イチローズモルト・トランプカードシリーズ買取ならお任せください!
イチローズモルトのトランプカードシリーズとは、かつて数量限定で発売されていたイチローズモルトの特別なウイスキーのことを指します。ラベルのデザインがそれぞれトランプの柄をモチーフにしていることから、トランプカードシリーズと呼ばれています。イチローズモルトのカードシリーズお洒落でかわいいね トランプカードと同じ54種類もあるなんて素敵...価格高騰しすぎて今は簡単に飲めないらしいけど
— chisa.moonoir (@sidog96) November 3, 2021
私は無知すぎて脳タリンだからお客さんが日々色々教えてくれて嬉しいし楽しいです pic.twitter.com/BxP12UcMLT
初めて発売されたのは2005年のことで、そこから2014年の販売終了までに合計で58種類のボトルがリリースされてきました。「クラブス」「ダイヤモンズ」「ハーツ」「スペーズ」と4種類A〜Kのシリーズに加えジョーカーも2種発売されており、それぞれのボトルに違うウイスキーが詰められているのが特徴です。
発売当時は1本1万円前後の価格でしたが、現在はリリースから何年も経っているということもあり、各ボトルに非常に高い価値が付けられています。デザインはもとよりボトルの中身がレアな原酒を使ったウイスキーというところも、トランプカードシリーズが絶大な人気を集めている理由となっています。
イチローズモルトは株式会社ベンチャーウイスキーが手掛けるウイスキーで、現在は秩父蒸溜所にてウイスキー作りを行っています。現行品としては「ホワイトラベル」が有名で、「ミズナラウッドリザーブ」などのリーフシリーズや「リミテッドエディション」なども人気があります。
イチローズモルトはもともと東亜酒造の設立者の孫であった肥土伊知郎氏が、自身の名前を冠したウイスキーを作りたいという意志の元から生まれたウイスキーブランドとなります。なおブランドそのものの設立は比較的近年で、2004年9月となっています。
そんな背景を持つイチローズモルトですが、かつて東亜酒造の時代は羽生蒸溜所というところでウイスキー作りを行っていました。東亜酒造の時代、1985〜2000年までに作られた希少で古い原酒をボトリングしたウイスキーが、イチローズモルトのトランプカードシリーズとなります。
なお現在羽生蒸溜所は残念ながら閉鎖されてしまったため、同じウイスキーを作ることは二度とできません。20年以上熟成された原酒など特別なものが使われており、現行のイチローズモルトとはまた違った格別な味わいを堪能することができます。
トランプカードシリーズの大きな特徴としては、ホグスヘッド(バーボン樽を組み替えたもの)で熟成されていた原酒を、さまざまな種類の樽で追加熟成を行っているというところが挙げられます。またシリーズ58種類のうちの大半のボトルがシングルカスクでのボトリングとなっているため、他にない個性のある味わいを堪能できる作りです。
そして加水をしないカスクストレングスにてボトルに詰められたものも多く、高いアルコール度数で濃厚な味を堪能できるのがポイントです。ボトルによって熟成期間やリリースされた本数が異なっており、違いを比べながら楽しむことができる点も大きな魅力となっています。
イチローズモルト・トランプカードシリーズを語る上で欠かせないのが笹の川酒造の存在です。笹の川酒造は東北地方・福島県にある酒造で、「笹の川」という日本酒銘柄で知られています。またここ最近では安積蒸溜所というウイスキー蒸溜所も運営していて、「山桜」といった銘柄のウイスキーも手がけていることで有名です。
実はイチローズモルト・トランプカードシリーズに使われている羽生蒸溜所の原酒は、蒸溜所閉鎖のタイミングで廃棄される予定でした。当時はウイスキーブームが下火であったため、蒸溜所の運営も順調ではなく、閉鎖を余儀なくされていたのです。そして肥土氏は当時ウイスキーの貯蔵庫を持っていなかったため、行き場のないウイスキー原酒は蒸溜所の閉鎖とともに廃棄処分となる予定だったのです。
しかしイチローズモルトの生みの親である肥土氏は羽生蒸溜所のウイスキー原酒を諦めることができず、笹の川酒造に保管を委託することになります。つまり笹の川酒造がこの原酒保管を受け入れていなければ、イチローズモルトのトランプカードシリーズは存在していなかったかもしれないのです。
このようにトランプカードシリーズは笹の川酒造が製造しているわけではないものの、非常に深い関係であることが知られています。日本のウイスキーを守りたいという多くの人の考えと協力のもと、トランプカードシリーズという素晴らしいウイスキーが誕生したことがわかります。
入手困難なイチローズモルト・トランプカードシリーズは、ウイスキーファンやコレクターからの人気が特に高いことでも知られています。実際に2019年には、54本のフルセットが香港の有名オークションにて約1億円の値段で落札されています。
もともと1本あたりの定価が1〜2万円前後であったことを考えると、驚異的なレベルで価格が高騰化していることがわかります。近頃のウイスキーの爆発的な人気を考えると、この価格はおそらく今後も更新されていくことでしょう。
イチローズモルトのトランプカードシリーズは全てが限定品としてのリリースであり、本数もそれぞれ数百本と非常に少なかったことで知られています。そして、もともとバラ売りだったため、シリーズ品を全て揃えるのはありえないほど困難でした。
当然フルセットのコレクションで現存するものは希少で、現段階では4セットのみしか明らかになっていません。そのためセット品には特に高額な値段がつけられています。発売から月日が経っている、蒸溜所そのものが閉鎖となり二度と同じウイスキーを作れないというところも、希少価値や流通価格を高めるポイントとなっています。
もちろんボトルごとの価格も高騰していて、1本に100〜200万円近い価格がつけられている状況です。未開封状態でボトル保管していた方は、非常にラッキーと言えるでしょう。
なおイチローズモルトのトランプカードシリーズは、希少価値の高さとラベルデザインの秀逸さから空き瓶ですら取引の対象になるほどの人気があります。お持ちの方は、ぜひお酒買取の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
イチローズモルト・トランプカードシリーズの買取査定で迷われている方は、ぜひ一度お酒買取専門店であるリンクサスまでご相談ください。リンクサスはお酒に特化した買取専門店で、レアウイスキーなどの買取に大きな強みを持っています。
豊富な知識を持った査定員が対応するため、ウイスキーにあまり詳しくない方でも安心して査定をご利用いただけます。もちろん査定料や手数料などは一切発生しません。お客様には負担額0円で利用していただけます。
またイチローズモルトのような人気ウイスキーは、1本からでもお気軽に査定依頼をしていただけます。査定額はボトルの種類や保存状態にもよりますが、未開封のイチローズモルト・トランプカードシリーズなら単品で数十万円という値段が付く可能性も大です。
もちろん1本に限らず、セットでの査定や大量買取にも対応していますのでご安心ください。「コレクションをまとめて整理したい」「お店の在庫を整理して買取してもらいたい」など、イチローズモルト以外のウイスキーなどを合わせて査定に出していただくことも可能です。
イチローズモルト・トランプカードシリーズ 買取に関するスタッフからの一言
イチローズモルト・トランプカードシリーズは、イチローズモルトの限定品として発売されたシングルモルトウイスキーです。