カレラ買取価格表

カリフォルニアのロマネ・コンティ

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カレラはカリフォルニアワインの作り手です。創業者はジョシュ・ジェンセン氏で、ワイナリーは1970年代に誕生しました。

カリフォルニアはアメリカワインの生産量の9割を占める一大ワイン産地であり、ワイン愛好家から非常に大きな注目を集めています。冷涼な気候、そして長い日照時間を誇るエリアであり、ブドウがよく育つことからいいワインが生まれると言われています。
フランスやイタリアなど古くからワイン生産を行なっていたエリアに対し、カリフォルニアはワイン作りの歴史が浅いことから「新世界」と呼ばれています。歴史こそ浅いですがその注目度は非常に高く、生まれるワインはフルーティーで美味しいと高い評価を集めています。

カレラのワインはそんなカリフォルニアの中でもトップレベルに君臨しています。ピノ・ノワールのスペシャリストと呼ばれ、パーカーポイントで有名なパーカー氏にも「カリフォルニアのロマネ・コンティ」と称されています。
ワインには熟したブラックチェリーのような香り、そして濃密な味わいの中にはタンニンと酸味がバランスよく存在しています。最新技術を駆使して作られるワインであり、ブドウに優しい醸造方法などを積極的に取り入れています。

「マウント・ハーランAVA」の原産地呼称を認めさせる

カレラのワインは非常に大きな功績を残しています。カリフォルニアワインの原産地呼称の一つである「マウント・ハーランAVA」は、カレラのおかげで認められたと言えるものです。

もともとカレラのオーナーであったジョシュ氏は、ブルゴーニュ地方でワイン作りを学んでいました。そこで優れたピノ・ノワールのワインは、石灰岩の土壌から生まれることを学びます。
母国アメリカに帰った後もその教えを大切にし、土壌探しからワイン作りをスタートさせます。そこで約2年もの歳月をかけて、カリフォルニアのギャラヴィン山脈にある「マウント・ハーラン」の土地を見つけます。

マウント・ハーランは水も電気も通っていないほどの土地であり、非常に標高が高い場所です。また海風の影響を受けることから冷涼な風が届き、土壌は石灰を豊富に含んでいることも特徴に挙げられます。まさにピノ・ノワールの栽培には最適な場所であり、ジョシュ氏はここでピノ・ノワール造りをスタートさせます。斜面の向き、風の流れ、気候変化などを見極め、マウント・ハーランを区画ごとに分け土地にあったブドウを栽培していきます。ちなみにブドウの樹は、フランスから持ち帰ったものを使用しています。

こうして作られるワインは、とにかくスペシャルで完成度の高い味わいに仕上がります。品質の高さから、1990年には原産地呼称「マウント・ハーランAVA」が認められるほどの快挙を達成します。
現在カレラはマウント・ハーランに、複数の単一畑を所有しています。このワインを生産できるのはカレラだけであり、流通量の少なさから幻のワインとも呼ばれる存在となっています。

カレラワインの評価は？ブルゴーニュワインの勝る実力派

1日遅れのピノノワールの日。ふくよかで力強いカレラ、美味しい pic.twitter.com/HnHbfxx6aD

— わた@ワインアカ (@into_wines0531) August 19, 2022

カレラ、良いワインですよね?☺️

このシャルドネ、樽の香りが程よく、酸味も強すぎずフルーティでバランス良いですね?香りも良い〜?

4000円でこれはすごいな〜と思いました。しばらくシャルドネもピノも、カレラばかり飲みそうです　笑

— 春香_Gina_FX (@Haruka_Evans_FX) September 15, 2020

カレラのワインは人気というだけあり、良い口コミが圧倒的に多いです。ふくよかでフルーティーな味わい、そしてバランスに長けていて飲みやすい点に大きな人気が集まっていることがわかります。

実際にカレラのワインはワインのプロからの評価も高く、ニューヨークタイムズ紙が行なったブラインドテイストの企画ではリシュブールなどの高級ワインに勝るほどの評価が下されています。ロバート・パーカー氏も「ニューワールド（新世界）だけでなく、地球上で最も魅力的なピノ・ノワールの一つ」とまで述べています。

またカレラのワインはこれだけ高い評価を得ているにもかかわらず、さほど価格が高くないというところも人気につながっています。これは新世界ワインの特徴でもありますが、高い評価を得ているワインが安価で手に入りやすいのです。
100万円のロマネ・コンティに匹敵するようなワインも、2万円程度で入手することができます。リッチなワインを飲んでみたいという方は、ぜひカレラのワインをチェックしてみると良いでしょう。数千円台で買えるようなボトルもあります。

カレラのワインには3種類のシリーズがある

カレラのワインには3つのグレードがあります。それぞれ特徴や価格帯が違うので、選ぶ際にはぜひチェックしておきましょう。

もっとも高級なのが「単一畑シリーズ」です。単一畑という言葉からもわかるように、畑ごとのテロワールを最大限に活かして作られるワインとなります。畑の名前がそのままワイン名になっているので、ラベルを見れば違いがわかります。それぞれの畑には以下のような特徴があります。

• ・ライアン・・・カレラの中でも若い畑であり、初リリースは2002年。標高762mと高い位置にある。ベリーのような香りと豊かな果実味が特徴の赤ワインで、チャーミングかつ柔らかな味わい。
• ・ヴィオニエ・・・1983年に植えられたヴィオニエ種は、アメリカでは非常に珍しい存在であった。桃や洋梨、柑橘、花のようなニュアンスを感じる、エキゾチックな白ワイン。
• ・シャルドネ・・・バターやバニラの風味を感じる完成度の高い白ワイン。カレラらしい酸味もあり、ピュアで飲み飽きしにくい。
• ・ミルズ・・・接木をせず台木のまま栽培されるブドウで、ビターな渋みが特徴。DRCのグランエシェゾーに例えられるような、タンニンのある赤ワイン。
• ・ド・ヴィリエ・・・新しく開墾された畑のワインで、2007年初リリース。ベリー、シナモン、そして華やかさを持ち合わせる骨格のしっかりとした赤ワイン。お手頃価格も高評価。
• ・ジェンセン・・・最初にロマネ・コンティの苗木を植えたと言われる場所で、まさに「カリフォルニアのロマネ・コンティ」。燻したような香り、エレガントな酸味とミネラルを感じる深く力強い赤ワイン。
• ・リード・・・ベリーやブラックペッパー、そしてプロシュートのような香りを持つみずみずしくエレガントな赤ワイン。ヴォギュエのミュジニーやDRCリシュブールに負けないほど、ブラインドテイストで非常に高い評価を得ている。
• ・セレック・・・フランスのコート・ドールに似た、石灰石の多い土壌で作られるワイン。最も女性的で、DRCラターシュに匹敵すると言われる。ジェンセンを超える高評価ワイン。

また単一畑シリーズ以外には、「マウント・ハーラン・シリーズ」も人気です。こちらはマウント・ハーランのブドウを使って作られるワインになります。
価格帯はカレラの中では中間ランクで、1万円弱で買えるボトルも多くリッチな気分を味わいたい時にぴったりです。味わいのバランスが良く。高いポテンシャルを感じることができます。

カレラの中で最も安価で手に取りやすいワインは「セントラル・コースト・シリーズ」です。こちらはカリフォルニアの契約農家のぶどうで作られるワインで、醸造はカレラにて行われます。
ベリー系で飲みやすい味わいのものが多く、さまざまなシーンにマッチしてくれます。

カレラワインの買取ならリンクサスへ

カレラは一時期市場で姿を消してしまったほどの人気ワインです。
新世界ワインなのでフランス・ブルゴーニュなどのワインに比べると元値や流通価格は安いですが、高い評価があり買い手も多いため、買取シーンでは非常に人気です。もし未開封で飲まない予定のカレラワインをお持ちなら、ぜひお酒買取専門店リンクサスにご相談ください。

カレラのワインは単一畑シリーズなら数千円の価格になることが期待できます。もちろん単一畑だけでなく、マウント・ハーラン・シリーズやセントラル・コースト・シリーズの買取査定も受け付けています。