ガヤ買取価格表

イタリアワインの帝王と呼ばれるガヤ（GAJA）

ガヤ（GAJA）はイタリア・ピエモンテにて活躍するワイナリーです。イタリアワイン界では、帝王と呼ばれトップに君臨し続けています。

そんなガヤの歴史は長く、17世紀半ばからスタートしています。元々はスペインのカタルーニャ地方に住んでいたガヤ・ファミリーが、ピエモンテに移住しワイナリーを作ったことがガヤの歴史の始まりでした。

代々受け継がれるガヤのワイン造りは、徹底した品質主義が特徴です。妥協しないワイン製造と革新的な取り組みで、やがて品質の高さから多くの人に愛されるように広まっていきます。

伝統を守りながらも成長を惜しまず、改革を行っているのもガヤの魅力と言えます。3代目の時代には畑を追加購入しワイナリーを拡大、そして4代目の時代には単一畑のワインを生産、バリック樽を導入するなどの挑戦もしています。

特に4代目当主であるアンジェロ氏の功績は大きく、ガヤの品質向上だけでなくイタリアワイン界そのものにも大きな影響を与えています。アンジェロ氏はバルバレスコの区画からブルゴーニュワインのような単一畑のワインを作り、「ソリ・サン・ロレンツォ」「ソリ・ティルディン」「コスタ・ルッシ」という優良なワインを生み出しました。

さらに1990年代に入ってからは、もともとのピエモンテ州だけでなくトスカーナ州にもワイナリーを購入しています。現在は4代目当主アンジェロ氏に加え、5代目を担う3人の子供たちがワイン造りに参加しています。

バルバレスコをはじめとするピエモンテ州のワイン

ガヤはピエモンテ州・トスカーナ州の2大産地でワインを作っています。中でもピエモンテ州のワインは、歴史が古く、ガヤを知る王道になります。

ガヤの象徴、フラッグシップとされるのはやはりピエモンテの「バルバレスコ」。バルバレスコはネッビオーロ種から作られるワインで、フルーティーさが特徴です。

ガヤは14もの畑を所有し、それぞれを別々に醸した後にブレンドを行います。完全なるガヤスタイルと呼ばれるその味わいは、まさに唯一無二です。華やかで美しい香りに引き締まった酸味のバランスがよく、ネッビオーロ種の美しさがそのままダイレクトに表現されています。

またガヤは、先ほども述べたように単一畑のバルバレスコも作っています。「ソリ・サン・ロレンツォ」「ソリ・ティルディン」「コスタ・ルッシ」の3種は2013年ヴィンテージ以降、アペラシオン（原産地呼称）としてリリースされており、それぞれの畑の特徴を強く感じられるものになっています。
これら単一畑のワインは、1本で10万円越えとイタリアワインの中でも特に高額で取引されています。近年は人気上昇とともに、価格が上がり続けています。

このほかピエモンテの畑では、ネッビオーロではなくなんと国際品種も育てられています。カベルネ・ソーヴィニヨンをはじめとするボルドースタイルのワインには、「シト・モレスコ」「ダルマジ」といったワインがありいずれも人気を集めます。

またピエモンテ州といえばバローロも人気を集めていますが、ガヤのバローロは非常に評価が高いです。バローロはバルバレスコ同様、ネッビオーロ種のワインですが骨格が強めです。
ガヤは「コンテイザ」「スペルス」といったバローロの単一畑ワインを作っており、これら2種の畑のブドウをブレンドした「ダグロミス・バローロ」という秘蔵ワインも作り上げています。このワインは評価誌に出品しない、宣伝もしないという、ファンに向けた名作です。

なおガヤのワインといえば赤ワインの印象が強いですが、実は白ワインにも定評があります。シャルドネから作られる「ロッシィ・バス」、希少なソーヴィニヨン・ブランの「アルテニ・ディ・ブラッシカ」などにも注目です。

ガヤらしい挑戦を楽しめるトスカーナ州のワイン

長らくピエモンテ州で活躍し続けてきたガヤが、新しい挑戦として手がけているトスカーナ州のワインたち。もちろんこれらのワインも、大きな注目を集めています。

ガヤがトスカーナ州に初めて手に入れたのは、トスカーナ州モンタルチーノ地区にある場所です。ここで作られるワインには「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」があり、ピエヴェ・サンタ・レスティトゥータというワイナリーとしてリリースされています。
モンタルチーノで作られるガヤのワインは、テロワールの魅力を最大限に表現したクラシックなスタイルで愛されます。ピエモンテのワインが大地のワインと称されるのに対し、トスカーナのワインは陽光の恩恵を受けた“光のワイン”と呼ばれる性質を持ちます。

またトスカーナ州には「ボルゲリ」のワインも存在します。ガヤは18回の交渉の末、この土地に畑をなんとか取得しています。このことから、ワイナリーには“望みのない交渉”という意味を持つカ・マルカンダの名前がつけられています。スーパータスカンとして人気を集めるこのワインは、やはり高額取引される対象となっています。

トレ・ビッキエリを最も多く獲得したガヤ

ガヤのワインには毎回感動する。
他にはない唯一無二の味でエレガント。
ハーフボトルもっと増やして欲しいな。 pic.twitter.com/o1MglpyK9X

— まあさ (@30pY79eu3WkmNvV) April 10, 2023

ガヤは最高の場所で最高のワインを作るということにこだわります。原料となるブドウは全て自社畑で作ったものであり、トップキュヴェに関しては出来栄えの悪い年にはワインを作らないという徹底ぶりです。

こうしたポリシーが高く評価され、イタリアワイン専門のガイドブックであるガンベロ・ロッソでは、数あるワイナリーの中でも最も多く最高賞のトレ・ビッキエリを受賞しています。このガイドブックは世界でも特に強い影響を持っているため、ガヤの人気と素晴らしさが全世界に伝わっています。

もちろんガヤのワインは日本国内でも人気であり、高級ワインとして高額取引されています。価格はワインの種類にもよりますが、1万円越えのものが多く、中には5万円、10万円以上と高い値段で販売されるものもあります。

またガヤのワインは人気であるため、希少性も高く入手も難しい傾向にあります。このような理由から、お酒買取査定においても高値がつきやすいワインとなります。

ガヤのワインをお持ちで飲む予定がない方は、ぜひお得なお酒買取査定の利用も検討してみましょう。買取査定をうまく活用することで、飲まないワインを無駄にせず、お得に現金化することができます。

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