シャトー・ルパン買取ならお任せください!
シャトー・ルパンはボルドーワインの一つです。シャトーはボルドーの右岸、ポムロールの丘の中心あたりに位置しています。
シャトーの歴史は短く、ファーストヴィンテージが1979年とかなり最近になります。しかしデビューからすぐの1982年ヴィンテージがパーカーポイントで100点満点を獲得したことが話題となり、一気に有名ワインとなった“シンデレラワイン”であることで知られています。
そんなシャトー・ルパンの歴史は、ベルギー出身の酒商であるティアンポン家が当時所有していたヴュー・シャトー・セルタンの隣の畑を購入したところからスタートします。敷地の中に植えられていた一本の松の木(=ル・パン)が、シャトーの名前の由来となっています。
元々ルパンは安価なワインという位置付けであり、価格はヴュー・シャトー・セルタンよりも安く約100フランとされていました。しかしパーカーポイント100点獲得をきっかけにスターダムを駆け上がることとなり、一気に価格も高騰しています。
現在ではポムロールで唯一シャトー・ペトリュスと肩を並べる存在であるとも言われています。一時期は大人気ワインであるペトリュスを凌ぐ価格にまで高騰したこともあります。
シャトー・ルパンのワインは、マロラクティック発酵を行い作られているのが特徴です。今でこそスタンダードになっているマロラクティック発酵ですが、ボルドー右岸でマロラクティック発酵を取り入れたのはルパンが最初であったと言います。
実はルパンの畑は、シャトーが生まれる前にはマダム・ロービーの所有でした。その時代はバルクワインとして安価に作られ、ネゴシアンに販売されていたと言います。
そんな畑をティエンポン家が買い取った1979年、畑の状態は痩せていてあまり良くありませんでした。畑を再建するためには多額の投資が必要であったものの、ティエンポン家にはその余裕はありませんでした。
そのため苦肉の策としてヴュー・シャトー・セルタンにて使っていた樽を利用し、ルパンのワインを熟成させようと取り組んだのでした。この工程が偶然にもうまくいき、マロラクティック発酵による上質なワインの生産に大きく成功したのです。
マロラクティック発酵を行う赤ワインは、酸味が和らぎまろやかな味わいになるのが特徴です。ルパンのワインも凝縮した果実による濃密感があり、贅沢でエキゾチックな仕上がりになっています。
ルパンの畑は現在およそ2ヘクタール弱あります。土壌は鉄分の豊富な砂利質で、ほとんどがメルローとなります。畑の中にはカベルネ・フランもわずかに植えられていますが、こちらはルパンのワインにはブレンドされません。
ルパンはぶどう作りにとことんこだわって作られています。収穫はもちろん全て手摘みで行われおり、選果は畑でそのまま行われます。
収量制限が厳しく、1ヘクタールあたりわずか34hlしか収穫されません。そのためワインの年間生産本数は5,000〜7,000本ほどと、非常に希少なものとなっています。
こうして作られるルパンのワインは、メルローのパワフルさを感じられる仕上がりです。凝縮感、威厳のあるストラクチャーで、威風堂々としています。飲み頃も比較的長く、当たり年のものであれば10〜30年経っても美味しく飲むことができます。
ポムロールでもっともエキゾチックと呼ばれるスタイルで、果汁の肉厚さとそこに潜むココナッツや柑橘のニュアンスが絶妙です。粘性の豊かなワインであり、口に含んだ時の贅沢感は格別なものとなっています。プロからの評価が高く、それでいて生産量の少ないルパンのワインには、とてつもない価格が付けられています。1本の値段はヴィンテージによって変わりますが、少なくとも40〜50万円は下らないでしょう。
ヴィンテージによっては100万円近い価格が付けられているようなボトルも存在しています。当たり年や古い時代のワインになるほど価格は高くなる傾向にあります。
例えば100点満点を獲得した1982年ヴィンテージには、およそ200万円というとてつもない価格が付けられています。こちらはただ価格が高いだけでなく、特別なルートからしか入手できないほどの珍しさも備わっています。
このほか1989年、1990年、2000年、2010年あたりが当たり年のワインと言われています。ここ最近のワインであれば、2015年、2016年、2017年、2018年も人気です。当たり年のワインは流通価格が高めに設定されていて、お酒買取査定においても高額となります。
TRILOGIE
— 済木南希 (@natsu_style_) April 25, 2018
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出逢ってしまった。
一口含んだ瞬間虜にされてしまいました。。
美味しいは幸せ。#trilogie #pomerol #トリロジー #ポメロール#bordeaux #france?? #お鮨×ワイン#和食とマリアージュ#lovewine pic.twitter.com/p7UlhkFi7c
シャトールパンのワインにはセカンドワインに当たる、プライベートワインが存在します。「トリロジー」と呼ばれる赤ワインで、実はルパンと同じ畑のブドウが使われています。
情報の少ない謎めいたワインであり、このことがコレクターやワインマニアたちの注目をより一層高めています。生産本数も非公開であり、そもそも日本国内では出会うことすら稀なワインです。
トリロジーはもともと1990年代に、シャトーのプライベート用として作られたワインになります。若木の区画から作られる3つのヴィンテージのワインをブレンドしていることから、三部作=トリロジーの名前が付けられたと言われています。
わずか2ヘクタールの希少なシャトーの、さらに特別なプライベートワインということで、トリロジーには高い希少価値が付けられています。これまでには3つのヴィンテージブレンドだけがリリースされています。
セカンドラベル的存在ではありますが、他のシャトーのセカンドラベルとは違いファーストラベルよりも珍しい存在で入手は困難です。当然価格は高く、1本には10万円近いような値段がつけられています。
何十万円という高額で売買されるシャトー・ルパンの赤ワインは、コレクターや投資家からの人気も高く買取査定では高値がつきやすいアイテムとなっています。そんなルパンのワインを査定に出してみたいという方は、お酒買取専門店リンクサスにぜひご相談ください。
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なおルパンのワインはヴィンテージや保管状態で買取価格が変わってきます。売りに出す前には、できるだけ丁寧に正しく保管しておくようにしましょう。
なおルパン以外にトリロジーなども買取査定の対象になります。もちろんそのほかのボルドーワイン、別のワインについても相談が可能なので気になる銘柄があればお問い合わせください。
シャトー・ルパン 買取に関するスタッフからの一言
ボルドーでも高価なワインの一つに数えられるシャトー・ルパンは、味わいや香りの豊かさはもちろんのこと、年間生産本数が7,000本程度という生産量の少なさ、トップワイナリーに登り詰めるまでのストーリー性などから、希少性が高く手に入りづらいワインとしても有名です。