレングス”とあり、アルコール度数は60％を越えておりコレクターやウイスキー愛好家には見逃せない存在になっており、欲しい人が多ければ、高値傾向は続いていきます。

閉鎖の影響と復活の影響

Production re-starts after 30 years at Rosebank Distilleryhttps://t.co/o3ByoRQJ04#IanMacLeodDistillers #MalcolmRennie #RosebankDistillery pic.twitter.com/dKxE2GXt8C

— DRAM Scotland (@dramscotland) July 19, 2023

前述のとおり93年に「悲痛な損失」と言われるほどの影響をもたらした蒸留所の閉鎖がありました。以降30年経過しているので、二度と味わえないと思われました。
それだけでも高値の条件ですが、2019年事業再開の予定が流れると旧来製品の価値が見直されるきっかけになりました。当該商品だけではなく、ブランド自体が注目されるようになりました。

スコッチウイスキーローズバンクとは

エグいの届いた❗️?もうダメだ。完全にウイスキーの沼にハマっている。?#ローズバンク#オールドパティキュラ　#オクトモア　#アラン　#TWLC #ウイスキー　#スコッチ　#バーボン　#キルホーマン　#イチローズモルト　#アードベッグ　#余市　#マッカラン　#グレンリベット　#グレンファークラス pic.twitter.com/tINepmHUCw

— Y.Yamachan (@pharaohchan) August 6, 2021

【名門ウイスキー】ローズバンク蒸留所の歴史～閉鎖

1840年に創業しスコッチウイスキーの名産地域は6か所ありますが、もっとも南側のローランドに属しています。他の蒸留所も同様ですが、オーナーが数回変わり1993年当時の所有者が閉鎖を決め、以降30年間製造されませんでした。また2003年には土地建物を公的機関が購入した事から、蒸溜場の再開は無いと思われました。
閉鎖後も残った原酒をボトラーズ経由して商品化され流通したものもありました。このような商品もいずれ無くなると思われていました。あるウイスキー評論家は、ローズバンクの閉鎖を「悲痛な損失」とコメントしているほどでした。

復活した【名門ウイスキー】ローズバンク蒸留所

Falkirk Rosebank Distillery which will be reopening soon. This mammoth investment to restore whisky production to Rosebank promises to be yet another incredible world-class visitor attraction for the Falkirk area ??#whisky #falkirk #visitfalkirk #scotland #visitscotland pic.twitter.com/bp4yTnI9hi

— Scotdrone (@scotdrone) May 26, 2023

新しいオーナーが土地建物を買い取り、2019年に蒸溜を再開しブランドを完全復活すると宣言し復活を喜ぶ声と同時に旧来製品を求める動きが出始めています。
オーナーが変わると、風味が変わるのではという心配があります。新オーナーが言うには『最大のライバルはローズバンク』とのこと。だからこそ旧来製品の人気も上昇中です。

ローランドの著名ウイスキー

【ほぼ日刊 Yaffee's Whisky】

スコッチにあるハイランドとローランド。
地図で見るとハイランドが上、ローランドが下だからそう呼ばれているわけではなく、ハイランドは山岳地帯、ローランドは丘陵地帯がおおくなっています。 pic.twitter.com/nyaeL3iaNx

— yaffee＠ウイスキー料理人（安井） (@TW0GPYU3yMS7N3o) October 17, 2021

スコットランドにはスコッチウイスキーの六大産地（地域）があります。それぞれ特徴的なウイスキーを作っていますが、スコッチウイスキー“ローズバンク”蒸留所があるローランドについて紹介します。

ローランド(Lowland)

スコットランドの南側エリア。面積が広いのですが稼働中の蒸留所は6つと少なめですが、ブレンデッドウイスキーに使われるグレーンウイスキーの一大産地です。蒸溜を3回繰り返すことで、爽やかでライトな風味に仕上がります。

代表銘柄：スコッチウイスキーグレンキンチー

2年ぶりにローランド地方にあるグレンキンチー蒸留所に行ってきました。ここのポットスチルはスコッチ蒸留所の中で最大級の大きさ！

あまりグレンキンチーは光を浴びていない印象がありますが、その味はたしかで実力派。写真３枚目の蒸留所限定ウイスキーが中でもかなり美味しくつい買ってしまった... pic.twitter.com/o9hbZi2AI5

— ヒデイシ/ Don’t tell Mama (@whisukej) July 6, 2021

軽快で柔らかな風味が持ち味で、色合いも薄く感じるかも知れません。ストレートでもハイボールでもスコッチウイスキー初心者にお勧めです。

まとめ

ブランドの背景を知るほどに興味深いウイスキーです。しかも蒸留所の閉鎖から30年を経て復活しました。通常は箱に付いたシミや汚れは減額の対象になることが多いのですが、今回のウイスキーに関してはワンランクアップになる程の価値を秘めています。