サントリーウイスキー山崎シェリーウッド1984、を買い取りいたしました。1982年製造、15年熟成の“山崎”が1997年に発売されてから、同じ流れで5年間だけ販売された商品で、1984年ものは限定3,600本という貴重品です。 海外市場でジャパニーズウイスキーの
人気はひじょうに高いのですが、その
人気を牽引しているのが“山崎”であり、今回のような
限定品です。その魅力、高値で取引される要因について整理してみます。
サントリーウイスキー山崎シェリーウッド1984 買取相場
項目 | 価格 |
弊社買取価格 | 430,000円~ |
通常価格 | 20,000円 |
他社買取価格 | 400,000円前後 |
再販価格 | 850,000円以上 ※ヤフオク・メルカリ |
サントリーシングルモルトウイスキー山崎とは

まず初めに“
サントリーウイスキー山崎”とは?このウイスキーの魅力、ポテンシャルについて説明が必要です。
シングルモルトウイスキー「山崎」が発売されたのは1984年3月14日です。今から36年前、当時日本で流通するウイスキーはブレンドが主流でしたので、
原酒100%のシングルモルウイスキーを楽しむ層は限定されていました。 「日本を代表する
シングルモルトウイスキーをつくりたい」、二代目マスターブレンダーであった佐治敬三の思いが
シングルモルトウイスキー “山崎”に結実したのです。当時はピュアモルトと名乗っていたため、今回のウイスキーも同じように表記されています。2004年からは“
シングルモルト”と変更しています。 発売当初はなかなか評価されませんでしたが、2003年以降国際的なコンペティションで数々の賞を受けるようになると、状況は一変します。 “山崎”への関心は高まり、新商品・
限定品問わずなかなか購入できないとうい状態になっていきます。こうした
人気とウイスキー自体の需要が伸びたため
原酒不足となり、一部商品は終売という残念な事態に発展します。しかしその供給不足がさらに高値取引に拍車をかけることに。 現在のラインナップはエイジング表記のない”ノンエイジ”または”ノン
ヴィンテージ”と呼ばれるものと、12年、18年、25年の4タイプだけです。しかし小売店で見かけるのはノンエイジタイプだけと言ってもいい状態です。今後も
品薄状態は続きそうです。“山崎”の取引相場については後ほど詳しく。
サントリーウイスキー山崎の買取価格

項目 | 価格 |
サントリーウイスキー山崎55年 | 要相談 ※2020年6月発売予定 |
サントリーウイスキー山崎50年2005年リリース初回版 | 1,300万~ |
サントリーウイスキー山崎50年2007年リリース | 1,100万円~ |
サントリーウイスキー山崎50年2011年リリース | 800万円~ |
サントリーウイスキー山崎35年 | 300万円~ |
サントリーウイスキー山崎25年 | 650,000円~ |
サントリーウイスキー山崎18年ピュアモルト | 82,500円 |
サントリーウイスキー山崎18年シングルモルト | 70,000円~ |
サントリーウイスキー山崎12年ピュアモルト | 30,000円 |
サントリーウイスキー山崎12年シングルモルト | 15,000円~ |
サントリーウイスキー山崎シングルモルト1984 | 500,000円~1,000,000円 |
サントリーウイスキー山崎ヴィンテージモルト | 80,000円~300,000円 |
サントリーウイスキー山崎シェリーバット | 15,000円~25,000円 |
サントリーウイスキー山崎シェリーカスク | 185,000円 |
サントリーウイスキー山崎ノンエイジ | 6,000円 |
サントリーウイスキー山崎リミテッドエディション2017 | 22,000円 |
サントリーウイスキー山崎12年 ピュアモルトゴールド | 100,000~250,000円 |
サントリーウイスキー山崎 50年について
2005年5月に一本100万円、50本限定発売~翌日には完売。第二弾は2007年9月50本限定発売。当日完売。2011年12月に150本限定発売、翌日完売。2005年ものは3,000万円で落札されたという情報もあり。
サントリーウイスキー山崎35年について
2006年5月に一本50万円、限定200本販売。翌日完売。再発売がないので、価格は高騰の一途です。
買取価格は”要相談”状態が多く、ヤフオクなどの流通価格は700万円を越える!
サントリーウイスキー山崎25年について
現行品、出荷量限定、小売価格は125,000円と高価格です。しかし現物を見かける機会は減っています。
買取価格は上記の通りですが、100万円でも売買されています。
サントリーウイスキー山崎シェリーウッドとは
サントリーウイスキー山崎シェリーウッドは5種類あり、製造年によって区分されます。すべてスパニッシュオーク製のシェリー樽で15年熟成した
原酒をヴァッティングしました。1997年に82年製造の”山崎シェリーウッド1982”が始めて販売され、2003年”山崎シェリーウッド1986”が最後でした。以降は“山崎シェリーカスク”として本数限定、また海外限定などで不定期に販売されています。 ”
サントリーウイスキー山崎シェリーウッド1984年”は1984年山崎蒸留所で蒸留され、15年間熟成し2001年限定3,600本販売されています。販売数は82年・83年が限定6,000本程度、85・86年は1,200本程度となっていて、希少性の高さが分かります。1982年から1986年までの5種類が揃ったセット価格は700万円超えというのもあります。
サントリーウイスキー山崎シェリーウッドが高値の理由

特徴・熟成年数など
人気の高いシェリー樽で15年熟成、バランスの良いと評判です。多くの方に受け入れられるウイスキーに仕上がっています。
限定品であること
3,600本限定、さらに2003年以降発売されていないという
限定品。
買取価格~流通価格とも押し上げています。
お酒買取専門店 リンクサスがサントリーウイスキー シェリーウッドを高値取引できる理由
お酒買取専門店
リンクサスは、その商品を欲している先、市場とネットワークを構築しています。そしてその市場は日本国内だけでなく、世界に広がっています。常に情報を共有しているので、どこの市場がどのような商品をいくらで欲しいのを把握しています。価格交渉に時間差が少ないと言えるでしょう。見つけたら、すぐ連絡が欲しい、というバイヤーが多数控えているのです。 中国市場だけではありません、
お酒買取専門店
リンクサスはウイスキー需要の高い欧米・中東、またインドやアジア諸国の富裕層とのネットワークも大切にしています。特にヨーロッパではジャパニーズウイスキーの評判が上昇中です。そうした流れを捉えることで、適切な選択が可能になるのです。
まとめ
サントリーウイスキー山崎はとても
人気の高いウイスキーです。特に中国での
人気は絶大で観光客がお土産で買い求めていくため、百貨店などの
売り場でもノンエイジタイプ以外を見かけることが無くなりました。サントリ今回の“シェリーウッド”シリーズは販売期間、販売本数限定商品です。まだまだ価格の上昇が予想されます。お手元にある方、情報をお持ちの方、ご一報願います。